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2018年に見たアニメ映画

機動戦士ガンダムNT

UCのスタッフが参加しているだけあって、絵的にUCからスッと入っていける。
話としてもUC1年後。
第2次ネオ・ジオン抗争からガンダムF91までのおよそ30年間が少しずつ見えてくる。

ラプラスの箱が開けられて、宇宙に適応した新人類が優先的に政府に参画できるとされていた宇宙世紀憲章の原文が公表された後の話。
公式に姿を表した後のミネバ殿下は、ジオン共和国内にメガラニカを写している模様。
しかし、ジオン共和国と情報のやり取りは行うも特に権限はない。恐らくネオ・ジオンの党首としているもののネオ・ジオン過激派はジオン共和国と結びついている。

結局のところ、ラプラス事件の際にジオン共和国の自治権消滅が確定したわけで、ジオン共和国には過激派と手を組む動機がかなりある。

ネオ・ジオン内部のことを考えても、ロンド・ベルとつながりの深いバナージを引き入れている上にカリスマだったフルフロンタルがいなくなってミネバの戦力としてはジンネマン1党といった感じを受ける。

事件の中心となる3人は、一年戦争時にコロニー落としを予見して奇跡の子どもたちとして有名になり、それが元となってティターンズの強化人間訓練施設に入れられた過去を持つ。

強化人間訓練施設にホンコンシティで痛い目を見たルオ商会がやってくることで大きく運命が動き出した。

このあたりからネタバレあり。

リタってどう考えてもヤバイやつ。
最初のエピソードだって急にバスから降りて一人走り出して二人が後を追う。その後も繰り返し思い出されるエピソードで、神様っていると思う?とか生まれ変わったら鳥になりたいとか。
公式サイトも見ずに映画を見に行ったから途中までずっと顔を映さないからなんか秘密でもあるのかな?って気になっちゃったよ。
結局繰り返すヤバメの言動も物語の大詰めに向かっていく過程でグッと重みを増して本当の意味を伝えてくる。

奇跡の子どもたち、3人の人間関係がどうして変化していったのか。フェネクスの謎と密接にリンクした秘密が解きほぐされていく中でシリーズとしてのガンダムのキーワードについても再定義がなされていく。

ニュータイプとサイコフレーム
ガンダムという物語にあって核心となっている要素。ニュータイプが、「宇宙に出ていき、これまで使われていなかった脳の領域を使うようになって誤解なくわかり合うことが出来る人類」というもの、というのは何度となく示されてきた。実際はスーパーエースって感じにも思えるけど。

そして、より曖昧でたまに凄い破壊的な力を発揮することが出来るサイコフレーム。作中でついに語られはじめる。

幼馴染、不死鳥を追っていくうちに、自分の失ってきたものや過去に囚われた主人公。それはニュータイプ、サイコフレームという呪縛に囚われた宇宙世紀ガンダムという作品とオーバーラップして見えてくる。はじめは恐らく劇中の1要素としてなんとなく導入された理想的な概念だったが、何作と続いていくうちに作中で触れなければならない呪いとなっていたように思う。

福井脚本のガンダムUCシリーズは、ロードマップも示されていて暫く続いていく。ユニコーンのラストで誰もが考えた、これからどうなるんだろうという疑問。
それに答えるために作られたのがナラティブ。
ナラティブでサイコフレームをこれからどう扱っていくかが定義された。物語が連邦とは別のラインで動いていく動機もできた。なんとなくこの世界の延長線上にF91の世界があっても違和感なく着地できそうな気もしてくる。

ガンダムという作品に見えた救いに対してヨナが救われたかというとそうでは無かった気がする。今後の作品で元気な姿をみせてほしいものだ。

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