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リクルート流!?スタイリストが教える、おしゃれな服の選び方

スタイリストの仕事を始めて、早3年。仕事を始めた当初、母親に「服を選べない人なんているの...?そんな仕事成り立つの...?」という不安の目を向けられたのを思い出します。まだまだ日本では馴染みのない仕事なので、親が困惑するのも当然かもしれません。。。

なぜそんな仕事が成り立つのかというと、プロと一般の方には、服の選び方に決定的な違いがあるからです。だからこそ、「こんな服、自分では絶対に選べなかった!」という驚きがある。そして、口コミやリピーターが生まれてめでたく(?)この仕事で食べていける...という仕組みなんですね。

ただ、資格を取り立て、始めたばかりだとそもそも他人の服を選ぶことに苦戦する人も多いので(私もそうでした!)。自分の勉強も兼ねて、3つのポイントにまとめてみました!また、「服を選ぶのが楽しくない。。」という人にもヒントになればいいなと思っています(^^)

プロの服の選び方ってどんな感じ?

私が行なっているサービスの中で「同行ショッピング」というメニューがあります。お客様の服を90分で5〜7コーディネート選ぶというサービスです。やり方は様々ですが、私は事前にアンケートをいただき、回答内容をもとに下見をしてお客様のところへ伺います。

ちなみに写真はいただきません。(自主的にお客様が送っていただける場合もありますが)つまり「初めまして〜」の15分後には、その人にピッタリのお店へ案内し、服を選び、コーティネートを組んで、試着室までお連れするのです。

すなわち「アンケート命」なのです、、、!

じゃあ命のアンケートで何を聞いているか?というと3つのポイントに分解されます。さらに実際にお会いしてコミュニケーションを重ねることで、精度を上げているという感じですね!

服を選ぶ時に意識したい3つのポイント

さて、ポイントとは「WILL/CAN/MUST」の3点。そう、リクルートのキャリア開発で有名なアレです。(ただ、わかりやすいので拝借しているだけでリクルートの解釈とは若干違います)

WILL・・・未来の姿/叶えたいイメージ/理想
お金を払ってサービスを受けるということは、そもそも自力で解決できない何らかの課題を抱えています。つまりここでは「課題が解決した後の未来の姿」を知ることが重要です。

MUST・・・必ず守ること/譲れないこと/こだわり
オフィスコードやTPO、袖やボトムの丈、素材のここだけは抑えたい!という最低限のルールです。ただ本当に必要なことと、「こうなりたいけど(太ってるし)(こんな歳だし)無理だよね...」という遠慮から言っているだけかもしれません。ここは経験あるのみ!

CAN・・・できる/できない
予算、サイズ、また骨格診断やパーソナルカラーといった「似合う服のルール」もここに該当します。ウキウキして試着室に入ったのにジッパーが上がらない。。ショックですよね(涙)ブランドごとにサイズや丈、カッティングに特徴があるので、実際に試着して試すのが一番ですね!

「WILL/CAN/MUST」 が埋まったら、それに合わせてお店やコーディネートを選べばオッケーです!(ブランド/お店の引き出しの増やし方は、また別の機会にお伝えできればと思います)

ちなみになぜこれを使っているかというとスタイリストの師匠、前職スタートアップのボスと周りがリクルート出身だらけだったからです。また、起業初期に通っていたシーライクスでも何度かこのワークをやったので、ズブズブRマインドに浸っていたのです。圧倒的感謝ッッッ!

アンケートの取り方は養成講座で教えてもらえるかもしれません。でも、失敗したくないと思うほど、サイズは大丈夫かな?診断結果と合ってるかな?と「CAN」の部分にばかり気がとられがちです。そんな時こそ「WILL/CAN/MUST」を意識して埋めていくと、一歩先の提案ができますよ!

おしゃれなあの子みたいに、似合う服を選ぶ方法

最後に、おしゃれな人が服選びがうまい理由は、「WILL」の部分が明確だからだと思っています。興味があって、日々たくさんの情報を取り入れているからこそ「こんな服が着たい!」「次はこういうアイテムを買おう!」というゴール像がはっきりしています。まさに、好きこそ物の上手なれ、ですよね。

まぁこれはちょっと真似しづらいので。。おしゃれへの関心が低い人はまず、自分に似合う「おしゃれの仕方」を知りましょう。骨格診断やパーソナルカラーを知ると、自分に似合うものがわかります。そうすることで、選択肢を減らすこともできるし、こんな服も着ていいんだ!という発見があってワクワクできると思いますよ(^^)

さて、少し長くなってしまいましたが。。意外に養成講座で教えてくれない、「似合う服の選び方」。ただ診断結果に当てはめるだけじゃないんだよーってことが伝わると嬉しいなと思います!

それでは、また!

加藤みおり


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