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クライアントワークの心構え

おこんにちは、つむぎ澪です。
昨今の在宅ワークブームにのっかって、ライターを続けること3年。
今や、クライアントなくして私の生活は1ミリも成り立ちません。
クライアント様様、お仕事様様です。

私が生業としているのは、シナリオライター的なことですが。
その日にやるお仕事というのは、ディレクターだったり、Webライティングだったり、時と場合によって変化します。
ただ、必ず共通するのは「クライアントの下でお仕事をしていること」これです。

クライアントワークとは?

「クライアントワーク」私、この言葉の意味を最近知りましたww
クライアントワークとは、クライアントの下でお仕事をすることです。
すなわち、そこには必ず依頼主がいて、受ける側は受託者ということ。
なお、会社員の場合は雇用関係で成立しているので、雇用主の下で働きますよね。
ところが、クライアントワークの場合の雇い主はお仕事によってコロコロ変わるので、ここでは「依頼主(クライアント)」とします。

クライアントは、人にもよりますが様々な事業を抱えています。
クライアントがお仕事を頼むのは、自身の事業を成功に導くためです。
ということは、受託側(クリエイター)が目指すのは、クライアントの利益に貢献することですね。
利益に貢献しないと、

クライアントが儲からない!=次の依頼がもらえない

という事態に陥りかねません。
なので、大事なのはクライアントの利益に貢献することです。


クライアントニーズを理解する

では、クライアントの利益に貢献するってどうすれば良いんでしょう?
それは、もうめっちゃ単純にいうと、クライアントニーズに応えること!!

ところで、クライアントニーズってなんでしょうね?
それはどうやったらわかるんでしょうね?

これ、クライアントによって全く教えてくれない方もいますし、ビジネスモデルから順を追って説明してくださる方もいます。
クライアントニーズを理解するには、クライアントがどんな事業を営んでいるのか?
事業を継続することで、どんな未来を目指しているのか?
その仕事を受けることによって、どんなメリットをクライアントに与えることができるのか?

この辺りの理解が不可欠です。
お仕事のご依頼を頂いた時、私はまずここを確認します。
クライアントからいただく依頼は、一般的にはダイレクトに「こういう記事を書けるライターさん探しています」や「こんなシナリオ書いて欲しい」という、ものすごく具体的なものがほとんどです。

こういう場合は、クライアントの求めるニーズはダイレクトに「こんな記事が書ける人」ということなので、そこまで多くは聞きません。
ただ、クライアントの狙いとずれていたら困るので、ターゲット層やテイストの確認は必ずします。

そうではなくて、「こういうビジネスをしたいんだけど、一緒にやってくれる人を探している」というようなご相談を受けた場合、ニーズの掘り起こしのため、かなり慎重にヒアリングをさせていただきます。

この場合、クライアントの求めるものと私の提供できるスキルが合致しない可能性も大きいので。

たまにあるのですが「とりあえず優秀なライターさん集めたい」とおっしゃるものの、よくよくお聞きしたらチーム作りそのものの話で、先にディレクターが必要だったとか。
クライアントの求めるニーズは、クライアントの中にしかありません。
そこを正しく理解するのは、まずもって必要不可欠です。

できること・できないことを分けて伝える

さてさて、クライアントのニーズを正しく理解できたら、問題はニーズに応えられるかどうかです。

例えば、クライアントの求めるニーズが「面白い動画を作って欲しい」ということであれば、私は「台本は書けますが、編集などはできません」とお答えすると思います。
クライアントが求めるものに対して何を提供できるのか?
どういうことが実現可能になるのか?
逆に、足りないものは何か?

ここを伝えていくことで、クライアントの立場になると「この人を雇えば、あとは〇〇が必要だな」と理解が深まるわけです。
クライアントニーズをヒアリングした時、メリットしか伝えないクリエイターもいますが、デメリットも含めてお伝えするのが大事だと、個人的には思います。

できることとできないことを合わせてお伝えすることで、クライアントは何ができるようになるのか?
足りないものは何か?
を、正しく理解することができるようになるからです。

デメリット、できないこと、を伝えるのは大事です。
メリットばかり伝えてデメリットを伝えないと、あとから「これは出来ません」「こういうことは不向きです」という事態が発生して互いに困ることになるでしょう。
そうならないために、予めお伝えするのです。

潜在ニーズを探る

クライアントとお仕事をするような関係になったら、まずはクライアントの言うことをよく聞きます!
要望には、できる限り応えます。
でも、出来ないことは出来ないと言います。

信頼関係を築いていくのは、なにごとも積み重ねです。
クライアントのニーズに対し、的確に応えていくことで信頼関係は深まります。

さて、一定期間お取引を続けることができたら、私が次に気にするのは、クライアントの潜在ニーズです。
多くのクライアントは、事業に関して少なからず悩みを抱えています。
それは「この工程がうまくいかない」「あの作業はもっと効率化できないか」という、改善や要望です。
ただ、フリーランスのクリエイターを集めて作業をしている場合、こういった「現場の改善」というのは思いの外やりづらいものです。
自社内で改善を進めるなら、リーダーを決めてその人を中心に進めてもらえばOKですが、フリーランスの集まりの場合は、横のつながりがなく、みなバラバラに仕事をしています。

そのため、仕組みや枠組み、マニュアルなどは、すべてクライアント側で用意する必要があります。
その場合、「もっとこうしたほうがいいのに」という個々のクリエイターの現場の声は、クライアントに届きづらいものです。

そういった改善の芽はないか?
クライアントが「もっとこうしたい」と思っているが実現できていないこと、または「おそらくこういうものが足りないんじゃないか?」というものが無いか?
こういう目線で、クライアントと接するのです。

そうすると、クライアントに「こういうやり方を取り入れてみたらどうですか?」とか「こういうことも私がやりましょうか?」という提案ができるようになります。

人によっては「必要ありません」「検討します」でおしまいにされてしまうかもしれませんが、仕事に対する前向きな姿勢を示すことは、プラスに捉えてもらえることのほうが多いでしょう。

一歩踏み込んだ関係を築いていくためにも、常に「クライアントの求めているものはなにか」を理解する姿勢を大切にすべきだと、そう思います。


まとめ

最後に、大事なことを言っておきましょう!
クライアントが求めているのは「従順な作業者」なのか「考察のもとに自身のクリエイティブを発揮してくれる、ビジネスパートナー」なのか?

多くの場合、求められるのは後者です。
従順な作業者であっても、それはそれで重宝されますが、作業者どまりにしかならず「あの人は仕事はできるけど応用が利かない」という評価を受けることになります。

そうではなく、クライアントのニーズに合わせて、自身のクリエイティブを発揮するのがクリエイターのあるべき姿ではと思います。

私がここでお伝えしたいことを箇条書きでまとめます!

・クリエイターは、クライアントニーズに応えよ
・クライアントの利益に貢献するのが第一!
・逆に、クライアントの利益に貢献できなければ、案件を辞退する勇気も必要
・クライアントが求めているものを常に理解する姿勢が大切!クライアントの求めるものは、時々で変化していくため

ざっくり、こんなところでしょうか?
何が大事って、クライアントが大事なんです!!
そして、クライアントが大事にしているビジネスモデルを理解して、クライアントの利益に貢献するためにじゃあどうやってユーザーに応えていくか?っていう話にもなってきます。

その話はまた今度!
以上、クライアントワークの心構えについてお伝えしました。
つむぎ澪でしたっ(*>_<*)ノ

もし、あなたの心に少しでも安らぎや幸福感が戻ってきたのなら、幸いです。 私はいつでもにここいます。