見出し画像

東南アジア・カンボジアの年利6%の銀行預金を考察する

数年前から東南アジアのカンボジアの銀行預金の金利が6%を謳い文句にあげて口座開設サポートをするサービスが日本で増えていますね。カンボジアの大手A銀行の米ドル預金の口座で年利6%は世界的な投資商品と比較しても金利の利率だけ見たらそんなに悪い投資ではなさそうに見えます。

日本でも郵送だけで口座開設が可能、と盛んに宣伝されてますが実際の今の時代に郵送だけで口座開設ができる銀行口座は世界でもかなり稀なのでもし本当に開設できるなら貴重です。最低預金金額がUS$10で良い(2019年の話)というのも新興国の銀行としてはかなり少額で開設してくれる方だと思います。というのも大抵の新興国というのは米ドルの預金は貴重ですし、国の外貨獲得手段にもなりますので最低でも500ドルとか要求するところがほとんどではないかなと思います。

さて次に気になる預金金利ですがあくまで定期預金をするというのが前提です。その上で、預かり入れ期間ごとに下記の金利がつくそうです。

スクリーンショット 2020-06-05 23.12.41

5年間で最大6.50%の金利、そこからカンボジアの法律でカンボジアの非居住者へ源泉調整が14%税金で引かれますのでそれを差し引くと純利回りが5.5%となります。米ドルでの投資ということもあり、新興国の投資としては選択肢として悪くないように見えます。

カンボジアの場合は法律でペイオフなどもないため銀行破綻リスクは当然あると思いますが、これは新興国の投資ならある程度はどこの国でもありますのでリスク分散しておくことが重要です。カンボジアの銀行金利の預金であればミニマムの投資金額の制限もないようなのでリスク分散の選択肢としても考えられるかなと。

ただ気になるのはこの高金利の預金率がどこまで続くかというのはもってあと数年なのではと思います。カンボジアのこの預金金利率も数年前は7%だったそうですが、今は6、5%、次の年にはまた下がるでしょうしこれは新興国が発展してインフレ率が収まるに連れて金利が下がるのはどこの国も同じなので仕方ないかなと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?