チャーハン

しゃぶしゃぶ屋のチャーハンについての考察

先日、しゃぶしゃぶ食べ放題の店に行ったら、ブッフェテーブルにチャーハンがあって、「そんなの誰が食べるんだ?」と困惑していたら、女子大生みたいな女がツカツカと来て、当たり前のような顔をして、皿にチャーハンを盛っていました。

信じてもらえないかもしれないけど、本当に女子大生みたいな女が、まるで殺し屋がターゲットを仕留めるときのようなポーカーフェイスで、チャーハンを皿に盛りました。一緒にいた私の妻も一部始終を見ていたので間違いありません。

はたして、その女子大生みたいな女は、一体どの段階で「しゃぶしゃぶ屋でチャーハンはアリだ」と判断したのでしょうか?

店に入る前から「もし、しゃぶしゃぶ屋にチャーハンがあったら、いってしまえ」という考えがあったのか、もしくは、ブッフェテーブルのチャーハンを見てから「これはこれで私は嫌いじゃない」という葛藤の末での判断なのか?

どちらにしても、その女子大生みたいな女は、「しゃぶしゃぶ屋でチャーハンを食べたことがある」という、重い十字架をこれから一生背負っていくことになったわけです。

今までにも、しゃぶしゃぶ屋にふさわしくない食材をその店は置いてましたが、「寿司」とか「かき氷」のように和にちなんだものを置いていたから黙ってたけど、よりによって一番目立つ所に中華料理の代名詞みたいなものをゴロッと置いておき、かつ「多国籍料理屋に路線変更しました」という看板も出さないのであれば、本当に世の中なんでもアリってことになります。

逆に中華料理屋に行って、メニューにしゃぶしゃぶがあったら「しゃぶしゃぶをなめんな!」みたいなことになるのに、しゃぶしゃぶ屋は何を出しても許されるのでしょうか?

こんなことを許してたら、たぶんその内「ペペロンチーノ」とかを置きかねません。もし近い将来、しゃぶしゃぶ屋に入ってすぐ目の前にペペロンチーノが置いてあったとしたら、その時は本当に自分が自分でいられる自信がありません。

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