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自意識過剰からの脱却「誰もあなたを見ていません!」

3年くらい前にやめていた個人コンサルのお引き合いが、ここへ来て増えています。

不安定な社会状況の中、このまま今の会社で働いていて良いのか?何か他に始めた方が良いのではないか?など、キャリア全般の相談です。

皆さん新しい時代への変化を感じていて、これからの生き方働き方を模索していらっしゃるようです。

相談者の立場や経験に合わせてアドバイスは変わりますが、本質的には皆さんに同じことを伝えています。

それは「思いつくことは全部やってみよう」ということ。

どれだけ素晴らしいアイデアも、斬新なビジネスプランも、行動が伴わなければただの夢想。まずは何か動かないことには何も始まりません。

とくにある程度いまの生活が安定してる人ほど、動きが鈍い傾向が。

時々、他者の成功例などを見て、「実は自分は何年も前からそのことを思いついてた」的なことを言う人がいますが、思いつてても行動してないわけですから、後出しじゃんけんでは意味ありません。

運が良い人とはタイミングが良い人のこと。世の中は「やったもん勝ち」なのです。

とはいえ、人間はなかなかどうして腰が重い生き物。何か行動を起こすには、まずは「やりたい」が「めんどくさい」を上回る必要かあります。

そこをなんとか超えたとして。
次に人が行動できない最大の理由に「失敗に対する恐れ」があるでしょう。

生活もあるし、家族もいるし、無用な失敗は極力避けたいと思うのは当然ですよね。「未来の可能性」と「起こりうるリスク」を天秤にかけたら、やめた方が良い理由の方がたくさん出てくるのも理解できます。

そんな「やりたい、でもできない(というかやらない)」のループに陥った時、ぜひオススメしたいのがが「失敗することがなぜ自分にとってリスクなのか?」を一段掘り下げて考えてみること。

例えばこんな感じ。

失敗することがなぜリスクなの?
➡︎生活が立ち行かなくなるかもしれない

生活が立ち行かなくなったらどうなるの?
➡︎だれかに迷惑をかけるかもしれない

だれかに迷惑をかけたらどうなるの?
➡︎世間からダメな人と思われるかもしれない

最初の質問では、たいていお金とか日常が脅かされるなど物理的な不安が出てきます。

さらにもう一段掘り下げると、たいてい家族など身近な人への影響が出てきます。

さらにもう一段掘り下げると、たいてい「他人からの評価」を気にするような言葉が出てきます。

お気づきでしょうか?
行動できない原因は、一見お金や生活などもっともらしい理由のようでいて、実は「人からどう思われるか?」を気にし過ぎているということなのです。

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大学生の頃(前前前世かってぐらい昔)こんなことがありました。知人ととある駅で降りたら、その駅前広場にとても大きな木が生えてたんですね。私は「わー、素敵!」と思わずかけ寄り、木をなでなでしました。そしたら友人が慌てた様子で言いました。

「ちょっと、やめて!恥ずかしいから!!」

さらにその後、入ったお店のテーブルに可愛いお花が生けてあったので、思わずその香りを嗅いだらまた「ほんとやめて!恥ずかしいから!!」と。

そのあと雨が降ってきたんですが、その知人が何度も私に聞いてきます。「髪型、変じゃない?」と。べつに変じゃないよ、と言っても、せっかく巻いた髪が伸びてしまって嫌だの恥ずかしいだの何だの。

はっきり言ってやりましたよ。「悪いけど、誰も私らのことなんか見てないし!」

誰かに見られてるという前提があるから「恥ずかしい」なんて感覚が湧くんですよね。はっきり言って自意識過剰!うぬぼれんなって話。

、、、的なことと同じだと思うんですよね。人からどう思われるかを気にして行動が規制されちゃうのって。

あなたがどこで何をしていようが、誰も気にしていません。見てもいません。世の中みんな自分のことで手一杯ですから。

何らかの影響力のある人なら、多少行動や発言に気を配る必要があるでしょう。でも普通の人が転職しようが起業しようがSNSで何を言おうが、誰もたいして興味ありません。

本気で変化を求めるなら、まずは自意識過剰から脱却すること。

そして自分の衝動を信じて行動してみましょう。まずは見てみる、行ってみる、やってみる、聞いてみる、調べてみる、話してみる、などなど。

ただし!!
「行動しよう」というと、間違えた方向で間違えた努力をしはじめる人が必ず一定数いらっしゃいます。それでは意味がありません。単なるイタい人です。

次回は「戦略的行動のススメ」について書きたいと思います。

株式会社みらいびと


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