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【港区】ユニクロUが素晴らしいと思う理由

 港区夫婦です。ユニクロUは最近特に着用しているブランドになりますが、最近、ブランドへのロイヤリティーも上がってきたので、この点について説明したいと思います。

 ユニクロUについては、現在保有しているハイブランド同様、哲学について共感できる部分も多いので、それを共有しつつ、製品として何が素晴らしいのかを言及します。

1. ユニクロUが素晴らしいのはなぜか?

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 ユニクロUが素晴らしいのは、洋服に対する哲学がはっきりしていて、かつ、共感できるところです。ユニクロUのルメールのチームは、ほとんどがハイブランド出身です。いわゆるハイカルチャー(Highbrow Culture)を理解しているデザイナーで構成されています。

 デザイナーがハイブランド出身で構成されているのは、他のハイブランド も変わりません。異なるのは、”価格”です。通常、ハイブランドの価格は”デザイン”であったり、”ブランディング”、縫製などが要因として考えられます。ただ、ユニクロは縫製のレベルが高かったり、デザインもハイブランド 出身の人間を雇うことのできるレベルの高さがありながら、リーズナブルな価格で製品を提供できていることが素晴らしいのです。そもそもこのレベルのチームを日本企業が採用できて、かつ、プロジェクトマネジメントを継続的にオペレートできていること自体が奇跡に近いです。経営陣も優秀すぎます。

 ユニクロUを購入して頂ければわかりますが、製品の完成度が高すぎるくらい高いです。私はハイブランドももちろん今も着用していますが、ハイブランドよりも着る頻度は多くなりました。特に、ユニクロUのTシャツ、ジーンズ、パーカーは普段からよく使用します。ハイブランドを着用するのと同じ感覚で着用しています。デザイナーのレベルを考えれば当然といえば当然ですが、それでも、このような感覚で着用できるのは、この価格帯では考えられません。

 以前もユニクロUについて記事を書いてますので、必要に応じてお読みください。

2. 共感できる価値観は何か?

 また、共感できる哲学=価値観ですが、共感できる価値観は下記になります。

【共感できる価値観】
1. ライフウェアのひとつの延長として認識
2. その服を着ている自分に自信が持てる服作りの追求
3. 機能性と着心地の良さの追求
(Elle Japan:『「ユニクロ ユー」アーティスティックディレクター、クリストフ・ルメール氏に直撃インタビュー』,ELLE JAPAN
2020/02/21)

 洋服を着用する際、共感できる価値観に合わせて着用するものになります。その一つがデザイナーが「何を考えて洋服を作っているのか」、「その意図は何か」を考えることから、衣服を着用することが始まります。それはデザイナーに対する敬意であり、また、日々の自分の生き方、生活の仕方を実現するための手段の一つであるためです。

 私はベーシックなデザインでありながら、コンテンポラリーかつアーティスティックな要素のある快適な洋服が好きです。例外的にマルジェラが好きなのですが、メインはベーシックなデザインだけれども、若干脱構築したデザインのものを購入するようにしています。

 マルジェラに共感できるのは、洋服を芸術品として見ていることにあります。元々、私は文化や芸術、デザインを大学・大学院でコースワークの授業で取っていたこともあり、通常の人よりも芸術やデザインに対する認識はあると思っています。

 ユニクロUもデザイン性の高い製品になっています。私が保有している洋服とのマッチングもしやすい為、日常において、私の服装が全身ハイブランドでも全身ユニクロUでも、特に周囲の印象が異なることはほとんど変わることがありません。それは、同じ哲学を持って洋服を着ている為です。

 つまり、ユニクロUのレベルが高いから洋服を着ているわけでは無く、自分の哲学=価値観と合うので着ているという認識です。ただ、この強い価値観があることから、ユニクロUが素晴らしいと感じる次第です。

3. 結論

 ユニクロUが素晴らしいと感じるのは、デザインや快適性などのプロダクトに止まらず、製品を作る哲学/価値観が素晴らしい為です。ハイブランド以外でこのレベルの高さを実現しているユニクロUは本物の服を提供しているので、共感及び尊敬の念を感じます。

 私はユニクロはファッションの本場であるヨーロッパでも成功すると考えています。それは、デザイナーがきちんとしていて、高いデザイン性及び哲学、そして、縫製がしっかりしたものを製品として出していることが成功できると確信する理由です。本当に素晴らしい製品だと思います。

 

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