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決心したはずなのに、顔を見ると決意が揺らいでしまう弱い私。

もういい加減我慢の限界。
私のことを何だと思っているの?

この際言ってやる!
黙っていれば調子に乗りやがって。
絶対に言ってやる!

来月で辞めるって決めたんだもん。
さぁ、どんなタイミングで伝えようか?

冷静に言うんだ。
事前に伝えることをまとめて冷静に伝えるんだ。


なんてことまで”冷静に考えて”
決意したつもりなのに。

本人目の前にして話し出すと、
なんかちょっと楽しくなっちゃったり、
この人も大変なんだよなって同情?しちゃったり。


あんなに言おうと思っていたことや、
近いうちに身を引こうと思っていたこと。
決意したこと。

が、ほわっと溶解していくような感じがする。


私ってつくづく、

「人と繋がっている」

という感覚に弱い人間なんだなと思う。


どんなに悔しくたって、
どんなにイライラしたって、

その人の優しさ、
そして弱さが垣間見えてしまう瞬間を
キャッチしてしまうと、

瞬時に共感モードに入ってしまい、
相手との境界線があいまいになりがちだ。


いい人よね、私。
いい人過ぎるのよね、私。

その度が過ぎて、
自分を後回しにしてきちゃったのよね。
我慢して、引き受け過ぎてきちゃったのよね。


でもそれに心地悪さを感じるのは、
今に始まったことではない。

きっと、ずっとずっと感じていた心地の悪さ。

自分で自分を犠牲にしているというその感覚は、
なんとも言えない悔しさに満ちている。


だって、自分が裏切るんだもんね、自分を。

自分が強いるんだもんね、自分に嫌なことを。


自分が自分を守ってくれない。

気付いているのに無視されている、
絶望にも近い悲しみ。


もう私はそんな自分を成仏させて、
自分が一番の自分の味方でいることを決めた。


自分はどうしたいんだろう?と、
誰よりも自分を最優先にして、

【自分を中心に置いて選択する】

ことのみを大切に積み重ねていく。


そう決めたのだ。


誰よりも、何よりも、
私が私自身を喜ばせてあげられる存在になりたい。

最後の最後まで自分の人生を
豊かなものにするために伴走してあげたい。


そんな思いを近頃一層強く抱く。


だから、本人目の前にすると
瞬時に決意が溶解してしまう自分の弱さも、
抱きしめてあげたいと思う。

それも私の一部だから。


そして、その弱さを抱えたまま、
自分をど真ん中に据えて、
清々しく選択して、まっすぐ前を向いて、

力強く残りの人生を謳歌したいと思うよ。

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