製薬会社の営業が他業界でも成功する3つの理由とスキル
こんにちは、鈴木実麻です。
今日は、自分自身が製薬会社の営業マン=MRを経験していたところから、営業時代に学んだことが経営に役立っていることとして、記事を書きたいと思います。
はじめに:MRとは?
製薬会社の営業職、通称「MR」(Medical Representative)として働いていた経験は、他業界でも広く通用するスキルの宝庫です。「お医者様に薬を売る仕事をしているだけ? 」いえいえ、それはほんの表面的に見えてる情報に過ぎません。(そもそもMRは価格交渉はしないので、情報提供だけ)
実はMRの経験で培ったスキルは、あらゆる職種や業界で役立つものが多いのです。今回は、MRが他業界でも成功する理由を3つの観点からユーモアポイントを交えながらお伝えしたいと思います。
1. プレゼンスキル:お医者様相手のプレゼンは、実は戦場
製薬会社のMRと言えば、お医者様に薬の情報を提供するのがメインの仕事。でも、これが簡単なプレゼンだと思ったら大間違いです。お医者様は忙しい上に、知識も豊富。相手に分かりやすく、なおかつ興味を引きつつ、限られた時間内で価値を伝えなければなりません。これって、まるで戦場ですよね。
他業界でも、クライアントに自社の商品やサービスをプレゼンする場面は多々あります。でも、MR時代に鍛えられた「相手の立場に立って話すスキル」は、どこに行っても武器になります。プレゼン中にお医者様が「ところでこの薬、最近の臨床試験結果はどうなっているんだ?」なんて唐突に質問してきても、即座に冷静に対応。これは、どんなシーンでも使える「即応力」です。
ポイント: 他業界の営業であれば、「ちょっと数字を見せてもらえますか?」と聞かれることが多いのかなと。MRの場合、「今すぐエビデンスを出して」と真剣な顔で聞かれることもしばしば。そんな時、「出ました!ついにその質問が!」と心の中で叫びつつも、落ち着いて対応できるのがMRの底力です。事前準備と日々の勉強が問われますね。
2. 講演会の企画:数百人規模のイベントもお手の物
MRの仕事はプレゼンだけじゃありません。時には数百人規模の講演会を企画・運営することもあります。名医をゲストに迎え、最新の医療情報を医師や医療関係者に提供するため、会場手配、予算管理、資料準備、そして当日の設営から運営まで、すべて一手に引き受けます。
このプロジェクトマネジメントスキルは、他業界で大いに役立ちます。イベントプランニング、商品発表会、さらには大規模なビジネス会議の運営など、多岐にわたる場面で活用できるのです。予算を守りながら、質の高いイベントを実現する能力は、どの職場でも重宝されます。
ポイント: 講演会の企画をするたびに、「今日のイベント、うまくいくかな?」と不安になることも。ところが、終わってみると参加者から「素晴らしいイベントだった!」というフィードバックが。そんな時には、「次の講演会もよろしくお願いします!」と言われた時の喜びは半端ないです。たまに思わず心の中で「いや、次は少し休ませて…」なんて思うことも(笑)けれど、そんなスキルが実は他業界で大活躍するのです。
3. 地域連携:あなたの街を元気にするのもMRの仕事
MRは、担当エリア内の医療機関との連携だけでなく、地域社会とも密接に関わります。たとえば、医師会や区役所、ケアマネジャーとのネットワークを駆使して、疾患の早期発見や治療法の普及を進めるためのプロジェクトを実施したりします。これは、単に薬を売る営業とは異なり、地域全体の健康を守るための活動です。
この「地域との連携スキル」は、他業界でも大いに役立ちます。たとえば、地方でのビジネス展開や、地域活性化プロジェクトに参加する場合、MRで培ったネットワーキング能力が非常に効果的です。人との繋がりを築き、信頼関係を深めるスキルは、どの業界でも成功の鍵を握ります。
ポイント: 「私がこのエリアの顔です!」とMR時代は自信満々に言っていたものの、時には「あれ、この地域の医師会長、実は怖い人…?」なんてことも。でも、そんな難関を乗り越えられるのがMR。どんな困難も乗り越えて、地域社会に貢献していくその姿は、他業界でも大いに通用します。
まとめ:MRはどこでも通用する最強の職業
製薬会社の営業職であるMRは、単に医薬品を売るだけではなく、プレゼン能力、イベント企画力、地域連携力など、幅広いスキルを磨いています。この経験があるからこそ、MRはどの業界に行っても活躍する力を持っているなと自負してます。プレゼンが得意で、プロジェクトを管理でき、人とのネットワークを築ける──そんなオールラウンダーがMRなのです。
最後に、MRで培ったスキルを他業界で活かすために大事なことは、挑戦する心です。これまでの経験に自信を持って、新たな分野でも飛び込んでみましょう。MRは最強の職業であり、そのスキルはどこへ行っても輝くと信じてます。
もちろん他にもたくさん魅力的で思い切り成長できる職業はまだまだたくさんあると思います。置かれたフィールドで、やれることを思い切り挑戦してみて、自分を高めてみてください。経験は財産であり、価値をつけるのは自分です。