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「みんなのNPO研究室」を企画するわたしたちについて

NPOに関わる人・関わりたいと考える人のための、学びを深めるプラットフォーム「みんなのNPO研究室」。

NPOに関わる人たちが日々の取り組みの中で向き合う普遍的なテーマについて語り合い、お互いの考えが可視化されることで、学びを深めていく場です。

みんなのNPO研究室の概要については、こちらをご覧ください。

学生時代 、 大学の一角にある研究室に出入りしていた私たち

「みんなのNPO研究室」は、静岡県立大学の卒業生3名と教授により企画・運営されているプロジェクトです。

静岡県立大学は学生数3000名弱という規模の大学ですが、社会貢献を目的とした学生団体が多く存在します。例えば、国際協力・環境・まちづくり・多文化共生・子どもの学習支援・若者の社会参画・対話の場づくり・大学生のキャリア支援など、さまざまなテーマに基づいて、学生の自発的な活動により運営されています。

それらの学生団体の顧問を務めている津富宏教授の研究室は、学生の間で「つとけん」と呼ばれ、十数年前から現在に至るまで、学生団体に所属する学生たちが毎日のように集う場となっています。研究室に出入りする学生たちは、所属・学部を超えて自由に交流し、時には熱く議論を交わすこともありました。

こうした学生時代の経験がきっかけとなり、その後のキャリア選択において、NPOに携わることを選択した卒業生が少しずつ増えてきました。わたしたち、「みんなのNPO研究室」企画メンバーもその1人です。

静岡県立大学の一角にある「つとけん」のように、「みんなのNPO研究室」のプロジェクトを通じて、NPOに関わる人たちが自由に探求できる空間が作れたらと考えています。

最後に


最後に、「みんなのNPO研究室」の企画・運営を担うメンバーを紹介します。それぞれが、このプロジェクトに込めた想いもお伝えします。

静岡県立大学 津富宏教授
国際関係学部国際関係学科 教授
国際関係学研究科 教授(兼務)
学生部副部長 キャリア支援センター長

私の研究室に出入りしていた学生さんの中から、多くの方が「NPO」のお仕事に携わっています。私の(早期)退職を控えて、こうした卒業生の皆さんに、私の研究室で行われていたような、活発かつ率直な意見交換をしていただき、私たちのの未来を展望したいと思っています。皆さん、楽しみにしてください。私は楽しみです!

留奥(とめおく) 志保
静岡県立大学国際関係学部2013年卒業。旧姓佐藤。
学生時代は、若者の社会参画・対話の場づくりを行う団体にて活動。 卒業後は、AO機器商社での営業事務、デザイン事務所での営業職を経て、2017年よりNPO法人NEWVERYに入職。現在は学生寮「チェルシーハウス国分寺」やマンガ家向けシェアハウス「トキワ荘プロジェクト」の運営に携わり、住まいというコミュニティにおける成長支援に取り組む。 プライベートでは、2019年に第一子を出産。仕事と家庭の両立について、現在進行形で悩みながらの日々。コミュニティとワークショップとマンガが大好物。

とても幸せなことに、卒業後も(NPO界隈に限らず)尊敬できる方にはたくさん出会えたと思っています。…が。NPOにまつわるどストレートな悩みを、飾ることなくぶつけ合えるのって、やっぱり一般棟6F一番奥の研究室で過ごしたみなさんなんです。
「じゃ、あとで研究室で話そ。」この言葉を久しぶりにみなさんに言えることが嬉しいです。

村松可菜
静岡県立大学食品栄養科学部2019年卒業。
学生時代は、環境サークルに所属し、学部の勉強よりもサークル活動に励む中で「地域」と「自然環境」が人生のテーマとなる。地域の人たちが受け継いできた文化や自然の良さを伝えていく人でありたいと思うようになり、卒業後は地域密着型ホテルを運営する会社に入社しプレゼンターとして働く。大切なことの一部を伝えているという実感はあったものの、自分が繋がっていたい人、接したい人は誰なのか、何のために働きたかったのかを考えるようになり1年半で退職。実家で悶々としていたら、学生時代の知り合いに現在の職場を紹介していただき、「あさはた緑地」公園で環境教育をメインに「地域」と「自然環境」を発信すべく日々奮闘中。

学生時代のサークル活動でいろんな人に出会い、視野が広がりました。サークル活動が充実していたのは、つとけんがあったからこそ。つとけんのような、ふらっと立ち寄れば誰かいて、何かすっきりしたり、ほっとしたりできる…そんな場をつくっていけたらいいなと思っています。

渡辺眞子
静岡県立大学国際関係学部2015年卒業。
学生時代の国際協力サークル等での活動を通じて、日本国内の貧困・社会的孤立の問題に関心を持つ。大学卒業後、新卒で就業支援に取り組むNPO法人に入職。働くことに悩む若者・人材確保に悩む企業に対する現場での支援を行いながら、事業全体の企画・推進を行う。大口助成事業の担当となったことを機に評価業務を経験し、日本評価学会認定評価士を取得。2020年に岐阜にUターンし、現在はパラレルワーカーとして就業・福祉分野における企画立案・マネジメントや、NPO・NGOの伴走支援・事業評価支援に携わる。

ある日、津富先生からお電話をいただき「NPOに関わる卒業生たちが今どんなことを考えているのか、知りたいんだ」と相談を受けたことがきっかけとなって生まれたこのプロジェクト。恩師の退官を前に、「"つとけん"で過ごした日々が今の自分の原点だ」と感じているOBOGと一緒に、NPOの現在地点と未来について考える機会となればと思っています。


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