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2018年のゲームやら何やらをざーーーっと振りかえる


テレビはネットに食われた。ゲームもスマホに食われた。映画館に足を運ぶひとも少数になった。おととしぐらいまでそんなことばっか言われてたのに。2018年は、あの映画が面白い、あのテレビが面白い、あのゲームが面白い、って常になんか話題になってた年だった。

TLでよく見る名前がキムタクとダパンプとクイーンとクロちゃんだよ。もう消費されたと思っていた人たちがパワーを見せつけて、スパイダーマンとアストロボットが飛び回り、やれカメラを止めるなだM-1グランプリだ、アイデアと情熱を注ぎ込めば金をかけなくとも面白いものはできることを示した。
みんなおもしろいもん作りやがってよー。すごいよ。ここまで面白いものが作れるのを思い知らされると、ウツウツと生活しているぼくでも、人間ですごくね?生きる価値ってあるんじゃね?と思ってしまう。金がなくても遠くに行けなくても、生きてるだけで面白いものが降ってくる空間にいるんじゃね?と思ってしまう。

PS4スパイダーマン。「移動が気持ちいい」ばかり言われたけど、移動が快適なことから、他の大作オープンワールドに比べてサクサク移動できてバシバシ戦闘してもう一口食べたいところで終わる、フットワークの軽い感じがすごくよかった!DLCの敵がやたら強くて難易度を下げたんだけど、圧勝できる難易度設定にしても戦闘の気持ちよさがへらない。全ての瞬間が絵になるし、悪いやつが困惑して、調子に乗ったり悔しがったり、常に会話があってずっと楽しい。

オリジナルストーリーといいつつそんな感じでもないのには戸惑ったけど、あれは「鬼太郎」みたいなもんでさ。
「ドラゴンボール」「ジョジョ」は過去シリーズからずっと話が繋がってるけど、鬼太郎はアニメになるたび、基本設定を受け継ぎながら、キャラクター造形や思想は今風にリセットされる。(…あってますよね?)まあ、要するにぼんやり理解すればいい。くどくど人間関係を説明しないの好きです。

ほか、印象に残るインディーズ作品も多かった!

「11-11」何気にBL界隈で話題にならないかな。
第一次世界大戦を舞台に、敵国の兵士同士が一時的にふれあい、一瞬でも家族のように生活するアドベンチャー。最後に、男同士と元カノ、どっちを選ぶんだ!って迫られるっていうね。

「インパクト・ウインター」助けが来る日まで、雪に覆われた教会で耐えるアドベンチャー。バグだらけで褒められたもんじゃないけど、外でガラクタを拾って、仲間がなんとか教会の暖房設備をアップデートすると、なんともいわれぬ達成感があった。震災をゲームにするなら、この方式だと思う。

「キャンドルちゃん」中国インディーズゲーム。灯台の強い光に憧れたキャンドルは、灯台の強い光に届いたとき、何を思うのか。ストーリーとゲームシステムががっきり噛み合った、荒いけどぼんやり光る一作。

今プレイ中なのは遅ればせつつも2017年の「ホライゾン:ゼロドーン」
舞台設定に超痺れた。いわゆる原始人モノなんだけど、1000年未来。
一度われわれの文明が滅びたあとに、また狩猟をして生活する人類が現れ、狩りをしながら、古代(我々にとっては未来)の遺跡を探索して、世界の謎を解き明かす。ここの人々にとっては、木々も太陽も命も鉄もVR空間も、「仕組みはわからないけど太古から地球に存在するもの」という点で同一に扱われている。
部族ごとの服装、文化の違いをみているだけで豊かな気持ちになるし、野生動物あいてに狩猟とハッキングをしつつ、現代の日用品が発掘されたりするのもロマンを感じる。
ちょっと難しいけど、冬に時間をかけてやるにはいいぞ。オススメ。

2018年ベストゲーム

1位「Marvel's Spider-Man」
2位「アストロボット:レスキューミッション」
3位「インパクト・ウインター」

ベスト漫画
「メタモルフォーゼの縁側」

ベスト書籍
「シュワルツェネッガー主義」

皆様、よいお年を。(早めの餅を食いつつ)

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読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。