「ずるい考え方/ゼロから始めるラテラルシンキング入門」を読んで
勉強のためいろいろな本を読む機会が増えたのですが、中でも今日紹介する本は「なるほど!」と声が出てしまうほど驚きを隠せなかった一冊になります。
ラテラルシンキングって何?
あまり目にしたことがないタイトルだったので、この本が気になってしまいました。さらに私の気を引いたのは「ずるい考え方」で、何がずるいのかを知りたくなってしまったのです。
きっと著者の作戦?いや、出版社の策略に引っかかってしまったのでしょう(笑)
ちなみにラテラルシンキングは水平思考とも呼ばれる思考方法で、ロジカルシンキングとは真逆の違った考え方になります。
ロジカルシンキングは順序立てて、答えに向かって一つ一つ確認しながらステップアップするイメージですが、ラテラルシンキングは一気に答えにたどり着く、目的を達成するためには手段は問わないといったイメージです。
考え方のイメージ
本の中では「矢を的に当てる方法」として、どんな方法があるか例として紹介されていました。
ロジカルシンキングは、まずは弓を引く方法を学び、次に矢を飛ばすことを学び、そしてようやく矢が的に当たるという流れになります。
ですがラテラルシンキングだと、アーチェリーやボウガンなどを使って、膨大な練習をしなくても目的が達成できます。または矢や的を大きくすることで、当たりやすくするというものです。
制限を自らがかけていた
これだけ読むと確かに「ずるいなぁ」って思ってしまうかもしれませんが、最初に「矢を的に当てる方法」としかなく、手段についての制限は書かれていません。
これは私たちが勝手に「矢や弓以外は使ってはいけない」という条件を作り、その限られた範囲だけで考える思考になっているからです。
会社の会議とかでも、みんなが集まって一生懸命、何か新しい企画をだそうとしているとき、いきなり違う着眼点から「こんなことをやってみよう」と提案した内容に決まったとか経験はないですか?
おそらく言い出した本人が、ラテラルシンキングで導き出した答えなんだと思います。
ラテラルシンキングは訓練で身につく
そんな考え方は一部の人間だけって思う人もいると思いますが、実はそうではありません。身につくまでは意識する必要がありますが、身についてしまえば誰にでも利用できます。
そして日頃から訓練していけば、さらに身につけた思考法に磨きをかけることも可能でしょう。
※Kindle Unlimitedなら無料で読めます。
ちょっと宣伝になってしまいましたが、ラテラルシンキングをマスターして、メンバーから「ずるいな」っていわれる思考力を身につけてはいかがでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?