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「やりたい」を仕事にすることはできるのか?

こんにちわ、こんばんわ。ミヤタカと申します。
自己分析とか、自己理解って永遠のテーマだと思うんです。自分のこと意外と知っているようで知らないこと多いですよね?

僕も、自分が何者かってよくわかっていないと思うんです。
ということで、八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』という本を読んでみて感じた、僕なりの「やりたい」を叶える方法について書いていきます。

「情熱のもてること」×「得意なこと」=やりたいこと

八木さんの本著は一貫して「好き」×「得意」=やりたいこと、ということを全編に渡って説明されています。言ってみれば、この数式の意味を1冊かけて、読者自身の自分ごととして落とし込めるように具体例を混ぜながら、時にはワーク形式で問いかけられながら進んでいくといった具合です。

「好き」の定義が情熱の持てること、ということも非常にしっくりきます。ただ単に好きなことを羅列してみろと言われると、私の場合は、「コーヒー」「ケーキ」「読書」「楽器や音楽」「ゲーム」といった感じで、固有名詞しか出てこないんです。ただ、「情熱が持てる」という切り口で考えるとしっかりと何がどうした、という単位で引き出せるのがとても良いと感じました。

僕の場合、「すべての人が最大限の力を発揮できるような環境づくり」「能力を伸ばしていくこと」「おいしいもの」「何かモノを手作りする」「自分の感じたことを(形はともかく)表現する」という言葉がピックアップされてきました。

また、「得意」という定義も、自然とやれること、意識しなくてもできること、という定義なのでこれまた考えやすいです。この考え方はYoutubeでも同じく自己分析のコンテンツを発信しているクリスさんも同じようなことを言っていました。

僕の場合は、「空気を読む」「人の気持ちを考える」「細部に気づく」「難しいことは簡単な表現で噛み砕く」「柔らかく物事を伝える」「一日中パソコンをいじってられる」「文章を書く」というのが得意かなぁと思っています。

好きで得意なら何でも仕事になるか?という壁

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では、必ず「好き」と「得意」がミックスした部分が仕事になるかというと、そうではないと思うんです。その境界線を考える上で必要なモノサシが「誰かの役に立っているか?」ということです。

「やりたいこと」で上手くお金を稼げない人は、自分が「やりたいこと」をやるのに必死で、人にどうやって「ありがとう」を言ってもらいたいかを考えられていません。

誰の役に立つか、価値提供できているのか?その対価としてお金はもらうもので、決して自己満足ではいけないという大事な一文だと僕は思います。むしろこの本で一番大事な部分じゃないかと。

好きと得意をかけ合わせて自分の武器をしっかり把握するところ、ここまではいいと思うんです。ここからいざ仕事を考えるとなると、どうしてもできること中心に考えがちになって、せっかく前段で自分の分析をしたのにぜんぜん違う方向の仕事についてしまったりということがあるのではないかと考えます。

かくいう僕も、新卒のときに学習塾に入社したときは「教育がやりたい!」「中学生の英語教育に革命を起こしてやる!」といったイタイ奴でしたが、明確なビジョンと方向性を持っていました。まぁ一年やったら現状に打ちひしがれて絶望してましたけど・・・。

でも、今考えると、その当時のほうが明らかに激務でしたが仕事に向かうメンタルは良かったと思います。それだけ自分のライフワークとしてしっかりと捉えられていたんじゃないかなと。結局、体壊して職場を去ることにはなりましたが大きな経験でしたね。

と、脱線してしまったのですが、情熱と得意をかけ合わせて適正をしっかり把握することはもちろんですが、ビジネスとして成立させるにはそこに「他者貢献」という視点が入らなければならないこと、これを意識しないとなと改めて感じました。

特に学生におすすめしたい一冊

自己分析の本というのは本屋に行けばごマンとあるんですが、どれもこれも過去の経験から自分の得意だったことを洗い出してみよう、みたいなテイストのものが多いという印象です。

八木さんの本著は、やりたいことをどう見つけるか?自分の得意なことをどう見つけるか?それを仕事にどう結びつけるのか?というステップバイステップでわかりやすく書かれている本と僕は感じました。もっと若いときに出会っていたかったなぁという本です。

自分の特性を活かして生き生きと仕事がしたい!という人にはいいヒントになる一冊と思います。

それではまた!

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