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クラウドファンディングの成功には信用と信頼が欠かせない

「信用」と「信頼」の違いってわかりますか?

ここにクラウドファンディングにとても大切な要素が詰め込まれております!

ということで信用と信頼について考えを整理するために記事を書いていきます。

この記事がこれからクラウドファンディングにチャレンジする方に届くと嬉しいです。

それでは早速いってみましょう!

クラウドファンディングを成功させるための「2つ」の要素とは


↑↑↑こちらの動画でもガッツリ説明しております。

「信用」とは
信用は英語では「CREDIT(クレジット)」と訳されます。

クレジットカードのクレジットですね。

過去の実績や、ビジネスの業績、成果物などのことを表します。

「信頼」とは
信頼は英語で「TRUST(トラスト)」と訳されます。

トラストミー(私を信じて)なんて言いますよね。

未来への期待を表します。

小学生でもわかるように例えると……

いままでのドラゴンクエストシリーズのゲームはおもしろい(信用)
次に出るドラゴンクエストシリーズのソフトもおもしろいだろう(信頼)

だから買う。

社会人で例えるとこんな感じ

後輩のAくんは、なんでもテキパキと仕事をこなす(信用)
次のプロジェクトもしっかりとやってくれるはず(信頼)

だから安心して仕事を任せられる。

こんな感じ。

僕が以前チャレンジして221万円の支援を集めた【100年食堂プロジェクト】でいうと…

ほんだやが97年もの間、六日間駅前の食堂として機能してきた信用
若い人たちが事業継承して、新しいことをやってくれそうだという信頼

これを掛け合わせた結果「226人から221万円の支援」に繋がったと考えました。

信用×信頼=支援

という方程式がここに爆誕しました(笑)。

これが「97年の信用」だけでは、ここまでいかなかっただろうし、若い人が「新しいことを始める信頼」だけでもいかなかったでしょう。

「町を盛り上げよう!」という気合いだけではなく、97年という「歴史が担保」されることによって、より支援がしやすかったのではないか……と。

で、僕が広報担当として取り組んだこと

なんだかんだやってきたことを突き詰めていくと、このふたつに分解することができました。

信用をクリアにし
信頼をクリエイトする

どういうことが、ご説明しますね。

ほんだやの歴史を深掘りし、写真や先代のインタビューなどの材料を集めて、整理して見てもらう。

これが「信用をクリア」にすること。

新しいほんだやがどんなお店になるのか、街全体にどんな変化が起こるのか……をわかりやすくする。

これが「信頼をクリエイト」するということですね。

信用を「クリアにする」とは?


どんなに長い歴史があっても、それを上手く伝えることができなければ意味がありません。

クリアとは「明確」という意味があります。

すごい価値のある骨董品も埃をかぶって倉庫の片隅あったのでは、なんの価値も見出されません。

埃を払って、ちゃんと箱に入れて、博物館に持っていって初めて価値が見出されるわけですよね。

その価値を「明確」にして「信頼」に変換するのが僕の役割のひとつでした。

信頼を「クリエイトする」とは?

どうやって未来をみせるか
どのように期待してもらうか

ここですよね。

正直こちらに関しては僕が実際にお店に立つわけではないので、どのように表現したらよいのか……非常に難しいところでした。

ただ、毎週打ち合わせを重ねて意見を交換することでカバーすることができました。

「あいつらなら、なんかおもしろいことやってくれるだろう」

このような期待を「クリエイト(創造)」して「信頼」に変換するのが、もうひとつの僕の役割でした。

このふたつを「日々の活動報告」や「フェイスブックページ(SNSでの発信)」「動画」を使って表現してきたわけです。

クラウドファンディング成功の方程式まとめ

信用をクリアにし、信頼をクリエイトすることができれば、クラウドファンディングは成功します。

これは最近気づいたことなので、当初はまったく考えてもいませんでした。

そう考えてみると我ながら最初からバチコン!とハマってたな〜と。

これってクラウドファンディングだけじゃなくて、すべてのビジネスモデルにも当てはまると思うんですよね。

信用だけあっても、物やサービスは売れません。

信頼も……そうですよね。

車の車輪のように、このふたつが上手く機能することでビジネスが前に進んでいくと考えます。

車は車輪4つですけど、言いたいことわかりますよね(笑)。

1から物事を作り上げるのが得意な人がいれば、その出来上がったモノをたくさんの人に知ってもらうようにするのが得意な人もいる。

僕は完全に後者だな〜と、今回のクラウドファンディングを通して感じました。

そんな機会をいただけたことに、あらためて感謝しなきゃな……と。

支援していただいたみなさま、ありがとうございます!



新潟県でカメラマンとして活動しています。特に飲食店などのメニュー撮影、ブツ撮りに定評あり。ポートフォリオ→https://jinbo-lab.jp/。一般社団法人 愛南魚沼みらい塾理事。1980年生まれ。