見出し画像

066.セッション、シードル、ジャンボつくね。西荻窪の、今野書店


ライティング・ライフ・プロジェクト1期のみなさま、ご提出分のフィードバック完了してますので「アタシ届いてないし」という方はご連絡くださいm(_ _)m!0期継続チームのみなさま、今週末は課題ウィークなので、金曜日に一斉メールしますー。*


2ヶ月ぶりかな。対面でボディートークのセッションをした。このところずっとオンラインだったので、ひとさまの身体に触れながらの施術はやっぱり良いなと思った。どっちも良いね、が結論だ。

天気が良かったので、西荻窪のサロンまでチャリで行った。そうだそうだ、この道。これからセッションなんだ、わたしは職場までチャリで行くんだ、と思うと楽しい気持ちになって、セッションが終わってちょっと西荻周辺をうろうろして、またチャリで吉祥寺の方まで戻って、アトレのデリでお惣菜をパーッと買って帰るのが好きだった。

だいたい、セッションを終えて家路に着く頃は夕方なので、沈む夕陽に向かって自転車を漕ぐ。ほんとうはリネン類と仕事の資料だけだったはずのリュックは、帰りに立ち寄った本屋さんで買い込んだ本と、お惣菜でずっしりと重くなっている。

西日が顔にビシバシあたってあつくて眩しいんだけど、あとちょっとこいだら家で、さっき思わず買ってしまったシードルを、もう、帰ったらすぐに開けちゃおう。まだ夕方だけどいいや、今日は。久しぶりに対面でお仕事できたお祝いってことで、明るいけど飲んじゃおう。

そんなことを思いながら帰った(そして飲んでいる)(そして酔っている)(ひとりで)(咳をしてもひとり)(こほこほ)。

明日もセッションで、あさってもセッションで、だんだんと人が動き出しているのがわたしの生活の中でも感じられるようだ。毎日、セッションをするのは楽しい。西荻に行くのはもっと楽しい(もっと?)。わたしの好きな本屋さんがあるからだ。

啓文堂とか、ブックファーストとか、チェーンの大きな書店じゃなくて、町の小さな本屋さん。でも、他の本屋では見たことのないようなしぶいセレクトでレアな本があるところも好きだし、扱っている雑貨もすてきだ。フェアもなかなか気が利いている。一見しただけで、本が好きな人がやっているお店だということがわかる。

わたしは、自分の月収の数%を寄付する、ということを毎月こつこつとやっていて、それはそれで続けたいことなんだけど、それとは別に「降り立った駅や、町で、書店を見かけたら、本を買う」ということもやっている。本が好きで、本屋さんが好きで、なくなってほしくないから。このAmazonいっぺんとうなご時世に、地代を払って人件費を払って、一冊売れても数百円という究極の薄利多売な商売を果敢にやってくれている姿勢に敬意を表したい。ロック。あなたたちとてつもなくロックだよ...!

だから、セッションがあって西荻窪に出勤する日はもれなく、今野書店で本を買う日だと相場が決まっているのである。

仕事して、お金を稼いで、本屋に行って自分のために本を買う。お惣菜やさんに寄って、子どもたちの好きなジャンボつくねとフライドポテトを買う。家に帰って、シードルを開けつつ、買った本を読みながらのんびりする。こ、これはやばい!と第一話で衝撃を受けた『THIS IS US』の続きを観てもいいかもしれない。

そんなこんなをずっと繰り返して、いつか死ぬんだったら、そんな人生だったらいいよな、と思った。そんな人生のかたち。

さみしいって、すてき。と、ある人が教えてくれた。

さみしいって、やっぱりすてき。

儚いって、すてき。
うつろうって、すてき。

なにもかもが、たしかじゃないって、
ただよっているみたいな毎日がほんとうに好きだ。






文章を書いて生きていくと決めました。サポートはとっても嬉しいです。皆さまに支えられています。あと、直接お礼のメッセージを送らせていただいておりますm(_ _)m