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圧力をかけると電子も動く(犬も歩けば棒に当たる的な)

 平日の昼下がり、駅ビルの地下でうどん屋に入れば、紙のエプロンを首から掛けてカレーそばを食べる男。スマホから目をはなさない。

 駅ナカの雑貨屋の前には、見えない誰かと会話をしているキャリーカートを引く女。

 おわんいっぱいにはいったおみずは
 のみおわったらこちらへおかえしください。

 どこへ行くったってままならないもの。
 どっちみち同じようなものよ。


 雑貨屋の前でひとり会話していた女の
きれぎれのセリフがよみがえってきて、
 うん、たしかに。
と 妙に納得して、おもむろに券売機で
切符を買った。


駅前にて。自己主張強め


高架の電車の音がゴトゴト鳴って懐かしい感じがした


 生きる気まんまんの活気に満ちた場所って、今はちょっと苦手だから、わざと人けの無いところとか古い家ばかりが立ち並ぶ路地をえらんで歩いている。


古い大きな病院の裏手にあった喫茶店兼スナック
今は営業していない


お正月の朝にこういう窓から外をながめたい


毛布みたいなふんわり感


中に小人が住んでそうでなんか可愛かった門灯


さて、問題です。この店名、なんと読むでしょうか?


 眠そうな街がいい。
 お寺の前を通ると、お経をよむ声が聞こえてくる。

 行こか もどろか 逗留しよか
 さても おぼろな 秋の旅。


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