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オンラインで学びの場を作って2ヶ月半、自立して学ぶ子に必要な新7ルール

オンラインの渦中での葛藤

オンラインで学びの場を作り続けて2ヶ月半。辛いことやしんどい時期もあったし、やめようと思った時もあった。やらない理由なんていくつもあったし、楽になりたいってグチったこともあった。
それでもやめなかったのは、正しいと信じていたから。全力で応援してくれる、大好きな人たちがいたから。そして、嬉々として学び続ける子たちが目の前にいたから。それで十分だった。
ぶつかったら話せばいい。傷つけてしまったら頭を下げればいい。やめるのは簡単。でも、ここで歩みを止めてしまったら、大事なものを無くしてしまう気がした。だから、ここまでやってきた。
そんな中で、子供たちが教えてくれたこと。学びは本来楽しくて、環境さえあれば嬉々として学び続けられる。それを証明してくれた。確信に変わった。
https://note.com/minote4405/n/n12fb519c43f5

学びからの逃走

社会の大半は、学びから逃走していく子供たちの姿だ。だから大人は、子供たちを監視し、縛りつけようとするんだ。違いは何だ。
子供たちが楽しみながら学ぶために必要な環境。それが私のテーマ。
経験から7つのルールを抽出してみた。当初の考えから変化があったので、このタイミングで改めてエントリー。

自立して学ぶための7つのルール

1.選んだものを否定しない

学校のお勉強じゃなくていい。ゲームでもいい。どんなことからだって、学べる。「好きなもの食べていいよ。ただし、ナスとピーマンとセロリから選んでね」って、そんなのチート。なんだって、本気でやれば成長するし、自分を知る手段になる。

2.自分でめあてを決める

「ここまでできなきゃダメ」なんて評価基準は示さない。人によってスタート地点が違うのに、1日で同じゴールを求めるのはなぜ?自分はここまでできるはず、それを検証するのが学び。余裕で到達したら「自分って、思ってるよりすげーな」って思えばいいし、到達できなかったら修正すればいい。誰かに叱られる筋合いなんてない。

3.全力を出すことが目的

人は、全力を出すから成長できる。全力こそ楽しみであり、美であり、人の心を動かす。ぎりぎりのめあてを立てることも、振り返ることも、段階的にレベルを上げることも、すべては全力を出すための手段。自分をゾーンに誘い込むスキルを身に付けると、強い。

4.昨日の自分を超える

比べるべきは、基準でも他者でもアタリマエでもなく。昨日の自分自身。そりゃ負ける日だってある。それも分析のための宝。日々成長を実感する、成長こそ喜び。生きる楽しさだ。

5.宣言する

「これをやる!」って、みんなの前で言ってみる。言ったからできることがある。それは自分を追い込むことかもしれないし、自分の背中を押してくれることかもしれない。それじゃあ、誰に宣言するの?それが仲間。人は一人じゃ頑張れない。見てくれる、応援してくれる仲間がいるから、先に進める。

6.その子専用リフレクション

一人一人違うのに、一人一人に声をかけないのはなぜ?時間が無いから?それなら、テクノロジーで変えようぜ。これまでの「しょうがない」は、テクノロジーで壊せる。人は、2歩先はなかなか難しいんだ。1歩先、半歩先を促し続けること。それが、一人一人を熟知する身近な大人にしかできないこと。

7.プロセスを可視化する

一歩先、半歩先を見極めるのに大切なのが、プロセスに目を向けること。結果でなく過程。完成品で判断していては分からない、多くの要素が隠されている。どんな手順で、どのように取り組み、どこでつまずき、どこに時間がかかっているのか。それが分かって初めて、どう声をかけるかが決まる。どう歩んできたかの足跡があれば、自分が成長してきたことにだって気付ける。

ここからがスタート

オンラインの実践が増えてきた。それはとてもいいこと。その上で、「使っていることの是非」ではなく、内容にまで踏み込んでいこう。テクノロジーの活用は、ゴールではなくスタート。ここからが、教育者の腕の見せ所だ。
本質はどこだ。それだけは、見失っちゃいけない。

1つのシェアが、学校作りには大きな力となります。少しでも共感していただけるようでしたら、お力お貸しください!