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ゲーム依存 対応に必要な『7つの応用』

こんにちは。
ネット・ゲーム依存回復支援サービスMIRA-i(ミライ)では、ネット・ゲーム依存について1人でも多くの人に正しく理解してもらうことを目的に情報発信を行っています。

前回は『スマホゲーム依存症』という本を参考に、ゲーム依存の「四つの事前準備」についてお伝えしました。

今回は、ご家族がゲーム依存に対応するために必要な「7つの応用」についてご紹介します。

①ゲームについて本人に聞いてみる

あまり会話ができていなかったという方は、思い切ってスマホやゲームのことを本人に聞いてみるのもよいでしょう。本人にとってスマホゲームは依存するほど好きなものです。
自分の好きなことに関心を示してくれる人には、意外なほど素直に話してくれることがあります。

②ルール作りは本人を交えて家族全員で行う

一方的にルールを押し付けてしまうと反発心ばかりが芽生えてしまって逆効果です。
ひとたび対立点が生まれてしまうと、ルールを守らないための理由を次々生み出してしまうパターンに陥ってしまいます。
本人の意思も尊重しながら、なぜそのルールが必要なのかをともに考えて決めていくことが大切です。

③第三者の力を借りる

ご家族だけでの対応が困難な場合は、医療機関や私たちのような相談機関のカウンセラーなど第三者を介したコミュニケーションを行うことをためらわないでください。

④スマホゲーム・機器・機能の知識を身に付ける

本人が依存しているスマホゲームについてご家族が興味、関心を持ち、知識を持っておくことが大切です。本人がせっかくゲームの話をしてくれても理解することが出来ず、話が噛み合わなくなってしまいます。

⑤本人の現実生活に関心を持つ

人がスマホゲームに没頭するのはあくまでも一時的な心の安堵を得るためです。
依存に至る背景には、様々な辛い現実から逃避したいという願望があるかもしれません。現実生活が充実していれば依存は起きにくくなります。
また、現実生活を充実させていくことで早期に回復していく傾向があります。

⑥スマホゲーム記録をつけてもらう

記録をつけることで、本人が自身の生活パターンを把握できるようになります。それにより、改善のヒントが見つかるかもしれません。
起床時間、食事、入浴、勉強、仕事、休息、スマホゲーム、インターネット(具体的な使用方法)、就寝時間などについて記録します。

⑦ゲーム時間が減ったらほめる

ゲーム時間を減らすことができたらどれほど些細な事でもほめましょう。
「頑張っているね」、「最近プレー時間が減っててすごいね」などと褒められると本人は前向きな気持ちなれます。

今回はゲーム依存の対応に必要な7つのポイントをご紹介しました。

今後も様々なテーマについて情報を発信していきたいと思います。

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引用・参考文献
樋口進、2018、「スマホゲーム依存症」、内外出版社


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