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間取り相談だけで事業は成り立つのか。Vol.5-喫茶店での出会い-


サラリーマンを辞めると自分から出て行かないと人と会うことが無くなる。
特に一人でできるような仕事なのでなおさら。
なので出来る限り何かあれば顔を出すようにしていた。この当時は地元によく帰っていて、設計事務所はそこで紹介してもらえた人だった。
地元までは車だと1時間半程度で2県隣りなので1ヶ月に1回程度しか行けなかったけど、ハウスメーカーしか知らなかったので、この機会に少しでも携われたことはありがたい。

人と会う、という目的ではなかったけど、カフェで仕事をすることも増えていた。
基本的にザワザワした場所は好きなので、家よりも外に出ていくことが多かった。
サラリーマンの時には出来なかったこと。
時間に縛られず、自由な時間で自由な場所で仕事をしていた。

そんな時、喫茶店での思わぬ出会いがあった。

隣の席にいた工務店の方が声をかけてくださったのだ。(のちに社長となられる方でした。)
私がノートPCを開きながらCAD図を触り、関数電卓を置いていたので建築関係だろうと思ったらしい。
(関数電卓=建築関係なのかは疑問。笑)

その時なぜ声をかけてくださったのか。
おそらく人手が足りず私を自社に呼び込むつもりであったのであろう。
フリーランス感満載でしたし。

その時は名刺交換のみだったが、
すぐいただいたメールアドレスへお礼のメールを。
声をかけてくださったお礼に加えて自分の今やっていることを送った。

メールの内容にすごく興味を示してくれてまたお会いすることになり、
出会った喫茶店で、また今の事業内容を詳しく話した。

「何かお手伝いできることはないか」
「弊社のサポートをお願いできないか」
と言っていただけた。

内心はめちゃくちゃ嬉しい。けど平常心での対応をしていたよ。
個人様のお仕事だけではなかなか安定しなかったので前々から工務店さんのサポートはしたいと思っていた。
工務店さんでデザインや暮らしのお話などはそこまで得意じゃないが施工には強い会社は多いのではないかと思っていたので、お互いの出来ることと出来ないことが一致するんじゃないだろうかと。
それが思いがけないところからやってきたので、本当に嬉しかった。
家で黙々と仕事をしていたらありえなかったことなので、一人でする仕事であろうが外ですることは大事だなと。

もちろんすぐに上手くいく訳ではない。
これまでもいくつか他の工務店さんともさせていただいたことはあったが、長く続かないことも多かった。距離が遠く会えない方も多いので仕方ないかなと思う。工務店さんとは何度かやってみないとお互いの良さは分からないので根気よく付き合ってくださったのは本当にありがたい。

それもこれも社長さんが気に入ってくださったからだろう。
「何かmioさんに手伝ってもらえることはないか」くらいの軽いノリで言っていただけてたのじゃないかと。
実務は社員さんなので、初めの方はやりにくかったかもしれない。
ただ、何度か仕事をさせていただくことで社員さんからもお話があり、お仕事もいただけているので信頼関係は築けてきたかと思う。

もちろんそんなに毎月たくさんのお仕事がある訳ではないので、まだまだ成功と言えるにはほど遠い。
細くても長くお付き合いいただければいいなと思っている。

その時の私は
他に「何が足りないか」、「何が出来るか」を常に考えていた。
お客様とのつながりがもっとほしいと思った。
間取り作成となるとなかなか手が届かなかったりもするが、もっと気楽に比較的簡単なことを相談できるところを作ろうと思った。

それがこのnoteのサークルである。
https://note.com/mioarchi/circle(現在は閉鎖しています。)
続く。

次回のお話は、、、
コミュニティ作り...失敗!?

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間取り相談サークルはこちら。
月額500円で簡単に相談が可能です。(間取り作成以外)
https://note.com/mioarchi/circle
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大手ハウスメーカーを辞めてフリーランスで活動しています。 応援していただけると嬉しいです!