孤独な学者の星

空堀商店街を歩いていると、「占いTAIHAKU」という黄色い看板をみつけた。外から中の様子はうかがえないものの、とても惹かれたので、明るくこんにちは、と言いながら、引き戸をすっと引いた。

なんだか今日は占い日和だなと感じていた。ここへ来る前に、髪に鋏をいれてもらい、邪気祓いをしたところだったせいもある。ここ半年間、私にはなかなかの窮地が続いている。それもこれも全てこれまでの自分の決断、自分の甘さが起因だったため、当然自らが選んだ道であり運命だと受け入れてきた。

先日、ひとまずの区切りをつけた。人生の区切りは新たな苦難と希望の始まりで、生きている間はどれほど困難があっても良いものだと信じている。苦楽を正確に実感せずにきたことで、今やっと、報いや発見を得ることができた。

私という人物であり星でり運命が如何なるものか、TAIHAKU先生に教えていただいた。占いとは頼るものではなく、見えていない部分の自分を告げてもらい、先回りして自分で自分を良い方向に導くことだ。全ては私自身の思考と行動にかかっている。

では、先生に教えていただいたことを幾つかここに挙げてみたいと思う。

★土の日生まれ

★学問・知恵の星のもとに生まれており、計画性があり、慎重、小説家に向いている

★孤独な学者の星のため、非常にデリケートで繊細、好き嫌いが激しく、急かされるのが嫌い

★エネルギーが弱い

★木が多く水がないため、考え過ぎる上に情に流されやすい

★毎年8月と9月(特にキツイ)は悪い時期なので、新しいことをしてはならない

★ラッキーカラーは黒(実際黒い服多め)、ピンク、紫

★水泳、水をたくさん飲む、温泉が開運

★読書はダメ(これはショック!読書は受身なのだそう)、しっかりとした運動が1番

★火のエネルギーとして、アルコール、アロマテラピー、オリーブオイル

★ラッキーナンバーは4、5、7
 4はコミュニケーション、仲介、整理整頓
 5は自分中心、正義心
 7は恋愛、社交性、金運
 4と7は音楽、特に歌手の星

先生が仰るには、歌いなさい、とのこと。また、運やツキがあるから、どんなに困っても誰かが助けてくれるのだそう。実にありがたい。山や木の多い所は良くなくて、水のある場所が吉。確かに、山は好きではなくて、川や海を好む。それには生まれながらの理由があったのかとおもしろくなった。

相性も占っていただき、こちらは可も不可もなく65点と出た。私は木ばかり、相手は水ばかりなので、お互い分け与えられるのは良い。相手は政治家の星であり楽天家で、エネルギーが強すぎる上に、ストレスを溜め込むとこの上なく頑固になる。ええ、その通り。最も気をつけるべき点は、私も相手もお互いに相手を弱らせてしまうこと。どちらもストレスをためると相手をダメにしてしまう。私には世話好きでソフトな人、相手には呑気な人がぴったりなのだそう。

私は水不足である。そのことをしっかり指摘していただけたことがうれしい。お酒の場には行くべきだったのだな。普段殆ど飲まないので、今後は少しずつでも人生に取り入れたい。もう何年も泳いでいないが、今年は少し泳いでみるべきだな。寺山修司をもじって、「書物を捨て泳ぎに出よう!」

好きな歌がある。TAIHAKU先生の話をうかがって、真っ先に思い当たった。我は魚になるべきなのだ。

われらかつて魚なりし頃かたらひし
      藻の蔭に似るゆふぐれ来たる
              水原紫苑


#占い #占いTAIHAKU #空堀商店街 #運命 #星 #数理運命学 #四柱推命 #九星気学