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【連載】SDGsの波に乗って10年先を見てみよ?①

おはよう、こんにちは、こんばんは!



今日は、「SDGs」についてお話しようと思う。



みなさんSDGsについてどれくらいご存知だろうか?

サムネイルのカラフルなわっかのバッジを背広の胸ポケットにつけたビジネスマンを見かけたりするかもしれないが、それだ!



「はじめて聞いた!」って方のために、SDGsについてざっくりと説明するね。



そもそもまず、読み方は、SDGs(えす・でぃーじーず)だ。



Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)を略してSDGsという。



以下Wikipedia様より↓

持続可能な開発目標とは17のグローバル目標と169のターゲットから成る国連の持続可能な開発目標。 2015年9月の国連総会で採択された『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ』と題する成果文書で示された2030年に向けた具体的行動指針。

と文章で書くとこんなかんじだ。



ここで書かれている「17の目標」とは何かというと、以下の図のとおりだ。

いちおう文字に起こすと


1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
3. すべての人に健康と福祉を
4. 質の高い教育をみんなに
5. ジェンダー平等を実現しよう
6. 安全な水とトイレを世界中に
7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
8. 働きがいも、経済成長も
9. 産業と技術革新の基礎を作ろう
10. 人や国の不平等をなくそう
11. 住み続けられるまちづくりを
12. つくる責任 つかう責任
13. 気候変動に具体的な対策を
14. 海の豊かさを守ろう
15. 緑の豊かさを守ろう
16. 平和と公正をすべての人に
17. パートナーシップで目標を達成しよう


といった感じだ。。


たくさんあるねー、、



そしてさらにこの17の目標に対して各項目ひとつに対し、平均10個ずつくらいで169のターゲットが設定されている。



まぁ会社でたとえるなら、部署ごとのミッションが17の目標で、そのミッションを達成するための具体的な数値目標が169のターゲットみたいな感じだ。



ひとつひとつ読んでるとやになってしまうと思うので、雰囲気だけでもつかんでもらうためにターゲットの具体例を以下に示した。



たとえば1の「貧困をなくそう」だとこんなかんじだ。

1.1 2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。
1.2 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、すべての年齢の男性、女性、子どもの割合を半減させる。
1.3 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度および対策を実施し、2030年までに貧困層および脆弱層に対し十分な保護を達成する。
1.4 2030年までに、貧困層および脆弱層をはじめ、すべての男性および女性の経済的資源に対する同等の権利、ならびに基本的サービス、オーナーシップ、および土地その他の財産、相続財産、天然資源、適切な新技術、およびマイクロファイナンスを含む金融サービスへの管理を確保する。・・・

かなり具体的に目標がかいてあるものもあれば、ざっくりなものもある。



こういった感じで、17の目標に対し、ひとつひとつターゲットが合計169個設定されている、というのがSDGsなんだ~という認識があればまず良いと思う。



これらを2030年までに達成しよう、というのだから、かなり急を要するお話だ。



あんまり日常では意識されづらいことかもしれないが、地球はもう、私たちの経済発展による影響に結構耐えかねている状況であるというのが現実だ。



最近「ESG投資」という言葉を耳にしたことはあるだろうか??



Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス=企業統治)の3つの観点から企業の将来性や持続性などを分析・評価した上で、投資先(企業等)を選定していく投資方法だ。



今、世界中の投資家たちはESG投資に注目している。



SDGsは2015年に採択されたが、それと同時にフェイスブック社の最高経営責任者マークザッカーバーグ氏も、世界のインターネット普及率を向上させ、雇用創出や貧困削減、教育に貢献していく姿勢を示し、いち早く世界中の投資家にESG課題に取り組む姿勢をアピールした。



ということは、、これからSDGsに取り組む企業が投資家たちからは評価されて行くわけで、それに伴いSDGs関連の事業への雇用も増えて行くわけだ。



「ビジネスと持続可能な開発委員会」は、SDGsに関連したビジネス分野で年間約12兆ドルの価値を生み、2030年までに最大3億8,000万人の新規雇用を生み出すとしている。



この10年間でやってくるSDGsの大きな波に乗って行くのも良いのではないかと思う。取り組むことで、ブランディングにもなるし、うまくいけば話題性もあると思う。



具体的には、こんな例がある。Global Mobility Service株式会社という会社のサービスの事例だ。



こちらの会社は「IoTを活用した貧困層向けローン」を提供している。


収入が少なく、信用不足でローンの審査承認対象外となっていた人々に対しIoTを活用することでオートローンを提供。自動三輪車の購入を可能とすることで、タクシーや物流等の就労機会を創出。フィリピン、カンボジア、インドネシア、日本にて展開中。今後は農機・建機等も含め東南アジアに拡大予定。(2018年12月経済産業省政策局事務局説明資料より)



こちらの自動三輪車は、返済が滞るとエンジンが掛からなくなり、提携金融機関へ支払いを行うと、すぐにエンジンが掛かるようになる仕組みになっている。



「信用不足でお金が借りられない」という障壁を「IoT」によって解決しているのだ。



SDGsの17の目標の中では、目標1の「あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ」にアプローチしている。



といったように、さまざまなベンチャーがこのような社会問題とビジネスの両方に取り組んで行くのはとても良いことだと思う。



大企業からしても、最初は出島戦略的に小さく試して行くことができれば資本提供先としてもwin-winだ。



経産省がこの事例をピックアップしているのもこのようなチャレンジを後押しする意思の表れなのだろう。。。



というわけで、今日はSDGsの可能性について、お話してみた!



堅苦しくてちょっととっつき難い話題かもしれないが、ほかにも私たちの身の回りではいろんなSDGsに取り組むチャンスであふれている。



特に今日は、SDGsの可能性について知っていただきたくて、話が少し壮大になってしまったが、これから良い事例を発見したらこちらで随時紹介できたらと思う!



というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございましたー!



では、また明日ー!!



みっぱ




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