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何を買う?10万円で得られるワクワク感

新型コロナウイルス感染症緊急経済対策の一環として10万円の特別定額給付金が支給されることになった。この10万円というのは非常に微妙な金額だ。生活費として考えるとちょっと厳しいけど、娯楽費としてなら何だか豪勢な気もする。

人によっては全然足りないと感じたり、すでに使い途が決まっていて心待ちにしているという場合もあるだろう。では自分の場合はどうなのかというと、10万円を実際に何に使うかというよりもワクワク感を得るための手段にした方がよいと思っている。

お金というものは使おうと思ったらあっさり無くなってしまうものだ。もちろん何千億円なら次元が異なる話だが、10万円程度だと使い切れなくて困ることはなく、すぐに消えてしまう。なので10万円で○○を購入することより、その過程を楽しむ方がよい。

ニュースを読んでいたら10万円の給付金の影響で秋葉原でパソコンが売れているらしい。なるほど最近はパソコンの値段が下がってきているので、10万円もあると結構スペックの高いものも手に入る。新型コロナの影響でリモートワークや家に過ごすことが多くなっているので最適かもしれない。

早速、私も購入を前提にいろいろ検討してみた。自宅のデスクトップPCはもう10年以上も使っていて故障もなく動いているのだが、経年劣化で白いボディは変色しているし、今となっては机の上に置くには非常にデカい。そこで省スペースで最新型のものが欲しくなった。

しかし各メーカーのさまざまな機種を比較してみてはみたものの、しっくり来るものは見つからなかった。その中で思いついたのがベアボーンキットで自分でスペックを決めていくという方法。10万円の予算の中で最大スペックを目指すと考えると楽しくなってきた。

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私は過去に自作PCを何台か作ったことがあるのだが、一からパーツを決めていくのは意外と面倒な部分がある。相性が悪かったり、制限があってこの部品は使えないなどいろいろ大変だ。そして自作PCは今回の省スペースというテーマにはあまり向いていない。

大きなケースを使った方がケーブルの取り回しが楽だし拡張性も高い。それが自作PCの特徴とも言えるのだが、私は小さなパソコンが欲しいのだ。ベアボーンキットはCPUやHDD、メモリーなど主要な部品以外はすでに組み上がっているのでコンパクトサイズを選ぶだけでよい。

コンパクトサイズのベアボーンキットを探してみると、インテルやASRockから超小型サイズのものが販売されているのがわかった。さてCPUはどうしよう、そもそもインテルとAMDのCPUはどっちがいいのだ?とか考えているうちに気がついたら夜中の3時を回っていた。

さて10万円でパソコンを買おうと思っただけでこれだけ楽しい時間が過ごせた。結局、何を買ったの?と聞かれるかもしれないが、実はまだ購入していない。購入を考えるだけでこれだけ楽しいなら、しばらくは色々なテーマで検討を続けたい。

もちろん10万円の給付金はいずれ何かに使うことになるだろう。購入したときが気持ちのピークになるのだろうが、その後は萎んでいく。それまでのワクワク感こそが、自分にとっては一番価値があるものだと考えている。楽しませてくれていることに感謝したい。

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