見出し画像

マインドフルネス初心者にオススメの5冊

マインドフルネス・・・、SNSで、メディアで、最近見聞きする機会が増えたように思う。

意図的に、価値判断せずに、現在に注意を向けること・・というような定義もあるが、いったいどういうことか?この定義を読むだけでは、わかったような?わからないような?というところではなかろうか。

マインドフルネスは、体験することで培っていくので、文章で教えるのは実は難しい。それでも、達人たちは、文章でマインドフルネスがどういうものか、教えてくれている。中には、瞑想ガイドのCDがついているものなどもある、色々試してほしい。

自分が今まで読んだ本の中で、マインドフルネスを理解する上で役に立った本をあげていく。ちなみに、心理師なので、心理プログラムである、マインドフルネスストレス低減法、にやっぱり偏ってしまうとは思う。

おススメの本

マインドフルネスストレス低減法

何をおいてもまずはこの本。カバットジン博士の入魂の一冊。今流行っているマインドフルネスをアメリカに持ち込んだのはこのお方なので、やっぱりこれは読んだら良いと思う。英語では、改訂版が出ているが、日本語訳はでていない。

難点は、まったくの初心者の方が読むとちょっとわかりにくい可能性もあるという点だ。 カバットジン博士の文章は独特で、マインドフルネスを理解するようになってからはすごく読みやすい。ただ博士の文章は美しく、深いので斜め読みでもしておいた方が良いと思われる。 マインドフルネスの古典の一つと言える。

マインドフルネスをはじめたいあなたへ

https://amzn.to/30neT5U

この本も、マインドフルネスを実践していると出会うさまざまな困難や、工夫や、気持ちの持ちようといったところ点が、惜しみなく美しい文章で書かれている。深いので理解が難しいところもあるかもしれないが、読んでいてためになる本である。

私が実施している大学でのマインドフルネスプログラムでは、この本を参考文献にしており、学生と一緒に読んでいる。皆で読むと、深い部分を共有できて、感動し、盛り上がった。


マインドフルネスストレス低減法ワークブック

8週間でマインドフルネスを習得できるように作られたワークブック。残念ながらCDはついていない。文章は、優しく読みやすい。この通りに実際にやれたら、MBSRを受けたのと同じような効果が出ると思うのだが、独学でも瞑想を問題なく実施できる人であれば・・というところであろうか。


マインドフルネスチェックインなどインフォーマルな実践も載っている。科学的な根拠の説明もup to dateなので読み物としても面白い。

ちなみにこの著者の、エリーシャ・ゴールドスタインはCDや著書が沢山あるのだが、わかりやすいので好きだ。

はじめてのマインドフルネス 26枚の名画に学ぶ幸せに生きる方法

https://amzn.to/31cOOFR

お医者さんに紹介されたマインドフルネスの入門書。わかりやすい。名画を見ながら、そこで感じる気持ちや感覚を持ちながらマインドフルになれる。わかったような気にはなったのだが、やっぱり実践となると、文章の教示だけでは、私には難しかったのだが・・・ 入門書として、こんなものか〜と理解する上では、よい一冊だった。

絵画とともに紹介されているので、イメージがつかみやすい。日本語も美しい。

マインドフルネス 気づきの瞑想 グナラタナ


こちらは仏教の本になる。マインドフルネス、特にヴィッパサナー瞑想についての深い理解が得られる。マインドフルネスについてのよくある誤解も、わかりやすく解いてくれている。

会社や、心理療法で用いられるマインドフルネスは宗教色は排除しているため仏教ではないのだが、より深くマインドフルネスを理解する上では、仏教のマインドフルネスを学ぶと理解がより深まる。その点で、この本はマインドフルネスを実践する上で、ぶつかるさまざまな問題に対する明快な答えを出してくれている。

自分も瞑想で、つまづいていた時、特に恐れ・執着などそういった難しい点にも平易な文章で解説してくれている。

まとめ

画像1

いかがでしたか?

マインドフルネス、良さそうだし習得してみたい。セミナーにいったり、研修に行くにはハードルが高いけれど、まずは独学で知ってみたい。そんな方にオススメです。

ただ、瞑想はリラックスが目的ではなく、気づくことが目的です。実践していくうちに、様々な気づきや、また困難もでてくるものなので、専門家の力も借りながら実践をすすめていくことをおすすめします。

当センターの最新のイベントはこちらから



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?