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空間を形にする力を磨く:子ども向けオンライン模型コース

それぞれ子どもたちが自分で考えた家で図面を描きます。平面図では広さや動きなど、立面図や3Dでは立体にモノを見る目を養い、模型にすることで、実際に立体へと組み立てていきます。高学年になれば、数学的な計算もしながら、実際に学んだ知識を模型づくりにつなげていきます。
今回は、オンラインでその模型コースのご紹介です。


大切にしていること

  • 子どもの 個性や感性 を尊重し、創作を通じて 独創性 を育むこと。

  • 他者のアイデアを取り入れながら、 チャレンジ精神 を育てる場。

  • 住む人や家族を思いやる視点を持ちながら、 人や環境、安全性 に配慮した家づくりを体験する。

  • 模型制作や3Dソフトを使い、 空間認識能力 や 数学的な考え方 を学びます。

  • 完成した家には、その子の 想い が詰まっています。そのストーリーをぜひ感じてください。

子どもたちが「自分で考えた家」を自由に作ることを大切にしています。ただ「自由に作る」と言っても、それだけではありません。お子様たちには、そこで暮らす自分や家族、訪れる人がどのように過ごすのかを考え、住む人の視点で工夫を凝らしてもらっています。また、人や環境、安全面にも配慮しながら進めていくことで、建築の根本的な部分にも触れていきます。

たとえば、「ここに窓をつけたら明るくて気持ちよく過ごせるかな?」「子どもたちが安全に遊べるようにしたい!」といったアイデアを形にしていく過程で、自分の考えや想いをデザインに反映していくのです。このプロセスは、子どもたちにとって、とてもクリエイティブで楽しい体験になります。

さらに、設計を立体にしていく際には、丁寧さや高度な作業が求められます。たとえば、模型作りではカッターを使ってボードを切ったり、細かいパーツを組み立てたりする必要があります。このような工程を通じて、コツコツと作業を進める大切さも学んでいきます。「自分でやり遂げる」という体験を重視しています。

また、年齢に応じてできることや学んだ知識を活かす場面も増えていきます。たとえば、広さや高さを計算しながら設計を進めたり、図面の縮尺を意識して作業したりと、遊びの中にもたくさんの学びが含まれています。こうした経験を通じて、お子様たちは空間認識力や数学的な思考力を自然と身につけていくのです。

この教室では、楽しさの中にしっかりと学びを組み込むことを大切にしています。そして最終的には、お子様たちが「自分で考えた家」を完成させたときに、「できた!」という大きな達成感を得られるようサポートしています。そこに住む人のことを思いながら、自分のアイデアを形にしていく体験は、お子様の成長にとって大きな力になると信じています。

やることの例

どんな家を建てたいかイメージ
 → 家族や住む人が快適に過ごせる工夫を考えます。
平面図の作成
 → 部屋の広さや動線を意識して描いてみる。
3Dソフトで立体化
 → 立面図や色・素材を使って、画面上でリアルな家を作ります。
1/50〜1/200の模型づくり
 → 図面をもとに、実際に立体の模型を作成します。

オンラインでは、3Dソフトや簡単なツールを使いながら、リアルタイムで講師と一緒に進めていきます。完成まで楽しく学べるカリキュラムをご用意しています!


必要な準備
道具や材料の準備
 事前に必要なものをリストでお送りします。一部の材料は郵送でお届けします(送料がかかる場合があります)。以下は一例です:

カッター、定規、カッターマット
鉛筆やノート、方眼紙
パソコンまたはタブレット
 スマホだけでの参加は不可です。

注意事項
対象年齢:小学4年生以上推奨
 → カッターを使用するため、怪我防止の観点から 保護者の方のサポート が必須となります。
低学年のお子様も参加可能
 → 以下の条件を満たしている場合、保護者付き添いのもと参加可能です。
  - カッターの使用が上手である
  - 手先が器用である
  - やる気が非常にある
作業中の安全は第一優先です。お子様のサポートをお願いいたします。

申し込み

上記フォームからコースを選択しお申込みください。または、LINE公式アカウント、DM、メールでお問合せください。

【子ども建築士教室・模型コース オンライン】
¥10,000   オンライン
■ 月2回(1回2時間)■ 構想・平面図・3Dによるパース、立面図・1/50~1/200模型を作成します。■スチレンボードや専用のボンドなどは、その都度お送りいたします。

楽しみながらつくりあげていく

お子様たちは、自分で考えた家をさまざまな視点から見ることで、たくさんの発見をしています。たとえば、「家族がどんな動きをするのか」「どこに何があれば便利なのか」といったことを、自然に考えるようになります。私たちが「ここに扉をつけると動線がスムーズになるよ」と話すと、「お母さん、いつもここを通るから、そのほうがいいね!」と気づいてくれることも多いんです。お子様が、家族の動きをよく観察し、それを活かして工夫している姿には感心させられます。

また、3Dソフトを使う作業は子どもたちにとってまるでゲームのようで、夢中になって楽しんでいます。インテリアや家具、庭の配置を一つひとつ考え、住む人のことを想像している様子が伝わってきます。「この椅子はここがいい」「みんなで座れるスペースにしたい」など、それぞれのデザインに込められた想いを見るたびに、私たちもワクワクしています。

