【アイドル部】Vtuberと東野幸治とゴールデンウィークとラジオと。

Vtuberの戌神ころねは、視聴者に独特のからみ方をするので、紹介動画によく「圧」の字が出てくる。
東野幸治が独自に始めて娘さんが編集している「東野幸治の幻ラジオ」では、「圧」というワードをトークで使い始めたのは自分だと語っている。ちょっとしたトリビア回。

こういう長めの話はテレビでもやりづらいので、公式配信で聞けるのは楽しい。

アマチュアも、プロも。芸人も。ミュージシャンもいっせいに動画配信を始めた。10年後の人がアーカイブをさかのぼったら
「この時期に、一気に配信者が増えてるな?なんかあったっけ…」
なんてことになりそう。

自粛とGWが重なって、Vtuberもたくさん長時間配信をしていたけど、
まずはカルロピノお嬢様とヤマトイオリの生き物トークが楽しかった。

ピノちゃんは自然豊かな森の奥?のお屋敷に住んでいて、生き物への知識がすごいんだけど、配信の途中で生き物知識を披露しまくるので、動画によってはゲームそっちのけで虫の話をしちゃったりする。
何でも聞きたがりのイオリもまた、話の途中で関係ない話にとんだり、質問が始まっちゃったりする。

ちょっとクセのあるふたりが、会ってみればレゴの凸と凹がパチーン!と合ったみたいに相性〇だった。精神年齢が逆転してるのもほほえましい。
お題「全ての生き物が子犬サイズになったらなにを飼う?」
では、幼少時代の大型犬の話にもなり、虫をあえて巨大にするピノさまに、たぶん「気持ち悪い」の一言をこらえたイオリ。

そして後半の「説明しりとり」。
しりとりでうっかり「ん」がついて負ける人、なかなか見れない。
しかも普段の呼び方の「いおりおねえちゃん」にしてあげようとして自分から落とし穴に落ちちゃうのが、人がいいというか、なんというか。

ヤマトイオリの普段の言葉使いからしてちょっと面白い。虫のことを「虫の人」って言うし。よくお絵かきと音楽系の遊びしてるけど、「ことば」を使うゲームやってほしいなあ。ほしいなあ。

そのあと、えかきうた対決につながる。もこ田めめめのマジメな部分が出る。


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カサカサ・・・

これらの一連の動画は「アイドル部の侵略」と題してVtuberたち本人が企画したラジオやゲーム配信だったけど、人数が多いぶんゴチャついてて、お祭りムードだけど、人数が増えたぶん楽しさも倍増!
・・・とはならなくて。
ちょっと参加者が多くて進行役不在でわかりにくかったり、深夜にUNOやろうとしたら意外と知らないルールがたくさんあってグダグダになったり、準備不足もあった。

そのあと「ガリベンガーV」の公式チャンネルで、スタッフの「V子」が、あつまれどうぶつの森で虫取りをするプレイ動画を配信。
ゲーム中に捕った虫を生物専門家の「わぴちゃん」がリモート解説する動画だ。

わぴちゃんとピノちゃん、完全に同じ特性を持つキャラクターがいて、同じゲームを題材しても、こんなに違うものになるか、って発見があった。

今って、動画サイトとテレビが完全にひっくり返る歴史的瞬間なのかもしれないと思ったけど(テレビとラジオの無断転載を平然としながら、軽々しくテレビは終わったって聞くとイラッとするけど)、さすが、本職のバラエティ作ってるプロの強さを見た。


そして昨日は、新作発表に影響されて「ペーパーマリオ」開始。
やっぱりゲーム配信って、週に1~2回の、ちょっと足りないぐらいがちょうどいい! 耐久配信に慣れちゃうといかん!あれは味が強すぎる!

で、あるんだかないんだかわからない今年のGWムードは終わった。

ぼくはアイドルをよく知らなくて、Vtuberにはゲーム実況とラジオで興味を持ったけど、
アイドルは一流の人だけでなく、未熟だけど成長を見守る楽しみ方もあるって聞いた。

アイドルは、歌とかダンスとか演技とかで成長していくけど、配信で活動するバーチャルアイドルは何が成長していくんだろう。

それでふと思ったけど、Vtuberは歌やダンスだけでなく、動画作りの技術が成長していくのか。

それを見た視聴者が、「この子、初回放送はまともにコメント読めなくて恥かいたアーカイブが残されているのに、今では視聴者の相談に答えながらフォロワーたちとゲーム配信している! じゃあ俺も何か自己表現を始めてみよう!」
みたいに、新しいことにつながるかもしれない。

プロもアマチュアも生身もバーチャルの人も配信を始めているけど、それぞれが違うスタイルで、それぞれの元気づけ方ができる。


読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。