最近の記事

大学院へ行こう!その3・1年間通ってみて

科目等履修生という制度を使い、仕事の傍ら大学院の授業を受講しました。1年間通ってみての所感を書き残そうと、久しぶりにnoteの記事を作成しました。 続・時間について 以前の記事にも書きましたが、時間とお金の捻出というのは重要なことです。 時間については、週に1日通学する日を設け、授業を受けること自体はそこまで大変ではありませんでした。 わたしは会社員ですが、職種はカレンダー通りの勤務体系ではなく、その中でも比較的個人で勤務日を裁量しやすい部署にいるときに通っていたのと、

    • 大学院へ行こう!その2・仕事との両立やお金のこと

      仕事をしながら科目等履修生として大学院の講義を受け始めて、約1か月が経ちました。 大変さも面白さも、感じたことは沢山あるのですが、この環境での「時間」と「お金」のことについて、備忘録兼どなたかのご参考になればと思い、書き残しておこうと思います。 時間のこと・通い方わたしの場合、週5日フルタイムで会社員として働きながら、週に1日・2コマの講義を受講しています。 授業は社会人向けカリキュラムや土日・夜間講義ではなく、平日の昼間に取っています。現状、リモートではなく対面授業です。

      • 大学院に行こう!(この春の挑戦)

        仕事を今までどおり続けながら、科目等履修生として4月から週に一日、大学院の講義を受けることにしました。 わたしにとってはやるぞ!と気合いの入った物事なので、このことについて書き残しておこうと思い、久しぶりにnoteに文章をしたためています。 大学院に行ってみたい、と考えたのは、コロナ禍で外国へ旅行に行くのが難しくなったことが、わたしにとっては直接のきっかけだったように思います。 2020年以前は、年に数回海外を一人で旅行することが大きな楽しみでした。 慣れ親しんだ場所では

        • 新しいZINEと、文学フリマのこと

          少し前になりますが、9/25に開催された文学フリマ大阪に、Tristanの屋号で出店しました。 持って行ったのは自作のZINE3冊で、そのうち2冊はこの文学フリマで販売開始をした新作です。 創作物の即売会に出店するのは初めてだったので緊張しましたが、とてもわくわくする楽しいイベントでした! 自分を含めこんなにたくさんの人が、表現したいことがあって自分で一から本などの作品を作っていること、それを販売できる場所があること、自分が手ずから作ったZINEが誰かの手に渡っていくこと

        大学院へ行こう!その3・1年間通ってみて

          桜嵐記をこれから見る方へ

          2022年2月11日に、BSプレミアムで宝塚歌劇 月組公演『桜嵐記/Dream Chaser』が放送されます。 深いテーマ性を持った文芸的な名作を数多く執筆される脚本家・上田久美子先生が、当時の月組トップコンビ、珠城りょうさんと美園さくらさんの退団公演として書き下ろした『桜嵐記』は、宝塚歌劇の歴史、そして演劇の歴史に残る大傑作!だと思います。 だからこの貴重な機会に、お一人でも多くの方にご覧になって頂きたい!あなたの人生の90分を、ぜひこの作品に頂戴したい!!! そんな思

          桜嵐記をこれから見る方へ

          月組作品ガイド(珠城さんのフィジカルな魅力に寄せて!)

          宝塚をご卒業されても引き続き敬愛しているご贔屓さま・珠城りょうさんの魅力について考えていたらだんだん楽しくなってきて、言葉を尽くして語りたくなる…。 それが高じてZINEを一冊上梓してしまったほどですが、語りたさの泉は枯れることを知りません。 色んな角度からその輝きを語りたい、好きな人の魅力を言葉にするのが楽しい…ここは敢えて切り口を「フィジカル」に徹してみるのはどうだろう?とふと思った次第で。 年末年始のお休み、何見ようかな?のご参考になれば何よりです…などと言ってみた

          月組作品ガイド(珠城さんのフィジカルな魅力に寄せて!)

          2021年・観劇まわりの振り返り

          色々あった一年だし、今年観劇した宝塚の作品について振り返ろうかなと思っていたのですが、そちらは手書きのノートにびっしり残しているので、ここでは「宝塚を好きでいる」ことから生まれた今年の出来事についての記録を記すことにしました。 何せこの2021年は、宝塚ファンになって研9(9年目)になりますが、「初めて」のことがいくつもあったのです! ステージスタジオに行きました実は2017年、グラホの公演中に一度行ったことがあるのですが、今年1月、Éternitaの公演中に2度目のステー

          2021年・観劇まわりの振り返り

          キャトルレーヴが神戸にあれば…(半分はコスメの話)

          宝塚歌劇のオフィシャルショップ、キャトルレーヴ。 わたしの一番馴染みのキャトル(キャトルレーヴの略称)は大劇場店で、仕事の行き帰りに立ち寄れる梅田店にもお世話になっています。 宝塚歌劇はオフィシャルグッズが結構早いサイクルで次々と発売されるので、好きな組の公演中などは特に足繁くキャトルに通うことになります。 わたしは「買うのはファイリングできる紙もの(主に舞台写真やポストカード、時々ポスター)と書籍・BD・たまにCD」という感じで、それ以外のアイテム(アクスタなどの紙じゃ

