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「AIの歴史とこれからの共生」

近年「AI」という言葉を耳に入れる機会が多くなってきている。AIはこれからの世界を発展させるために必要不可欠な技術であり、今後様々な場面で導入されるだろう。今回は発展していくAIについて兵庫県明石市に設立されたふくやま病院の理事長譜久山剛さんの意見を交えて考察していく。

今回の記事では近年発達したAIのことについて様々な視点から考えていく。
 
そもそもAIとは何だろう?突如世界に広がり人々の暮らしを豊かにするだろうと考えられているAIだがいつ生まれたのか?このことは後述で詳しく解説する。今回の記事ではAIの歴史これからのAIと人間の共生の在り方について譜久山さんの考えを交えながら提言していく。

 今回のインタビューで得られたテーマはAI技術をどのように利活用していくかということだ。譜久山さんはAI技術にアシストできるものはどんどんアシストしてもらおうという考えだ。その背景に人間でもAIにもできる単純な作業はAIに任せたほうが人為的ミス防止につながるし作業を置き換えることで人間のできる仕事の幅が広がっていくのではないかと考えていた。またAIへの信用性も重要はないかと考えていた。

譜久山さんの発言:AIがどこまで信用できるかどうか、AIを扱う人間も必ずしも判断能力とかに優れているわけではないし、利用する人が間違ったことをしていてもAI自身がそれに対処できるかどうかが重要。AIと人間がこれからどのように共生していくかは、正直わからないけれど単純な作業や繰り返しの作業は置き換えられたらいいなと思っています。AIに任せられることは任せたほうがいいと思います。例えば医者という立場だったら診断の部分でアシストしてくれるのではないかと考えています。まとめると手放せることは手放したりしてこれから働くうえで貴重になっていくのは現場の空気感とかだと思うからそれ以外はAIにとって代わってもらえたほうがいいのではないかと考えています。AIにはアシストしてもらえることはどんどんアシストしてもらおうということが僕の考えです。100%って絶対言いきれないよね。

 ここでAIの歴史について考える。AIの定義は「人間と同じように考えるコンピューター」¹というもので、実際には完全な人工知能は世界中どこを探してもない。人間の知能をコンピューターで再現させようとする研究は昔から、一生懸命取り組まれてきていましたが、未だに完璧に再現されてはいない。図1は世界のAIの研究のブームを表したものである。第1次AIブームは、1950年代〜1960年代。コンピューターに「探索・推論」させることによって、問題を解かせる研究が進んだ。第2次AIブームは、1980年代。コンピューターに「知識」を入れるアプローチでのAI研究が盛んに行われた。そして、2000年代のインターネットの広がりとともに、現在第三次AIブームに差し掛かっている。このように今まで、大雑把にAIの研究は3回のブームを経験している。近年では特にAI研究が盛んになっており実用までこぎつけけるかもしれないが完璧なAIが完成するまではまだ時間がかかるだろう。

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図1.AIブームの軌跡

前述から信頼のおけるAIの導入はまだ先の未来であることがわかる。しかし完璧ではないがAI技術を導入されている事例もある。そうなるとこれから重要になっていくことの一つに人間とAIの共生が挙げられる。私たち人間はAIとどのように共生していくべきか?ふくやま病院の譜久山先生はAIにどんどんアシストしてもらいたいとおっしゃっていたが私は仕事面ではある程度隔離し、人間がすることは全て人間でAIがやることは全てAIが行えばいいと考えている。混合させてしまうと人間の武器の一つであるコミュニケーションがとりづらくなり、それにより引き継ぎや連携がうまくいかない可能性がある。つまり便利なAIを導入しても仕事にもよるがコミュニケーションをとることができないだけで仕事の効率が悪くなる可能性があるということだ。もちろんAIと連携して物事を進めていく考えもあると思うが一人当たりの人間の知識や記憶力がAIに匹敵するとは到底考えることができない。ここにギャップが生じるため人間とAIが連携して仕事をすることは難しいと考えられる。これからの未来私たちがAIと共生していくためには、人間であれば創造性や協調性、AIであれば革新性や莫大な知識を生かしてお互いのフィールドでお互いの強みをいかし、ある程度隔離して暮らしていくことが重要であるだろう

 今回伝えたかったことはAIの歴史上まだ完璧なAIは再現できていないことと、AIとの共生にはアシストしてもらえることはどんどんアシストしてもらおうという譜久山さんの考えもあるが、ある程度隔離してお互いの強みを生かすことが重要になっていくのではないかという考えである。

 これからAI技術が導入されていくことが予想されるが重要なことはどう共生していくかということである。コミュニケーションをとれるAIが人々のコミュニケーションを阻害する可能性も十分ある。人々とAIお互い距離感をもって利活用することがより良い暮らしにつながるだろう。(18の未来予測13.人とロボットの接近より)                                           

                                                                                                黒木 亨太

参考資料
¹AIの歴史 https://ainow.ai/2019/11/29/180898/

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