DeepL(などの翻訳サービス)を使いこなす方法を説明しました

DeepLという自動翻訳のWebサービスを使ったことがあるでしょうか??

Google翻訳などと同様に、翻訳してほしい文章を入力すると、瞬時に自動で翻訳してくれるウェブサービスです。

今年(2020年)になってから、「DeepLの翻訳精度がすごい」「Google翻訳超え」などメディアで言われたり口コミで広まるなど、かなり評価の高い翻訳サービスです。

DeepL翻訳やGoogle翻訳など自動で翻訳してくれるのは便利ですが、よりよく使いこなすにはコツがいくつかあるので紹介します。

オンライン翻訳サービスを使いこなすコツ

紹介するコツは以下の3点です。

(1) 主語、述語、目的語を省略しない。
(2) 一文(。がつくまで)を短くする。
(3) 逆翻訳して抜けがないか確認する。

順番に見ていきたいと思います!

(1) 主語、述語、目的語を省略しない。

日本語で文章を書く際に、無意識に主語や述語などが省かれてしまうことがあります。書き手ご本人のなかで明確なことだったりすると、気づかずに省略してしまいがちです。

省略されてしまう部分を明確にすることで、翻訳結果が読み手にとってわかりやすくなります。

具体的に日本語の文章とDeepLで翻訳された文章をみていきましょう。
※DeepL翻訳は2020年9月23日時点での翻訳です。

ちょっとした状況報告をする文章ですが、どのように翻訳されるでしょうか。

省略がある日本語の文章の翻訳

【日本語】
細かい点は気にしなくてOKとのことなので、いったん進めておくことになりました。

【DeepL翻訳】
He said he didn't need to worry about the details, so we decided to proceed with it once we did.

英語をみると、前半の文章で出てくる『He』とは誰かが不明瞭に聞こえます。『proceed with it』という後半の文章も、結局「誰が何をしていくのか」という今後の予定がわからず、聞き手も「?」となってしまいそうです。

この文章で不明確だった、下記の部分を補ってみましょう。

「誰が」細かい点を気にしなくてOKだといったのか?
「何の」細かい点を気にしなくてOKなのか?
「誰が」「何の作業を」いったん進めておくのか?

これらの箇所を補ったうえで日本語の原文を補足した文章を作り、DeepLで翻訳してみましょう。

省略部分を補った日本語の文章の翻訳

【日本語】
お客様は細かい点を気にせず資料をつくってしまってOKとのことなので、私が資料作成を進めておくことになりました。

【DeepL翻訳】
The customer said it was OK to prepare the materials without worrying about the details, so I was allowed to proceed with the preparation of the materials.

日本語の太字の部分が、変更前の文章から追加した部分です。英語で翻訳した結果をみても、誰が何をするのか明確になりました。

なお、これは日本語で報告あげるときにも聞き手にわかりやすくなると思いますので日頃から意識しておけば、自動翻訳を使う際にも役に立つかと思います!

(2) 一文(。がつくまで)を短くする。

多少ぶつぎれの文章になって短すぎかも?と思うぐらいでちょうどいいです。文章が長くなってしまうと、係り受け(どの言葉がどの言葉に説明をしているのか)がわかりづらくなり、翻訳が誤ってしまう場合があります。
先ほど翻訳した文章も、下記のように2つの文章に分けるのも◎。

【1つの文章の場合】
お客様は細かい点を気にせず資料をつくってしまってOKとのことなので、私が資料作成を進めておくことになりました。

【2つの文章にしてみる】
お客様は細かい点を気にせず資料をつくってしまってOKと言っていました。なので、私が資料作成を進めておくことになりました。

(3) 逆翻訳して抜けがないか確認する。

DeepLなど最近のオンライン翻訳サービスの特徴として、「一部の文章が翻訳されずにしれっと歯抜けになってしまう」ことが起きてしまうことが挙げられます。

どうやら自動翻訳の仕組みとしてAI(ニューラルネットワーク)を使用しているとこういった「訳し漏れ」のような現象が起きるらしいです。

対策としては、日本語👉英語に翻訳したあとに、翻訳された文章をもう一度DeepLに英語👉日本語に翻訳させて確認するといいと思います。再翻訳された文章に漏れがあった場合、最初に翻訳された文章に漏れがある可能性があります。再翻訳させても漏れがあれば、翻訳にかける前の文章を変えてみましょう。

ここまでご紹介した3点が、DeepLなどのオンライン翻訳サービスを使いこなすコツになります。これらを意識して上手に使いこなしてみてください。

おまけ

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今後ともよろしくお願いいたします。

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