          キャトルレーヴが神戸にあれば…(半分はコスメの話)

          ピガール狂騒曲をこれからご覧になる方へ

          9月25日、奇しくもこの作品の大劇場初日と同じ日に、宝塚歌劇月組公演『WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲』がBSプレミアムで放送されます。 わたしは『ピガール狂騒曲』という作品が本当に大好きで、思い入れも沢山あり、もしまだ見たことがないという方にとっては、このとびきり素敵な作品と出会うまたとないチャンス!だと思うので、宝塚を普段ご覧にならない方にも入り口になれば…という思いで、この文章を書きました。 公式ホームページより、公演のポスター。大人っぽく

          ピガール狂騒曲をこれからご覧になる方へ

          8月16日以降の世界、旅の始まり

          「どこへたどり着く わからないけれど 旅の始まりに 胸は震える」 宝塚歌劇の大好きな作品『カルーセル輪舞曲』プロローグのこの歌詞を、わたしは人生の色々な時の灯台にしてきました。 このフレーズを歌う月組のトップスター、珠城りょうさんが宝塚をご卒業されるその日も、わたしが心の中で縋っていたのはこの歌詞だったように思います。 どんな物事にも終わりがあるけれど、その先には新しい「旅の始まり」が待っている!強がりでも痩せ我慢でも、無理やりにでもそう思うことで、わたしは世界や人生を肯

          8月16日以降の世界、旅の始まり

          「わたしのご贔屓様は、珠城さんです」と自覚するまでの話

          宝塚ファン用語に「ご贔屓」という言葉があり、特別に大好きでお慕いするタカラジェンヌのことをこう呼びます。 宝塚が好きだ、という話をするとしばしば「推しがいるんですか?」と聞かれることがあり、「推しじゃなくてご贔屓なんだよね…」と思いつつ、宝塚の話が出来ることが嬉しくて熱く回答したりするのですが、特定のタカラジェンヌを「ご贔屓」と呼ぶことは、個人的な感覚としては、一種の決意表明的な重みがあるように思います。 わたしの主観では、「推し」と「ご贔屓」の重要な違いは「ご贔屓様はただ

          「わたしのご贔屓様は、珠城さんです」と自覚するまでの話

          ZINE「月組観劇日記」を作りました

          宝塚歌劇・月組さんの舞台作品について色々書いたZINE「Tristan Takarazuka Journal 月組観劇日記」を作りました。 収録内容は、2021年7月現在、月組のトップスターを務めておられる珠城りょうさんの主演作26作品について、公演についての感想や個人的思い入れも含めた色々なことを、言葉を尽くして目いっぱい書きました。(公演のこと以外のコラムも、いくつか収録しています。) ZINEの中でも少し触れているのですが、こういう本を作ろう!と決めたのは、2021

          ZINE「月組観劇日記」を作りました

          ジャンヌさん大好き

          現在東京宝塚劇場で公演中の月組公演「ピガール狂騒曲」が大好きで、見るたびに長〜〜〜〜い感想文をノートにえんえん書いているのですが、数多ある大好き最高いっぱい語りたいポイントの中からひとつ、主人公ジャンヌさんの性格が凄く好きだ〜〜〜〜!!!という話。 舞台は20世紀初頭のパリ・モンマルトル。亡き母が残した唯一の形見であるペンダントを悪漢に狙われた主人公・ジャンヌは男装してジャックと名を変え、モンマルトルのムーラン・ルージュに身を隠す。裏方として働くうちに支配人であるシャルルに

          ジャンヌさん大好き

          「推し」という言葉について

          わたしが漫画や小説、ゲーム等々、物語にどっぷり夢中になるのは、大体において「好きな登場人物」が出来た時です。 好きな登場人物が出来るとその人の魅力や持ち味についていっぱい語りたくなる…のだけれど、そういう語りをするときに非常に便利かつ的確な言葉「推し」が、なぜかどうにも気恥ずかしくて、うまく言えない、書けない、使えないのです…。 そもそも「推し」っていう言葉がこんなに普及する前、「好きな登場人物」のことを何て呼んでいたんだっけ…? 何て言うか、この人が素敵だと思うんです

          「推し」という言葉について

          神殿からアトリエへ

          大好きなバンド、NONA REEVESのギタリスト・奥田健介さんがソロプロジェクトを立ち上げたという発表がありました。 そのご挨拶文の中で、奥田さんがソロ活動で取り組みたい内容を3つ挙げたうえで「そんな3本柱からなる神殿を、他ならぬ自分のために建てようと決めました。」と書かれていて、わたしにも実は「神殿」があることを文章にしてみたくなりました。 わたしは「紙のノートに文章を書くこと」を人より多くやっている方だと思います。 映画や観劇の感想だったり、旅行の記録だったり、ただ

          神殿からアトリエへ