さらに、家の高さや広さを考えるときには、自分の体を基準にすることで、直感的に空間を理解していきます。たとえば、「スイッチの高さはこのくらいがちょうどいいかな」と自分の背丈を基準にしたり、「今いる部屋は6畳くらい?じゃあ、この家はどのくらいの広さになるかな?」と、自然に計算を始めたりします。こうした体験を通して、空間や数字への感覚が少しずつ育っているのを実感します。

模型づくりの時間は、集中力が試される貴重な体験です。カッターを使う作業は最初こそ難しく感じるかもしれませんが、少しずつ慣れていき、目に見える形で上達していきます。低学年のお子様には保護者の方のサポートをお願いしていますが、最初は少し不器用でも構いません。その子の「今の力」を大切にしながら完成を目指すプロセスこそが、何より重要だと考えています。

完成した模型を前にしたお子様の表情は、本当に誇らしげです。その家には、家族のこと、住む人のこと、そして何より、お子様自身の「想い」がたくさん詰まっています。完成した家について、ぜひご家庭でお話を聞いてみてください。きっと、お子様からたくさんのストーリーが語られるはずです。

これからも、お子様が楽しみながら成長していけるよう全力でサポートしていきます。一緒に、素敵な家を作りましょう!


参加するみんなへ

楽しくてしょうがないくらい、自分だけの楽しい家を考えてみよう!
どんな場所に住んでいる?どんな生活をしている?それっていつの話?大人になった自分の家かな?それとも、今の自分の家?

たくさん想像して、絵にしてみたり、言葉や文字にしてみたり、自分が得意な方法でどんどん表現してみよう!

「家の広さってどうやってわかるの?」とか、「図面って難しそう...」って思うかもしれない。でも安心して!建築士だって、最初から物差しで全部計って描いているわけじゃないんだ。ちゃんとヒントやルールがあって、それを知ると「なんだ、簡単じゃん!」って思うはずだよ。

そこからはゲームみたいに、3Dソフトを使ってどんどん家を作りこんでいこう!あんなことも、こんなことも、デジタルならやっちゃえる。間違えてもボタン一つでやり直せるから、どんどん試してみようね。

次は、実際に手を使って模型を作っていくよ。ちょっと難しくなるかもしれないけど、細かい作業をひとつずつ乗り越えたら、キミの家がどんどん形になっていく!

でも、ここではボタン一つでのやり直しはできないんだ。切っちゃいけないところを切っちゃったり、貼っちゃいけないところにボンドをつけちゃったりすることもあるかもしれない。そんな時はどうやって立て直そうか、一緒に考えよう!

大丈夫、完成まであと少しだよ!
壁を立てて、窓をつけて、部屋がひとつひとつできていく。屋根のパーツはパズルみたいで、「なんだこれ!」って思うこともあるかもしれないけど、図面で見た形がこんなふうに組み合わさるんだって新しい発見もあるよ。

そうやって、キミだけの小さな家が完成する。
そこには、キミの考えや想い、頑張りがたっぷり詰まっている。もしかしたら、未来の家までつながるようなすごい家ができるかもしれないね!

楽しみにしているよ!


保護者の皆さまへ

自分で考えた家が模型になり、それを手に持って帰るとき、子どもたちは本当に嬉しそうな表情を見せてくれます。自分の思いが形になり、その作品を家族や友達に見せることで、さらに自信と喜びが広がっていくようです。

完成した家には、その子どもならではの個性が映し出されています。どんなふうに家を作ったのか、ぜひお子さまに尋ねてみてください。その過程や想いを話すことで、子どもたち自身も「自分の考えたものが認められた」と感じ、さらに自信を持つことができると思います。

この活動では、模型を作る楽しさだけでなく、以下のような力を育てることを目指しています:

  • 空間を立体的に捉える力:形や大きさをイメージし、実際に手を動かして表現する経験

  • 数学的な考え方:寸法や面積の計算、図形の性質など、生活の中に隠れた数学を体験

  • 思考力と表現力:自分のアイデアを形にし、作品として伝える力

「絵が苦手」とおっしゃるお子さまも、建築ではさまざまな方法でアイデアを表現することができます。例えば、立面図や平面図、断面図などの図面を描いたり、3Dソフトを使って立体的に表現したりと、多様な手段があります。絵だけではなく、文字や数値、さらには言葉を使っても自分のアイデアを形にできるのが建築の魅力です。

オンライン授業では、これまでの経験を活かし、タイミングよく子どもたちをサポートします。画面越しでも一人ひとりの個性や思いをしっかりと観察し、必要に応じて寄り添いますので安心してご参加ください。

子どもたちが作った「世界に一つだけの家」を、ぜひ一緒に見て、聴いて、楽しんでいただければと思います。この活動を通じて、お子さまが自信と喜びを深め、学びの幅を広げるきっかけになることを願っています。


■MIRAICRAFT

https://www.miraicraft.net/

生きる力を引き出す子ども建築士教室 MIRAI CRAFT 主宰

■香川県高松市
■子ども建築士教室
 創造あそび・模型コース
■ベネッセみらいキャンパス講師    
■ミライクラフト一級建築士事務所

MAIL
miraicraft.art@gmail.com

■Instagram
https://www.instagram.com/mutsu_mirai_craft/
■Facebook
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