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学生の挑戦心レポ②  ~ネガティブな時間はもったいない! 悩み抜いた6日間がもたらした力とは?!~


今回インタビューを担当したのは、国際教養大学の石井李佳です!

同じ大学に通い、現在アメリカに留学中の川上涼樺さんにインターンシップの経験についてインタビューしました⭐大学2年生の夏に秋田県雄勝郡羽後町の企業「株式会社そば研」さんでインターンシップをしてみて、出来ないことよりできることを見つけるようになった涼樺ちゃんは新しい自分を見つけました🙌

インターンシップ内容:秋田のそばのブランド化が農業放棄地を救う!
詳しい内容はコチラからご確認いただけます。

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李佳)インターンシップに挑戦しようと思ったきかっけからお願いします!

涼樺)インターンシップに参加しようと思ったきっかけは、その当時、とにかく大学外での経験をしたかった。

李佳)そば研さんのインターンシッププロジェクトを選んだ理由をお願いします!

涼樺)
自分の実家が農家で小さいころからの農業に関わりのある環境で育ってきていたんだけど、今は大学生になり、あんまり農業と関わる機会がなくなって、インターンシップのポスターを見た時に、そば研さんの“農業“ってワードにまず惹かれて、ちょっと一回その頃に戻ってみたいとか実際に秋田県の農業で経済とかも支えてる人とか、頑張ってくれている人たちもいるからその人たちをサポートしてみたいという気持ちもあって応募しました。


李佳) なるほど⁉  じゃあ,やっぱり農業が自分の中で結構大きかったってこと?

涼樺)
そうそうそう。 なんか、なんでだろう。

李佳)自分の資質とか能力とかが、企業さんに貢献できるなっていう部分ってあった?

涼樺)
うん!うん!ありました!PRっていうのが内容であって、その当時にプログラミングの授業とか取ってたから、その部分で貢献できるかなとは思ってたのね。でも、一緒にやった同期のインターン生がプログラミングの技術とか能力とかがあって、それに比べたら自分は貢献できないな…と感じたのね。だから、何が自分には出来るかなってめちゃめちゃ悩んで、英語翻訳とかもあったから、そこを忠実にというか、インターン先が伝えたい内容をできる限り伝えることを自分では頑張ろうと思うようになった。6日間めちゃくちゃ悩みました!

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李佳)自分の内面じゃなくて、プロジェクトの目標は何があったかな?

涼樺)
ポイントでいうと、インターン先が取り組む6次産業をインターネット上でPRする。ホームページやSNSで、そばや6次産業の発展・魅力を感じてもらうためのPR。幅広い人々っていうので「日本人だけじゃなくて外国人にも知ってもらいたいよね」ってなって、ホームページの英語翻訳。あと、同期のインターン生がそばのつくり方のビデオを作ってくれて、それの字幕の英語翻訳。あと、これはやってもらいたいっていうのに入ってなかったんだけど、字幕とかだけじゃなくて海外から訪問者が来た時に対応できないと意味がないよねってなって、簡単な英語案内もやった。時間が制限されてなかったら、もっとやりたかった💦 当時は、なんか「もっと先に先にっ!」ていう言動力には、なれてなかったな~っていう。

李佳)じゃあ、やっぱ期間的にはもっとやりたかったって感じ?

涼樺)
うん!夏休みの確か、8月の上旬だったと思うんだけど、去年の夏休みは、学校の予定でビチビチにやることあって、ポジティブに短かった。

李佳)じゃあ、やってみて今はどのくらいの期間やりたかった?

涼樺)6日間だったけど、夏休みいっぱい!

李佳)じゃあ、1ヶ月?

涼樺)
うん。大学が許してくれるなら2ヶ月!

李佳)なんか、わたしも昨日自分のインターンの目標立ててて、やってるとどんどん欲が出てくると言うかね!

涼樺)全然時間ない足りないじゃん!って感じるよね!

李佳)インターンシップをやりたいけど、そのほかにもコレもあるって悩んだこととか、インターンシップをやりたいからこれはあきらめよう!ってなったことってあったの?

