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DIYと塗装 いったいどれを選べばいいのか?

DIYを始めると、間もなく「塗装」についての壁にぶつかることになります。私は今まさにその壁にぶち当たっているところです。

何か作ろう!となると、塗装ってしたほうがいいの?っていうことになります。

木材が大好き、木の質感が好き、だから木の肌をそのまんま使いたいって思うわけですよ、私のような素人は。

でもね、木を守るという視点で言えば、なんらかの塗装をしたほうが長持ちさせられるようです。なぜなら、何も塗装していない木材っていうのは、

・表面強度が弱い
・耐水性がない
・劣化しやすい
・毛羽立ちなどが目立つ
・ヤニの発生

といった、将来的な不安があるわけです。

ですが、塗装をしていれば、

・表面の強度を高めて傷などから保護
・耐水性アップ
・風合いの維持
・ヤニなどのカバー

といった役割を多かれ少なかれ、果たしてくれるわけです。多かれ少なかれっていうのは、塗料にもいろいろあるってことです。

ほんといろいろあってね、塗料を塗ろう!ってなっても、「あれ?どの塗料を選べばいいわけ?」って右往左往するほどに種類があるのですよ。到底、DIY初心者が「じゃ、これにする!」って気軽に選び出せるような内容じゃないんです。

DIY初心者は、できるだけ楽したいって思ってるんじゃないかな。少なくとも、私は難しいことより、できるだけ簡単なのがいいな。

先に結論を言ってしまうと、DIY初心者におすすめなのは、水性塗料です。
では、油性塗料と水性塗料のの違い、しっかり見ていきましょう。DIYを続けていくなら、この知識は必須です。


そこで、まず最初に参考にしたいと思ったのがこちら、オトーライさんの動画です。

塗料っていうと、大きく分けて「油性」と「水性」があります。まずはこれを知ることから始めるといいかと。
だって、油性と水性ってすんごい違うんですよ。

一般的にDIY初心者には水性塗料がおすすめって言われることが多いですよね。でも、そう言われてもなんだかわからずに使うよりはもうちょっと知識が欲しくないですか。

こちらの動画では、オトーライさんの独断と偏見といいながら、塗料についての基礎知識的なところ、そして実際塗ったらどうなのか、といったところをわかりやすく解説されてます。

ほんとは自分で塗って体験するのが一番だけど、塗料って種類多すぎるてなかなか選べないし、やっぱり買う前にいくらかの情報は知っておきたいですよね。せっかく有益な情報があるのだから、しっかり吸収して、無駄なく、あなた好みの塗料を見つけましょ♪

動画内でオトーライさんは、

・ステインとニスの違い
・油性ステインと水性ステインの違い
・油性ニスと水性ニスの違い
・実際に塗って検証

といったところを解説&検証されています。

では、早速その内容もまとめたので、じっくりと見ていきましょう。

ステインとニスの比較

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【ステインについて】

ステインとうのは、木材に塗る塗料のこと、木目を際立たせナチュラルな質感で塗装ができる塗装になります。
木に染み込むんですね。

そして、このステインには油性と水性があり、同じステインながら大きな違いがあるんです。

【油性ステイン】

長所⇒塗りムラがなくとてもきれいな木目が浮き上がる、これが唯一の長所とのことで、仕上がり優先なら油性で間違いないとまでおっしゃってます。唯一の長所というのですが、短所はいくつかあります。

短所⇒とても臭い、換気が必須、筆を水で洗えない、ペイント薄め液が必要、ということです。しかも、ペイント薄め液というのは価格もそこそこするので、安い筆を使い捨てするほうがお安く済むとか。さらに乾燥に時間がかかり、上塗りは油性のみなど、デメリットは盛りだくさんです。 

こうしたデメリットを持ってしても、仕上がりが良く、人気が高いのが油性ステインとのことです。

【水性ステイン】

長所⇒臭くない、安心安全な塗料が多い、カラバリ豊富、筆を水で洗える、乾燥が早くあっという間に乾く、上塗りは水性油性どちらでもOK。家の中で塗装する場合も便利。

短所⇒好みによるが、仕上がりが油性に劣る。たくさん使うと木材が反ることがある。油性でも反ることはあるけど、経験上、水性のほうが反りやすい。

と、使い勝手は水性が圧倒的に良く、安心感も高いものの、油性の仕上がりの良さが肝となっているようです。
油性のほうが木によく馴染み、仕上がりがいい。経験上、木への浸透率が全然違って木目の浮き上がり方も違って、油性のほうが圧倒的にきれいに仕上がるとのことでした。

