#4 オフィスツアー設計のポイント
オフィスツアーというものをご存知でしょうか。
最近は採用活動の一環として行っている会社も増えていますね。
働き方改革を掲げるMINDSでも行ないました。
MINDSオフィスツアーの目的
訪問者:他社の働き方改革への取り組み状況を把握する
受入企業:他社からどう評価されたのかを知り、新たな取り組みや改善の参考にする
普段、複数の会社を丁寧な説明付きで見れる機会なんてまずないし
他社の人から「この制度いいね」と言われることも滅多にないと思います。
そのため、本ツアーは全参加者(=訪問する人も受け入れる人も)がメリットを感じられるように設計をしました。
※「評価」というとドキドキしますが、あくまでどれだけ「いいね」と思ってもらえるものなのか?を外の視点から知るための指標です。
実際の企画書(抜粋)↓
評価指標は厚労省の<働き方・休み方改善指標>をもとに策定。
一律の指標を持って見ることで”見学して楽しい”で終わることなく、自社や他の訪問先との比較という視点を持ちながらツアーをすることができました。
評価はツアーの最後にGoogle form上での回答という形をとりました。
回答者はスマホからサクッと答えられるし、リンクを共有すれば複数の担当者が同時に見ることができる。ささやかですが、デジタルツールで効率アップになっていたらうれしいです。
事後アンケートはなるべく直後に行うと良いです!
その時感じた思いがそのまま表れるし、
アウトプットすることで頭の整理にもなります。
設計をしたメンバーの声
このオフィスツアーは各社のミドルオフィスのお力添えをいただきながら、ふだんは全く別の業務に励む2人のメンバーが自主的に企画〜調整〜運用まで一環で担ってくれました。
バイタリティあふれる2人から感想をもらったのでここでシェアさせてください。
制度を作ったけど作っただけになってない?効果は表れてる?という疑問点を中心に設計しました。あとは他社でうまくいっているところをしっかり吸収し生かせるプログラムにしたいなと。
各社の取り組みを一覧化するだけでもかなり勉強になりました。
最近フリーアドレスや在宅勤務は増えているけれど、組織をよりよくするための施策はどれだけ行われているのか、どれくらい浸透しているのかというところが気になっていました。設計をしながら自社での取り組みの根幹にある考えを知れたり、どの会社も本気で取り組んでいることに気づけたのがよかったです。
取り組みはこんな風に一覧化されました
と言いながら、さすがに全編非公開です。ごめんなさい。
こんな違いがありました!-フリーアドレスの例
最後に、同じ制度でも導入のされ方がやや異なっていた例をご紹介します。
フリーアドレスを採用するA社とB社(※社名は非公開)
A社の場合
「ランダムチェックイン」という日毎にランダムで席を割り当てることで、「今日はどこに座ろう」と迷わずに済み、他部署とのコミュニケーションが生まれやすくなる環境を構築!
B社の場合
完全フリーにすることで、集中したい時は端に、コミュニケーションを取りたい時は中央のデスクにとスペースを使い分けてストレスを軽減!
ちなみにB社ではチャットツールが浸透しておりデスクにいないからコミュニケーションが滞るという心配はないそう。
他社から学ぶときは
他社のいいところを学びに行くと、いいところを見せてもらうので
どうしても”隣の芝生は青く”見えてしまいます。
楽しかった、勉強になった、で終わらないためにこんな点を気を付けてみるとよいのではないでしょうか。
① 共通の評価軸をもつ
訪問先と自社、または複数社がコラボするならその全社が
共通の評価軸をもって見る。
② 周辺領域も理解する
いいと思ったものを単発で導入するのではなく
周辺領域(普及しているツールや文化)も一緒に理解する。
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