涼樺)んー、なんかあったかな・・・。あっ!家族の時間!それまでは、夏休みになったらすぐ実家に帰る感じで、その時は挑戦心っていうのがなくて、2年生の夏休みは「それじゃダメだよな!」って思って、もし家族に会うならインターンシップした期間だったんだけど、そこをインターンシップの期間にあてたの。

李佳)それまでは、挑戦心がなかったって言ったけど、インターンシップを始めたわけじゃん。学生生活でインターンシップを始める時期としていつが適切だと思う?

涼樺
)始めやすいのはー…。大学での基準になっちゃうけど、やっぱ7月下旬かな。夏休み始まるのって7月下旬だよね?なんか、夏休み始まって、インターンシップまで時間空けちゃうより、大学で忙しく全力疾走してる勢いのままインターンシップ始めるのが時期的にいいのかなって。

李佳)学年的な時期は関係ない?

涼樺)うん!

李佳)インターンシップに期待したことと実際のインターンとのギャップは何かあった?

涼樺)
ポスターで紹介されてたよりも、収穫体験とか実践的な体験をさせてもらえたのは想定外だったかな。インターン先の方から積極的に「じゃあ、見に行ってみよう!」とか、「体験してみよう!」とか言ってくださって、想像よりも実体験は積めたかな~って思うかな。

李佳)自分の中ではこういう経験でどういう成長や変化があったと思う?

涼樺)
私はすぐ人と比べる癖があるの。「自分よりこんなにできるのすごい!」、「自分はこんなには、できないんだって!」でも、やっぱ「自分たちが貢献とか協力してる相手ってインターン先なわけじゃん」って、インターン先にとっては、もうそういう風に感じてるとか思って考えてる暇とかないと思うのね。なんかやっぱ 時間が今限られてるから、ネガティブに思ってもなんも生まれないし、それを感じてる・考えている時間でむしろインターン先にとってはめちゃくち無駄だなって思ったから、むしろ「何ができるんだろう」とか「自分が貢献できる形ってなんだろう」っていうふうに考える切り替えとかはめちゃくちゃ早くなった。

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李佳)期間中どこにやりがいを感じたでしょうか。

涼樺)
大きく分けて、二つあって、一つは成果をカタチにできたこと。インターン先の英語翻訳のシートだったりとか、同期のインターン生が作ってくれたビデオを完成させたりとか、インターン先がしたいっていう想いをなるべく自分たちなりのカタチでちゃんと残せたってのはやりがいを感じた。二つ目は、物理的にじゃなくて精神的やりがい。蕎麦屋さんをお手伝いした際のみなさんの温かいお言葉ね!「ありがとう!」とか「助かるよ」とかそういう一言だけでも自分の中で結構満たされた。

李佳)インターン先の変化とか気づいたことは?

涼樺)言葉に表すのが、すごく難しいんだけど、大学について聞かれることが多かったので「留学生ってどれくらいいるの?」とか「英語で話すのとか?」疑問に対しての部分や、自分たちが感じる海外とはって部分や海外の学生たちの考え方とか普段の生活とかを、インターン先のみなさんに伝えられたと思う。農業は高齢者の方が多いと思うんだけど、その中では海外にアクセスできないっていうか、ちょっと得られないような情報とか海外の若い子たちの視点っていうのも共有できた。グローバルな視野を持ってもらえたのかなって。

李佳)地域密着型の6次産業をしているインターン先だったけど、「秋田にとらわれない視野を提供することができたかな」という感じか!

翻訳の仕事で、外国人訪問者のためには簡単な英語の案内を作ったみたいなこと言ってたけどそば研さんは結構外国からのお客さんって来るの?

涼樺)
お客さんってよりかは海外の同業者はたまに来るらしい。アジア系だけど。その時のためのシートって感じかな。目的は多分情報共有かな。そうそう、 あと技術の勉強もあるかもしれない。実際インターンシップが終わって結構すぐにアジア系の同業者の方が来て「実際にその英語翻訳シートを使ったよ」って教えてもらった。

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李佳)インターン後、その経験が役に立ったことってあった?

