購入型クラウドファンディングの手数料、大手4社を比較【こんなに違うの!?】
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2019年1月にスタートしたクラウドファンディング「100年食堂プロジェクト」で226名様から221万円の支援を集めたプロジェクトの広報を担当したジンボラボ 神保貴雄です。
クラウドファンディングって聞いたことはあるけど、どういうものかよくわからない……という、あなたのために最大級にわかりやすく説明させていただきます。
この記事を読んで、クラウドファンディングに興味をもっていただければ幸いです。
購入型クラウドファンディングとは
購入型クラウドファンディングとは支援金を出資してくれた支援者へのリターン(返礼品)が「物やサービス」などで返されるクラウドファンディングのことを言います。
例えば「スマホのバッテリー」についてのクラウドファンディングであれば、支援金を払うことで、そのスマホバッテリーをもらうことができます。
簡単に言うと「予約販売」に非常に似ているサービスですね。
クラウドファンディングの支援金額に応じて、さまざまなリターンが用意され、それを選ぶのも支援者の楽しみにのひとつとなっています。
いま現在、もっとも市民権を得ているのが購入型のクラウドファンディングで、ほかにも寄付型や融資型などがあります。
クラウドファンディングにおける手数料とは
あなたがクラウドファンディングを始めようと考えた際に、一番気になるのが「手数料」ですよね。
クラウドファンディングを行って目標金額に達した際に、そこから「手数料」が差し引かれる仕組みとなっています。
この手数料というのが、クラウドファンディングを行うサイトによってバラバラなんです!
ということで、どこでもいい!というワケにはいきません。
手数料はクラウドファンディングサイトを決める際にとても大切な要素となってきます。
ということで、以下大手4サイトの手数料を比べてみました。
▶︎CAMPFIRE
▶︎READY FOR
▶︎MAKUAKE
▶︎kibidango
ということで早速いってみましょう!
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)の手数料
僕的にはクラウドファンディングと言えば「CAMPFIRE」というイメージ。
どんなジャンルのプロジェクトにも強いオールラウンダーという立ち位置ですかね。
そんなCAMPFIREの手数料は……
手数料「12%」+決済手数料「5%」
手数料+決済手数料=17%
17%が手数料として必要となります。
総支援額が100万円の場合は17万円が手数料となります。
どちらのサイトもそうなのですが……なんとこちらにさらにプラスで消費税がかかります。
17万円の8%なので「13.600円」ですね。
キャー!!
ということで最終的に受け取れるのは……
1.000.000−183.600=816.400円
81万6千4百円となります。
ReadyFor の手数料
日本で初めてのクラウドファンディングサイトでもあるREADYFOR。
社会貢献や復興支援などのプロジェクトが多く、支援金額の総額も他のサイトと比べると多いのが特徴。
▶︎シンプルプラン 12%
▶︎フルサポートプラン 17%
READYFORは、こちらの選べる2つのプランを採用。
・シンプルプランの場合
手数料が12%(+消費税)ということで……
1.000.000−129.600=870.400円
・フルサポートプランの場合
CAMPFIREと一緒で17%なので
1.000.000−183.600=816.400円
クラウドファンディングに初めてチャレンジする方は、手厚いサポート付いている「フルサポートプラン」をおすすめします。
また、何度もチャレンジしているという方は「シンプルプラン」で手数料を抑えるのが得策。
MAKUAKE(マクアケ)の手数料
かのサイバーエージェントが営むクラウドファンディングサイト。
こちらは「新商品」にまつわるプロジェクトが多いのが特徴。
手数料(決済手数料5%)を含む
20%
が手数料(+消費税)となります。
1.000.000−216.000=784.000円
20%は結構デカイですね!!
kibidango(きびだんご)の手数料
kibidangoも新しい商品の開発などに強いサイトで新しい物好きな方にはたまらないプロジェクトが多いのが特徴。
今回紹介した中で一番安価な手数料となっています。
その手数料が
10%
となっています。
1.000.000−108.000=892.000円
楽天ペイを利用すると「14%」になるんですね。
1.000.000−151.2000=848.800円
となります。
10%は、なかなか魅力的ですね。
購入型クラウドファンディングの手数料、大手4社を比較【こんなに違うの!?】
▶︎CAMPFIRE 17%
▶︎READY FOR 12% or 17%
▶︎MAKUAKE 20%
▶︎kibidango 10%( 楽天ペイ利用時14%)
ご覧の通り、各サイトごとに手数料に違いがあります。
ここでひとつお伝えしたいことがあります。
クラウドファンディングサイトを決める際に「安さ」だけで選んでしまうのは危険。
各サイトをみていただけるとわかりますが、サイトごとに得意なジャンルが違います。
たとえばkibidangoなら「新商品」の開発などのクラウドファンディングに強い。
またREADYFORは「社会貢献」などメッセージ性が強いクラウドファンディングが多いです。
あなたがチャレンジしたいクラウドファンディングの内容に合ったサイトを選ぶのが一番大切なことかもしれません。
新潟県でカメラマンとして活動しています。特に飲食店などのメニュー撮影、ブツ撮りに定評あり。ポートフォリオ→https://jinbo-lab.jp/。一般社団法人 愛南魚沼みらい塾理事。1980年生まれ。