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【準備編】 Vol. 2-1 プロにライティングの極意を聞きに行ったら、たくさん勇気をいただけた話 (前編)

「インタビュー中は、目の前にいる相手との対話を大事にする」。

ミライ生き方カイギでは、経営者へのインタビューとその発信をより良いものにするために【準備編】と題して、発信のプロフェッショナルにお話を伺っています。

ミライ生き方カイギとは…
「これから、どう生きる?」という疑問を抱いた女子大生が、自分より少し先を走る先輩たちにインタビューをすることで、世界の見え方・日本の将来像・次世代の生き方をなんとか掴もうとするウェブ連載です。

今回は、ライティングの極意を伺うべく、ライターの古屋茉紀さんにインタビューを行いました。

私のインタビュー前の勝手なイメージでは、ライターという仕事は、「もともと自分が持っている世の中に伝えたいことに沿って、相手から話を聞き出して、それをうまく(時には自分に都合よく?)文章にまとめて発信する」という仕事だと思っていました。そのため、ライターの方から、冒頭に書いたような言葉が飛び出したのには、正直少し驚いてしまいました。

〜今回のプロフェッショナル〜
古屋茉紀さん
大学卒業後、テレビ局に就職し、憧れの報道記者として働く。しかし、仕事をしていく中で、このまま報道記者としてキャリアを築いていくことに違和感を感じ、転職。現在はWEB媒体の編集・ライターとして活躍している。

ーー まずインタビュー前の準備についてお聞きしたいです。古屋さんは準備段階では何をしていますか?

まず事前にインタビューする相手のことは徹底的にリサーチを行います。そして、記事全体のテーマだったり、記事の大まかな流れを考え、それをもとに質問案を考えます。

―― インタビュー中に相手の話を聞き出すために工夫していることはありますか?

インタビュー中は事前に考えた質問にこだわらず、インタビューを進めていく中で自分が面白いと思った話をは掘り下げていくことを意識しています。
インタビューの前に準備を徹底してやっても、予想外の話は意外と出てきます。そこを、面白がり、好奇心を持って掘り下げていくと、そのうち相手も「そういえばこういう話があるな」と感じで、いろいろ新しい面白い話を出してくれます。
これまで手応えがあったと思う取材には、インタビューしていく中で、質問案では想定していなかった気づきがありました。そのようなところを深掘りすることで、良い記事になっていくと思います。まずは目の前にいるインタビュイーと対話するということが大切です。

―― なるほど…!でもそれでは、本来聞きたかったことと軸がずれてしまうことはないですか?

インタビュー前に企画書を書く段階で、今回はこう言うテーマにしようというのは決めています。しかし、実際に記事をどんな構成にするかや見出しは、質問していくうちに固めていっています。もし話題が発散してしまったという場合には、記事の流れを意識して、追加で随時質問していきます。
ただ、noteは、文章のまとまりよりも、新たな視点や気づきに読者が集まってくる印象があります。経営者も学生からインタビューを受けるという機会は少なく、新鮮なお話も聞けるかもしれないので、対話を楽しみながらインタビューするといいかと思います。

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相手の魅力はどこなのか考えながら、想定していなかった相手からの回答には好奇心を持って深掘っていく、それをご自身も楽しみながらインタビューされている古屋さんの様子が、今回インタビューをしながら目に浮かびました。

そんな古屋さんにインタビューしたことで、ちゃんとできるのかなと少し不安も持っていた経営者の方々へのインタビューが、どんなお話が聞けるのかなあ、ともっと楽しみでワクワクしてきました。

最後に…
インタビューの後日、古屋さんがご自身のnoteで、私たちのことについて書いてくださっています!

取材を受けるような人は当然ながら、過去にも取材を受けまくっている。だから、取材を受ける人にとっても、「こんな話は初めてした」と思ってほしいし、読者にとっても新たな発見がある記事にしたい。

私たちも、インタビューを受けてくださる経営者の方々にも「良い時間だった」と思ってくださる記事にしたいと思います。

続くVol. 2-2では、我々悩める女子大生が、人生の先輩である古屋さんに、ご自身のご経歴についてお話を伺います!


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