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不安社会革命へ、ようこそ。 #ニューバランサー の時代

Covid-19の影響により始まった緊急事態宣言が延長されました。
これからも「不安」な社会が続くと思っている人は少なくないでしょう。
しかし、不安は今に始まった事ではなく、いつも私たちとともにありました。
私たちは、今こそずっと続いてきた“不安社会”を脱却する時だと考えます。
“これからの不安社会”とは、不安に積極的に立ち向かう人が
多数派になっていく様を表す言葉です。

立ち向かうべき不安とは何か?それは、社会によって作られる不安です。
テレビ、インターネット、SNSだけでなくリアルな口コミまで...
不安はバズとなって社会を包み込み、私たちの思考を停止させます。

不安な情報に翻弄されず、人々が自主的にその対処方法を身につけ、騙されない世界へ。
私たちは、ここから「不安社会革命」の未来を予報していくことを宣言します。

すでに始まっていた 不 安 社 会

2020年5月現在、感染症の影響により世界的に不安に溢れています。
しかし、もともと向き合わなければならなかった「不安」は山積みだったと言えるでしょう。

家計、経営、ライフ・ワーク・バランス、ワークスタイル、体調管理、教育のあり方、人間関係、お金、経済活動のあり方、格差の考え方、国・世界のあり方、気候変動などなど、考えなければならない (が、動きづらかった) ことが、感染症の影響によって一気に加速しているのがわかります。
不安を「見えないもの」にするのではなく、常に意識して「不安と一緒に生きる」生活へ。
戦うべきはウイルスだけでなく自分のこころ。その自覚から、不安社会革命ははじまります。

“作られた”不安と“定義された”幸せ

「マスク / トイレットペーパーまだ買ってないの?」
「昨日の都知事の会見見てないの?」
「Twitterのトレンドに上がってたけど知らないの?」
こんな声を自粛期間中にも聞きましたが、自分が知らない事=悪とされているような感覚。これに不安を感じる人もいるのではないでしょうか。

一方、ドラマや雑誌で取り上げられてきた“幸せ像”
そこから逸脱してしまうかもしれない...という不安を抱える人もいるかと思います。今まではそのような価値観を気にしないのは自由人 / 浮世離れ と言われてきましたが、これから「ニューバランサー」達の登場によって、彼らが多数派と予報します。

NEWBALANCER has arrived. - 新人類 ; ニューバランサー”

ニューバランサーは、常に不安を心に持ちながらも、作られた不安には流されない。
自分の軸をもって、希望と絶望のバランスの軸を保ち
うまく生き残る術を身につけた、あたらしい民族。
不安社会革命の中核を担います。

ニューバランサーの生態 **#01**「自分で決める変動軸」

期待に答えたい、幸せでありたい、自分を好きになりたい、成長したい、失敗したくない、現実を忘れたい、認めらたい、愛されたい...不安のもとは様々です。
今までは、メディアや社会に作られた幸せ / 不幸せ像から逸脱しそうになった時に不安を無意識に感じる人が多かったのではないでしょうか。

しかし、ニューバランサー達は状況を見ながら、幸せ / 不幸せの軸を積極的に自分の尺度で変動させます
自分の軸で幸せ/不幸せを定義し、なるべく自分が設定している軸と現在のズレがないように、不安と理想をマネジメントしていくのが、ニューバランサーの特徴です。

ニューバランサーの生態 **#02**「不安あおりへの嫌悪」

私たちには様々な欲求があります。上の図はマズローの五段階の欲求です。見た事ある人も多いかもしれません。

不安社会において、ニューバランサー達は欲求の多くが "メディアによって作られた虚像"であること、そしてそれが自分の意思ではないことに暗に気づいています

ニューバランサーは常に自分の不安と付き合うために、時間をとって自分を振り返り、自分の本当の欲求が何なのかを見極めています
そのため、作られた「不安」を察知し、嫌悪感を示すのです

ニューバランサーの生態 **#03**「選択的な人生設計」

誰かと一緒にいることは、不安を紛らわすこともできるけれども、逆に不安のマネジメントが煩雑になることもあります
・会社に所属しながらも、フリーランスのように副業や様々な社外活動ができるようにしたい
・家族と居ても、独身時代のように自由に動けるような暮らし方をしたい
・結婚しなくても / できなくても子どもを持ちたい 
そのような自分らしい人生設計を選択的にとるニューバランサーも増えてくるでしょう。

ニューバランサーの生態 **#04**「マイクロにいきぬき」

ついつい私たちは不安を溜め込んでしまうものです。
しかしニューバランサーは、その不安が大きくなる前に小さく息抜きを行って、バランスを保っていきます
気持ちを落ち着けるためのマインドフルネスヨガ・体操、リラックスのためのハーブなどの飲食物自分の考え方を知るためのワークショップなど、
積極的に自分と向き合うことで自分の不安と向き合い、マネジメントしていきます。
家族や同僚と一緒の息抜きのランチやディナーの時間も、本当に息抜きできていない時もあると思います。そこも意識的に自分の裁量の範囲で息抜きをおこなう術をニューバランサー達は習得していくと考えています。

これから5-10年かけて実現される、ニューバランサーの世界

「○○でなければいけない」
この不安を呼ぶような社会的な重圧は、コロナ以降はなくしていきましょう。それがこれからの不安社会を生き抜く上で、一つの生きる術となると私たちは考えています。

あなたの周りにニューバランサーらしき人はいますか?
これからニューバランサー達の生態を予報していきます。

紹介 | これからの時代は、誰といても "ひとり"で生きる時代へ

VISIONGRAPH Inc.では、毎年末に出しているレポートの2020年版"2020年予報"に、"これからの10年予報"ということで、このニューバランサーの考え方の一つである「ひとりで生きる」というレポートを出しています。
無料でDLできますので、ぜひ読んでみてくださいね。

特集:これから10年の未来予報「家族と恋人と友達といてもひとりで生きる」 自立した存在でいることが”幸せ”になる時代へ

東京都では2030年に単独世帯数がピークになる事が予想されています。
全国的にも同じ傾向高齢者の一人暮らしや若年層の未婚・晩婚化により”一人”がマジョリティになる時代になりました。
嫌が応にもソロ社会に向かっている時に家族がいても、恋人がいても、友だちがいても、一人の自立した存在として自覚し生きる方が、幸せになるのではないか?
これからの10年は(例え家族がいても)一人で生きる事への意識の一大転換の始まりだと予報します。

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