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【感想】経済本100冊読破してみて~経済は究極の未解決問題~

こんにちは!メンタルブロック解除人こと心理カウンセラーの大和です。

「数字に疎い心理オタクが、経済関連の本を100冊読むとどうなるか?」と言う企画で、経済本100冊を実際に読破しましたので、その感想を述べたいと思います。


< 感想 >

経済のことを分かりたくて、経済関連の本を100冊読みましたが、100冊読破して分かったのは、「経済は結局よく分からない」と言うことが分かりました(笑)

と言うのは、経済は数学とか科学における未解決問題のようなもので、有名なエコノミストも含めて、皆が手探りで正解を探している状態と言って良いと思います。また、数学や科学はエビデンスや理論の証明の積み重ねで発展して行きますが、経済は推測ベースで、「~だろう」と言う見なしでの積み重ねなので、数学や科学と比べてどこか根本がふわっとしてるんですね。

特に最近は、「今までの経済学が間違ってたんじゃないか」と言う一種のちゃぶ台返しの議論が起こっていて、その為に経済学は混迷を極め、百家争鳴の様相を呈している訳ですね。

そう言う訳で、分からないのは僕だけじゃないんだなと言うことが分かったので、そこは安心しました(笑)

唯、一言で「分からない」とは言っても、経済本100冊読む前と比べて、「何が分からないのかが分かっている」状態になりましたので、現在の立ち位置が把握できたと言う意味では大分スッキリしています。

で、現代の経済においてよく分からないポイントは大きく二点あると思ってまして、それは・・・

①デフレが分からない
②お金とは何かが分からない

だと思います。なので、現代の経済の議論を突き詰めると、大体「デフレとは何か」と、「お金とは何か」の議論になるんじゃないかと思います。

①のデフレとは何かと言う問題ですが、インフレに比べてデフレは分かり辛いです。戦後の焼け跡から出発したばかりの日本は、物不足のインフレ状態です。ではこの状況を改善するにはどうすればいいかと言うと、一生懸命働いて物を生産して、インフラを整備して、社会を豊かにしようと言うことでした。これは分かりやすいです。

でも、いざモノ余りの社会になり、インフラが地方にも行き届いた状態になると、「豊かさの中の貧しさ」が指摘されるようになりました。この矛盾がデフレの気持ち悪い、感覚的にもやっとする所です。

このデフレ脱却の為にどうすればいいかと言うと、アベノミクスの量的緩和政策では、お金をじゃんじゃん発行しようと言う発想でした。これは、お金不足がデフレなので、カネ余りの状態にしてインフレにして、経済を活性化させようと言う考えです。でも、これに対して、「そもそもお金は物々交換の仲立ちでしかないので、お金を増やしても実体経済に影響は及ぼさない」と言う批判があります。これは即ち、「そもそもお金とは何か」と言う議論です。

確かに物々交換がベースの考えだと、そう言う批判はもっともらしいですが、これに対してMMT(現代貨幣理論)では、お金をそもそも「物々交換の仲立ち」では無く、「負債の証明書」だと捉えています。つまり、負債が生まれるとお金も生まれると言う発想がベースなのですが、この、お金とは何かと言う議論がそのまま、デフレ脱却の為の政策の是非に直結している訳です。

これだけ身近なツールにも関わらず、未だにお金とは何かが分かっていない何て、人間社会って摩訶不思議だな~~と思うと同時に、そこが社会の面白い所だなと僕は思いました(・ン・*)


< 音声での感想 >

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【経済本書評】超ネタバレ!経済本100冊読破&書評まとめ
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