富士山噴火に備え、今何をすべきか考えてみた
こんにちは、miraiサークルのむっくです。
3か月ほど前の写真なのですが、
東京から九州に帰省するときに、新幹線から雄大な富士山が見えました。
どこから見ても雄大でかっこいい富士山。
でも、この富士山を「美しい景色」としてみるのか、「プレートのぶつかり合いによってできた地殻変動の産物」としてみるのか…。
みなさんご存知のとおり、富士山噴火に対する危機意識が、近年、一層高まっています。GWで時間もあったので、少しじっくり調べてみました。
① 噴火想定の改訂~17年ぶり!
約1年前の2021年3月、富士山の噴火想定が17年ぶりに改定されました。
富士山に関する研究が日々進み、新事実が続々と判明しているそうです。
溶岩流が到達する可能性のある範囲が広げられ、さらにその到達時間も短くなる、等、ハザードマップには大きな変更が反映されています。
② 東京にどんな影響が?!
私は東京に住んでいますが、東京に住んでいなくても、
日本の中枢である東京への影響は、無視できないものかと思います。
東京都には、噴火による溶岩流や火砕流は届きませんが、恐ろしいのは「火山灰」。風向きによっては、都市機能をマヒさせる可能性があるそうです。
「火山灰が首都圏に そのとき何が」
https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/video/3202.html
(4:30ほどの映像ですがとてもリアルです…)
たとえば、東電管内40万件に及ぶ、大規模停電が想定されています。
これは、電柱の絶縁体に積もった火山灰が雨に濡れることで、漏電が起きるためだそうです。
また、レールに火山灰が少しでも積もれば、鉄道の運転見合わせが想定されます。電車の位置を把握するために、レールには常時、電流が流れているそうなのですが、火山灰によってそれが不可能になり、信号が誤作動を起こすためだそうです。
さらに、重要なライフラインである水道にも影響が。火山灰が川を汚染することで浄水処理に影響が生じ、減水or断水が生じる地域が出る可能性もあるそうです。
ここに記載できないほど、他にも火山灰による影響がいろいろ想定されています。首都直下型地震だけでなく、富士山噴火もこうした大きな被害が想定されていることを、恥ずかしながらリアルに考えられていませんでした。
③ 私たちは今、何をすべき?
富士山噴火を想定し、今、私たちは何をすべきでしょうか?
地震などの大規模な災害への備えとして共通点はありますが、改めて考えてみました。
(1)まずは備蓄!
外出できなくなるので、食糧や飲料水の備蓄はもちろん、火山灰対策特有の備えも、以下のサイトにまとめられています。(マスク、ゴーグル、電化製品を守るラップ・・・等)
https://www.ivhhn.org/images/pamphlets/preparedness_jap_low.pdf
(2)人とのつながり
「震災時の助け合いは、日常の交流があるからこそ成立する」
私が大学生のときに訪れた、神戸の商店街。阪神淡路大震災の教訓を生かし、地元の商店街では、普段からの交流が盛んに行われ、顔を知っている関係が築かれていました。
一方、都会に住む私たちは、隣に誰が住んでいるかもわからない状態。
今日から、同じアパートに住んでる方に会ったら、積極的に挨拶をしよう・・・。
(3)「情けは人の為ならず」
震災時、周りに助けられた人の体験談を読むと、
「普段から困っている人に手を差し伸べていれば、いざというときに、自分も助けてもらえる」と思います。
(4)質素なライフスタイル
便利で豊かな生活に慣れ切った私たち。ライフラインが絶たれたとき、相当な苦しみを味わうことになりそうです。
質素な生活に「慣れる」ことなら、普段からできることかなと思います。
(私は、寝袋でもスヤスヤ寝れます!納豆+ご飯が毎日続いても平気です!みなさんは、自慢できる質素暮らしはありますか?☺)
④ 最後に~大地変動は時代の変わり目~
富士山噴火は、地震(首都直下型地震、南海トラフ巨大地震)に誘発される可能性も指摘されています。
歴史を振り返ると、こうした「大地変動の時代」は社会が大きく動いた時代でもあるそうです。
私たちも、いろんな矛盾や問題をはらむ社会を変えるために、この時代に生きているのかもしれないな。そういう前向きな気持ちにさせていただける記事でした。
miraiサークルでは、災害や戦争などの有事に備えて、物質面や精神面でどんな準備ができるのか、考えるフリートークイベントも企画しています。
まずは、こうした事態を「具体的にイメージ」するところから始まるのかもしれませんね。ご興味がある方はぜひ気軽にトーク会にご参加くださいね。(^^)/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?