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ROOM’s Circle Vol.18「松本麻美さん/アクティブ・コネクター株式会社CEO&Founder」

ミラツクのメンバーシップ「ROOM」で展開する「ROOM’s Circle」。コミュニティ内外から素敵なゲストをお招きし、緩やかにお話を伺うオンラインの場です。テーマではなく人にフォーカスし、ゲストの魅力を通じて、ネットワークや繋がりを創造しています。

本日は2021年10月29日(金)にお招きした松本麻美さんの会をご紹介します。

本編

ゲスト:松本麻美さん/アクティブ・コネクター株式会社CEO&Founder

16歳で単身渡英し全寮制高校(UWC)で2年間過ごした後、カナダのMcGill大学、東京大学大学院の教育学研究科を修了。
外資系金融、パキスタンでの国際協力活動を経て、2013年に日本企業の外国籍人材の採用を支援するアクティブ・コネクター株式会社を創業。
400社を超えるスタートアップの外国籍エンジニア採用を手がける。
専門はグローバル人材、採用とはたらき方、ダイバーシティー&インクルージョン。Newspicksプロピッカー。
3歳と1歳の二児の母。フルリモートを機に栃木県の那須に地方移住。現在は田舎暮らしから見えてきたライフスタイルやワークスタイルを写真、ブログで表現している。
note: https://note.com/asamimatsumoto

お話を伺ってみて

コロナ禍において経営者として会社をフルリモート勤務に切り換え、ご自身もより良い暮らしを求めて家族で地方へ移住した松本さん。働き方が多様になる中で松本さんのように自然豊かなところで、自分にあった働き方を実現したいと思われている方は増えています。人生を見つめ直し、豊かに生きるために私たちはどう行動したらいいのか「価値観アップデート」をキーワードにお話を伺いました。

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もともと松本さんは神奈川県生まれの東京育ち。その後、ウェールズへ留学をされて、カナダのモントリオール、インド、アフリカ(ガーナ)、パキスタンなどグローバルで活躍されており、日本の地方に縁があったわけではないとのことでした。

そんな松本さんの日常を変えたのはコロナ禍でのフルリモート勤務。ご主人とお子さん2人と共に栃木県の那須塩原へ移住されました。移住して1年経った今、松本さんが地方移住によってアップデートされた価値観は主に3つです。

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1.「不便=悪い」ということではなく、手間暇をかける価値に気づいたそうです。むしろ手間暇かけることでしか見えないものもあります。
私たちは便利さを追求するあまり、過程を楽しむことを忘れているのかもしれないですね。

2.松本さんの美意識の定義は

何を自分が大切にしているのか、それを行動や言動で表していくこと

地方移住により物価や地価が下がったからこそ、オプションが広がり、お金がないから、ということを言い訳にしなくなったといいます。お金がないならないなりに工夫することで、自分が大事にしたいことが表出すると感じるのだそうです。

3.移住先は手つかずの自然が広がり、心が癒される一方、動物や自然と共存する中で時にはその自然が脅威にもなるとおっしゃっていました。しかし、それをコントロールしようとするのではなく、ありのままを受け入れて、リスクを意識して過ごしているとのことでした。

こうした自然の中で生き、コントロールしないという経験は会社をフルリモートで経営することに役に立っているといいます。

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参加者からはもともと人が自然の中で生き、人のつながりを大切にして過ごすという「当たり前」に回帰していっているのかもしれないとの声もありました。

今回のRoom Circleは「過度の便利さ」を手放し「足るを知る」ことで、目の前にある幸せをこんなにも再認識できるんだ、ということを地方移住を切り口に感じた1時間でした。

インタビュアー・文責:ミラツク研究員 鈴木諒子

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