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不安社会革命 |  仕事の不安を「透明性」で解消するニューバランサー達

これからの不安社会からの脱却を「不安社会革命」と名付け、そこで活躍する新人類である "ニューバランサー達"の生態を少しご紹介しましたが、ニューバランサー達に愛されそうな不安社会を生き抜くための最新サービスの紹介から、未来を予報していきます。

今回は「仕事」における不安についてです。
働き方改革が進められ、働く時間の改善や大企業でも複業解禁の動きなど、
人生100年時代に向けて働くことの意味が変わり始めています。

新型コロナウイルス感染症の影響で、急きょ自宅待機のテレワークを推奨する企業が増えました。
初めての試みである会社のところも多く、最初は戸惑いの声もあったようですが、Zoomなどを駆使してテレワークに慣れると、メリットを感じる人も多かったのではないでしょうか。

テレワークについては昔からありましたが、これを機に普通になっていくことを考えると、チーム内での情報共有やタスク管理などがさらに重要になります。

■バーチャル環境での仕事(職場環境、働き方、複業)の不安と対峙する

予報01:バーチャルオフィスは透明化する(Tandem:リモートチームのためのバーチャルオフィス)

リモートチーム向けのバーチャルオフィスを提供。互いにどのアプリを利用しているかなど誰がオンラインで、何に取り組んでいるかを確認できます。既にAirbnb、Spotify、Dropbox、WeWorkなどが利用しています。バーチャルオフィスでも雑談や簡単なオンライン打ち合わせもやりやすい / 単なるテレワークよりも、よりオフィスにいる感覚が味わえるツールと言われています。

リモートワークが多くなり、オフィスの必要性については色々と思うところもある人が多いと思います。ほぼ「バーチャルオフィスでもいいんじゃないか?」そういう会社も出てくるでしょう。
しかし私たちは無意識にいつもオフィスにいる仲間の表情などで「何をしてるか?どう感じてるか?」という感覚から、私たちは連体感を持って仕事をしています。まさに"壁のない組織"をオンライン上に作ることで、ニューバランサー達は快適に働き出すかもしれません。

予報02:タスク管理からバランス管理へ。本来の仕事に集中することで不安を減らす (worklytics:職場で行われている作業をチーム毎に可視化できるツール)

worklyticsは、職場で行われている作業をチーム毎に可視化できるツール。
どのソフトを使っていたかを自分も/チームメンバーからも確認することができます。目的としては、本来の作業(エンジニアならコーディング、デザイナーならデザイン)ができているかどうかを判断するもの。例えばslackやメールばかりを開いていたら、直接話すようなコミュニケーションが少なくなっていることを可視化できるし、本来の仕事ができていないと客観視できます。チームリーダーは各個人のタスクを見るのではなく、チーム全体がやるべき仕事に取りかかれているかというバランスを見るようにシフトしていくでしょう。
「監視されている気がする...」と思う人もいるかもしれません。しかし、テレワークが続いて生産性が下がっていると気にしている声もあります。このサービスはリーダーが監視するだけでなく、自分自身の業務とも向き合うことができるツールとなります。
本来やるべきでない仕事がまわらない...そんな理不尽な状況からくる不安を解消していくために、ニューバランサーは積極的に自分自身の環境を透明にしていくでしょう。

予報03:リモートワークでは、気軽なフレームワークがチームのドライブをかける(Taskade:チームでのリモートワークに適したタスク共有ツール)

Taskadeは、リモートチーム向けのコラボレーションツール。
タスクのリストやカレンダー、ロードマップなどをリアルタイムで共同作業したり、チャットでコミュニケーションができます。現在は700以上のチームと10,000人以上のアクティブユーザーがいます。リモートワーク向けのツールは増えていき、人々が異なる場所、異なる時間に働いていてもチームとしての作業ができるようになります。

しかし、単純にタスクリスト、そしてホワイトボードだけがあってもリモート仕事にはドライブがかかりません。打ち合わせやプロジェクトにはテンポが重要です。
そこでTaskadeは、離れた場所でもアイデアを出したり戦略を練ったり、スケジュールを作ったり...といった様々なフレームワークをテンプレートとして公開、利用できるようにしています。
どう考えたらいいかわからない / みんなの意見がわからない / 何から始めようか...こんなストレスを抱えたままリモート環境で時間を過ごすと不安が募ります。
ニューバランサー達は、そんな時こそ、Taskadeなどの考え方やタスクリストのテンプレートを使って、もやもやしていることを溜めずにすぐ吐き出します各々が離れた場所でもサっと議論して仕事を先に進めることで、自分のなかの不安をなくしていくでしょう。

予報04:メンターとのマッチングが会社の業績の鍵に(Ellen:社内のメンターと結びつけキャリア相談ができるアプリ)

Ellenは企業の人材育成のためのモバイルチャットボット。
キャリアパスは個々の希望により大きく異なりますが、Ellenは全ての従業員と繋がる事で、それぞれの目標と弱点を認識し、社内の最適なメンターや成長できる機会とのマッチングが行えます。リモートワーク時などは、コミュニケーション不足になりがちなので、チャットボットで状況を把握し、メンターとも繋げてもらえれば安心して仕事ができます。

ある程度大きい会社に所属している人たちは、自分たちの人事部だけですべての社員の状態や特性を把握するのが難しい事をわかっています。ましてやメンタリングのマッチングは、不透明な人々の気持ちや意図が関わってくる所です。
それであれば、人ではなく、人工知能が人と人とをマッチングさせた方が嫌味がなく納得できるかもしれません。
ニューバランサー達は、人の介在が不透明なことを知っています。そのため、人以外が監視してくれる安心感を求めていくかもしれません。

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最近は様々なツールが出てきているので、まずは自分やチームのスタイルに合う物を探すために、試しにどんどん使ってみるというのは大事なことだと思います。

お互いの作業が見えるようになれば、仕事上のコミュニケーションも円滑に進めやすくなります。
不安な箇所を少しづつ潰していくことが、逆に楽しみになるようなツールの使い方が出来るとより良さそうですね。



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