涼樺
)はい。やっぱ 限られた時間、限られた場所で、どんだけ自分の能力を全力で発揮できるか。すごく今でも生かされているのかなと思ってる。でも短いインターン期間で、ずっとそばのことしか考えてなかった。自分も可能性を最大限に発揮するというか。今でもインターン期間の自分の勢いが続いてて、まだまだいけるって考えるようになっている。

李佳)インターンが終わったあとも自分ができることをたくさん留学先のアメリカでも探してるみたいなんだけど、 インターンシップをもう一回やるとしたらどんな経験をしたいとかある?

涼樺)
つなげる系のインターンをしたいなーっていうのがある。ターゲットは、まだ絞れないけど…。結構自分は、人と人を繋げるとか、その人とあの機会をつなげるっていう系に今すごく興味がある。エージェントみたいな。

李佳)おすすめのインターンシップってある?色々インターンシップをやってきたかもしれないのでそれでもいいし、なんかもうちょっと期間が長いのとかやりたかったっていう風な感じでも!

涼樺)
インターンする人ってすごくエネルギーある人たちだと思う。めちゃくちゃ向上心が強い人たちだと長期インターがいいのかな。短い期間だとそのやりたい欲とかが抑えきれないから長期がいいんじゃないか。今思えば自分がやった農業系とかも!普段学生生活では体験できない、プログラミングとか銀行とか6次産業みたいな。秋田県みたいに第1次産業とかさ、若者と地元の産業が関わる、今あるものを発展させる系かな。

李佳)涼樺ちゃんは秋田の羽後町って地方でのインターンシップをやったわけだけど、都市部でやるインターンと地方でやるインターンの魅力の違いって具体的に何かあるのかな?

涼樺
)都会のインターンシップ(1dayや体験型)ってめちゃくちゃ多くの学生を企業が受け入れて、グループに分けて「ちょっとサービスを考えてください。はい、どうぞ!」みたいな競争心が、むき出しな感じがして。一方、地元やローカルだと協力や人とのつながりをめちゃくちゃ大切にしてるところが魅力だったと思う。

李佳)アルバイトとインターンショップで働くことの違いは何だと思う?

涼樺
)インターンは、自分がやりたいことをやらせてもらえる。まあ、インターン先の想いもちゃんと考えなきゃいけないっていうのがあるけど、それをベースにして自分たちが主体的に作りたい形に向かってサポートを得ながら頑張れるっていうのがすごい魅力的な部分。 

アルバイトは、 本当に自分の存在や価値が分からなくなる。上手くいかなくて、お金をモチベーションにしても全然それは続かないし…。 それに意外とアルバイトって人とのつながりは浅いんだなあって感じる。本気で自分が考えていることの話しをする相手っていうのが一人もいないし…。どうせアルバイトだからっていうステータスになっちゃうから。

李佳)自分の成長のためにアルバイトを選択する人もいると思うけど、涼樺ちゃん的には、インターンシップの方が自分の中身とかも成長できるものだと捉えているってことかな?

涼樺)そうそうそう。結構その自分の感覚!アルバイトは受動的で、インターンシップは能動的って感じ。

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李佳)じゃあ、涼樺ちゃんにとってインターシップとは何でしょうか。

涼樺)
あー何だろう。 一言で言ったら、新しい自分を見つける機会かな。 まあ全部総括して振り返ると、苦しい時もあったし、しんどい時もあったけど、でもそれを通して、「自分ってこういう考え方してるんだ」とか、 今まで無視してきた自分を見つけるっていう意味での新しい経験だし、あと「もっと頑張りたかったなあ」とか、「もしかしたら自分でこういうことができるかもしれない」っていう意味でも自分にとって新しい経験や悔しい気持ちから生まれてくるから。


李佳)インターンシップをやろうかなと考えている学生にメッセージはありますか?

涼樺)
インターンシップをやろうかやらないか迷ってたら、 迷わずやったほうがいい!うん! とりあえずやったほうがいい。とりあえず動こう! なんかすごい好きな言葉で、とも・かく・うご・こう(知・覚・動・考)っていうのがあって、一年生だからとかじゃなくて、一番大切なことは、動くことだから、早めにインターンシップとか始めていいと思う!

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涼樺ちゃん、留学中で時差もある中、インタビューへ対応いただきありがとうございました☆



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