彼岸花

毎年、9月辺りになると田んぼのあぜ道に彼岸花が咲き始める。
最近、あぜ道の改良工事があって数が減ってしまったけど。

これ、自生してるんじゃないみたいですね。
田んぼの害虫対策に農家が植えた物なんだとか。
そういや、彼岸花は花が咲くのに葉がないのはなんでとか、大体同じ場所に生えてくるのはなんでとか、ずっと不思議に思っていた。

球根から生えてくる植物で、戦時中の食糧難の時代には食料にもなったという話も聞いた。
もっとも、毒性が強いのでアク抜きをしないと中毒になるそうだけど。

子供の時、何もわからずきれいな花が咲いてるなと彼岸花を摘んで帰ったら「そんな物、取ってくるんじゃない、すぐ捨てて来い」とすごい剣幕で怒られた。
火事花と呼ばれていて、その花を持っていたらよくないことがあるからだと聞かされていたけど、後に冒頭の話を知って納得。

彼岸花と言えば赤がポピュラーだけど、前に白い花を見つけて「こんな種類もあるのだな」と。
この歳になって一つ勉強した。

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