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購入型クラウドファンディングの情報発信で大切な3つのことは『目的を明確にすること』成功例をもとに仕組みを解説

さて、今回はプロジェクトの広報活動するときに、ひとつひとつの内容に、しっかり目的をもって発信しましょう!というお話しです。

SNSからの情報発信や直接人に会う、またはチラシの作製など、プロジェクトをたくさんの人々に知ってもらうことがクラウドファンディングの鍵を握ることは再三お伝えしている通り。

地道な広報活動が確実に支援に繋がっていきます。

そこで、大切になるのが……

どんな目的をもって発信していくか

ということなんです。

例えば

▶︎この情報はリターンを知ってもらうため
▶︎この情報は共感を感じてもらうため
▶︎この情報は信用・信頼を得るため

ひとつひとつの発信が何を目的とした情報提供なのか……明確な目的設定をすべきです。

何も考えずにただ情報を垂れ流していても伝わるものも伝わらず、支援を集めることはできません。

実にもったいない。

ということで、情報発信する際の目的設定についてお伝えします。

▶︎リターンを知ってもらう
▶︎共感を感じてもらう
▶︎信頼信用を獲得する

こちらの3つのテーマに沿って進めていきます。

しっかり目的設定された情報が届いたときに初めて支援へと繋がりますので、早速いってみましょう!

リターンを知ってもらうための情報発信

購入型クラウドファンディングという形であれば、やはり一番重要になってくるのはリターンです。

リターンというのは支援者が支援金額に応じて得ることができる商品やサービスのこと。

僕が携わって221万円の支援を集めた【100年食堂プロジェクト】では、食堂で使える食事券というのがありましたが、これは商品としてのリターン。

支援してくれた方のお名前を木でできた名札に彫って店内に飾る、というリターンはサービスとしてのリターンとなります。

そこで、どんな風にリターンについての情報を発信したらよいのか考えてみましょう。

商品やサービスの魅力を伝えるはもちろんなのですが、その商品をGETするとどんなメリットがあるのかを使えるのが重要です。

例えば「象が踏んでも壊れないスマホケースをつくりたい!」というプロジェクトがあったとします。

これを購入することで、日常生活にどんなメリットがあるのかを伝える必要があります。

「象が踏んでも壊れない」というのキャッチスレーズで実際に象にスマホを踏まれる人なんで、世界に一握りしかいませんからね。笑

なるべく使う人(ターゲット)の日常生活に寄り添った情報を提供できるといいですよね。

▶︎自動車や自転車で踏んでも壊れない
▶︎高所から落としても無傷

より具体的に伝えるのがコツですね。

実際の生活にどのようなメリットがあるのか、イメージしやすいような工夫をしましょう。

共感を感じてもらうための情報発信

はい、次に共感ですね。

クラウドファンディングで支援を集めるためには、支援予備軍にいかに自分ごとのように感じてもらうことが非常に重要。

そこでキーワードになるのが共感です。

ただ「こういうプロジェクトですよー」と伝えただけでは支援をしたい気持ちにさせることはできません。

そこにプラスして発信している情報のなかに「あなたに関係のあること」として感じてもらえ工夫がしてあるかどうか、ですね。

さきほどのスマホを例にとると……

象に踏まれても壊れないスマホです

という情報の伝え方ではなくて

僕も携帯を落として画面を割ってしまった経験があるんですよ。そこでこの商品を考えました!

スマホを落として画面を割った経験がある人は多いと思いますので、こんな風に「それって、あるある」と感じてもらうことで共感が生まれます。

また

画面が割れると見づらくなるのはもちろん、タッチ操作も効かなくなるし、電話もLINEもできなくなります

具体的にスマホの画面が壊れたときに、どんなことが起こるのか、どんなことで困るのか……を伝えます。

それによって情報をみた人が「それは困るな〜」と感じてもらいます。

そこから初めてこのリターンが自分にとって「必要 or 不必要」の天秤にかけられるというわけ。

いかに自分ごととして感じてもらえるか……

そこに共感が生まれて、その共感が支援に変わる可能性を秘めています。

信用と信頼を得るための情報発信

これは支援予備軍に「ほんとに支援しても大丈夫かな」と思わせないような、信頼性を高めるための情報を提供するということ。

プロジェクトページに掲載する情報の内容としては

▶︎しっかりと自己紹介で自分のことを伝える
▶︎支援金が集まった際の使い道の内訳を開示する
▶︎プロジェクト全体のスケジュールを明記する

このあたりをしっかりと情報発信して「見える化」させておく必要がります。

支援予備軍を一瞬でも「怪しいなぁ」と感じさせた時点でアウトです。

◾︎リターンが確実に手元に届く
◾︎支援金をプロジェクト以外の用途に使う
◾︎確実にプロジェクトが遂行される

あなたもインターネットで買い物をしたことがあるのでわかると思います。

実際にクラウドファンディングでもリターンが届かなかったプロジェクトもあったそうです。

悲しいかな世の中、いい人ばかりじゃありません。

そういった不安のタネを一粒残らず拾っていくのが「信頼と信用を積み上げる」情報発信となります。

購入型クラウドファンディングの情報発信で大切な3つのことは『目的を明確にすること』成功例をもとに仕組みを解説 まとめ

▶︎リターン
▶︎共感
▶︎信用信頼

この3つの要素は切り離すことはできず、互いに複雑に絡み合っています。

ひとつの要素を目的をもってしっかりと情報発信することができれば相乗効果的に、ほかの要素にもいい影響が生まれますし、その逆もしかり。

プロジェクトページをつくる際も、SNSから発信する際も、同じです。

どんな目的をもった情報発信なのか

これを明確にしておくことで支援予備軍への伝わりかたが全く違うものになりますので、目的をもった情報発信を心がけましょう。

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新潟県でカメラマンとして活動しています。特に飲食店などのメニュー撮影、ブツ撮りに定評あり。ポートフォリオ→https://jinbo-lab.jp/。一般社団法人 愛南魚沼みらい塾理事。1980年生まれ。