【ニスについて】

ニスというのは、木材の表面や塗面を保護、乾くと樹脂膜ができて作品を保護してくれる仕上げ塗料です。
このニスにも、油性ニスと水性ニスがあり、やはりこちらも違いがあります。

【油性ニス】

長所⇒強固な塗膜ができる、カチカチになり安心。クリアでも飴色なので塗ると味わい、深みのある色になる。

短所⇒臭い、換気必須、薄め液で薄める必要がある、薄め方が難しい。クリアでも飴色なのでもとの色を維持したい場合は向いてない。筆を水で洗えない。乾燥に時間がかかる。

【水性ニス】

長所⇒臭いがあまりしない、基本薄めなくていい、薄める場合は水でOK、透明になるので元の色を維持できる。
(水性ウレタンニスは、白濁色だけど乾けば透明になる)筆を水で洗える。乾燥が早い。

短所⇒油性に比べて強度が弱い(重ね塗りで強度を強められる)

ちなみにオトーライさんは、大物家具は油性、小物は水性と使い分けてるそうです。

あひるは、木の感じをそのままにしたいから、ここまでの感じでは油性ステイン、使ってみたいなぁ。

動画後半では、実際に木材に塗った上での検証も紹介されています。こういうの、DIY初心者にはほんと、助かりますよね。では、その検証内容も見ていきましょう。

仕上がりと乾燥時間を検証!!

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サンドペーパー240番で研磨した1×4材にそれぞれの塗料を塗っていきます。

・油性オイルステインオーク
・水性オイルステインオーク
・油性ウレタンニスクリア(薄め液で薄める)
・水性ウレタンニスクリア

これら4種類の検証です。

【油性ステインと水性ステインの仕上がりの違い】

それぞれ、1回塗りして30分後の状態を比較しています。

油性ステインは木材にしっかり浸透して染み込んだ感じ、水性ステインの方は上に乗っているといった感じ、何か塗装をした、という感がありました。たしかに、両方を比べれば、油性ステインの仕上がり感のほうが木によく馴染んでいて自然で美しいです。

【油性ウレタンニスと水性ウレタンニスの仕上がりの違い】

それぞれのニスを塗って約40分後の違いを比較しています。

乾燥時間ですが、油性ウレタンニスはメーカー公式の乾燥時間の目安として、

・油性ウレタンニスは3~4時間
・水性ウレタンニスは90分

となっているそうです。この時間差、全然違いますよね。

実際、塗ってから40分で、水性の方は触れるけど、油性の方はまだまだベタベタという状態の様子。
油性は黄色っぽい、まだ乾いてない、テカテカ。
水性は下地の色をほぼキープしていて、乾いてる。

このように、仕上がりまでの時間も、色合いや風合いもかなり異なるのがわかります。

仕上がりを見るとよくわかりますね。やっぱり油性ステイン、使ってみよう!

まとめ

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塗料には油性と水性があって、それぞれのメリット・デメリットが大きく異なります。
そのため、それぞれの特性を把握して、あなたの好みにあったものを選ぶことが必要ですね。

まだまだ奥が深そうな塗料のはなし、今回は油性と水性の違いについての動画をご紹介しました。

個人的には、オイルステインの木材に染み込んで木目をキレイに出してくれる系の塗料が好きで、油性ステインに心惹かれました。

ニスのテカテカした仕上がりは好きじゃなくて、できれば使いたくないと思ってたんだけど、水性ニスは割と仕上がりがいいかも。それに、ニスが木材をしっかりコーティングしてくれるんだな、っていうこともわかりました。

せっかく作った家具など、木材はやっぱり大切にしたい。それならば、好みだけでなく、塗料の特性を知って、木材を大切にするには何を塗るべきか、ということも追求していきたいなって思いました。

塗料については、ホームセンターでも店員さんから説明を聞いたりしてるけど、とにかく奥が深そうです。また別の角度からの塗装についても見ていきたいと思います。そして、自分でもいろいろ試したくなりました♪

オトーライさん、ありがとうございますm(_ _)m

DIY初心者は、やることが盛りだくさんで楽しいぞ!


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