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不安社会革命 | ニューバランサー達の「お金」との付き合い方


これからの不安社会からの脱却を「不安社会革命」と名付け、そこで活躍する新人類である "ニューバランサー達"の生態を少しご紹介しましたが、ニューバランサー達に愛されそうな不安社会を生き抜くための最新サービスの紹介から、未来を予報していきます。

第2回目は「お金」における不安に、どのようにニューバランサー達が対峙していくのかということについてです。

「国民生活に関する世論調査(2019年調査)」では、
今後の生活の見通しについて、生活が「良くなっていく」と答えた人が9%に対し、「同じようなもの」が62.3%、「悪くなっていく」が26.9%となっています。
特に、悪くなっていくと答えた人の割合は、50歳代から70歳以上で高くなっています。やはり老後の暮らしを不安に感じる人が多いが事実です。

新型コロナウイルス感染症の拡大は世界経済に多大なる影響を与えています。現実的ではないように思えた「ベーシックインカム」さえも、少し現実味を帯びてきました。

お金の不安は生活に直結しているため、国家レベルでも個人レベルでも「お金」への意識が変わる時がきたのかもしれません。
ニューバランサー達は、どのようにしてお金の不安を対峙するのでしょうか?

予報01:給料は前払い、後払いを選べるものに
(payme:簡単に給料を前払い)

給与の一部を前払いできる給与即日払いサービス。「日払い」は仕事探しでの上位の条件だが、企業側は手間がかかるという問題があり、それを解決してくれるサービス。そのため、このサービスを利用すると求人の応募数が上がり、定着率も向上するそう。すぐに給料が必要な人にぴったりのサービス。 

お金の振り込みを待つ時は不安が付きまといます。ニューバランサー達は自分たちのコントロールできる不安は積極的に解消していくため、このようなサービスを活用しながら、不安でいる時間をなくしていくライフスタイルを築いていくかもしれません。

予報02:将来の不安への貯金はAIで効率的に
(Clinc:将来の購入や金融危機に備えて貯金するためのモバイルアプリ)  

ユーザーの財務的目標を早く達成するために、支出状況を追跡し、毎月最適な預金額を決定して、Clinc定期預金に自動的に入金してくれるサービス。AIチャットツールが非常に秀逸で「最近半年間出張が多かったので、出張費用の内訳を出して欲しい」といった長く複雑な内容にも対応できる。財務目標を金融危機なども想定した設定にしておけば、万が一の時にも安心できます。

ニューバランサー達は、人工知能に任せる部分をどこにすべきか、自分たちが考えるべきことは何かを考え、積極的にテクノロジーを活用するでしょう。いちいち不安になってしまう日々のお金の整理は、ある程度人工知能に任せてしまって、自分自身が決断する/悩む時間をコンパクトにまとめるのが、ニューバランサー流のお金との向き合い方になるでしょう。


予報03:請求書と支払いのタイムラグはゼロに
(C2FO:請求書を少しだけ安く、すぐに買い取ってもらえるサービス)

企業間取引では入金と出金のタイミングがズレてしまうが、すぐにお金が必要な場合に利用できるサービス。請求書をアップロードすると買取金額が提案され、その提案を受けると24時間以内にお金が振込まれる。銀行などの第三者からお金を借りる際に必要な書類提出の手間も不要なため、手軽に早急な資金が得られます。投資家側は支払い完了後に満額を受け取ることができ、その差額が利益となるため、ほぼリスクゼロで利益が得られます。資金繰りが苦しい時に利用したいサービス。

個人も会社も、キャッシュフローが滞ってしまうことに恐怖・不安を覚えることが多いです。といって借入をするのも荷が重くなる...そんな想いを抱えるニューバランサー達は、このような「すぐにキャッシュ化」できる術をいくつも知っています。
自粛生活が続く / 断続的に起こる中でも、キャッシュフローは心の安心。なるべく自分の持ってる資産を積極的に細かなキャッシュに変える事で、心の安心を買うようなニューバランサーの行動もでてくると考えます。


【新型コロナウイルスで困っている人へ支援できる日本のサービス】

新型コロナウイルスによる被害事業者、検査技術の開発、医療体制整備、給食停止の影響で困っている人、収入に不安を抱える子育て家庭などに支援ができる日本のサービスの紹介です。

予報04:お金は自分のためだけでなく、誰かのために使う

ふるさとチョイス:
ふるさと納税で新型コロナウイルスで困っている人への支援

ヤフーネット募金:
最近は新型コロナウイルスの影響で困っている人、支援を求めている人が多く、ヤフー募金からだと、一覧で見れるので、探しやすいです

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自粛モードで社会にまわるお金の流通量が減ると、企業としては手元のキャッシュがなくなる懸念が常にあり、まさに上記のような支払い時期を少しコントロール出来るようなサービスがあると、助かります。

全ての人に無条件で一定の金額が支給されるベーシックインカムも、実施されれば「働く」ことの意義も変わって来るでしょう。お金への不安が、その分配方法や考え方が変わるだけで、全く違うものになる可能性があります。

トライアンドエラーが続く分野にはなるかもしれませんが、ニューバランサー達は今までの風習や慣例にとらわれずに、自分が納得するやり方を模索していくので、楽しみにながらこの状況を好機ととらえてサバイブしていくことになるでしょう。


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VISIONGRAPH Inc.は、年末に次の年の予報をしております。
2020年予報も無料でダウンロードできますので、ご興味のある方は、是非以下よりダウンロードしてください。

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