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クラウドファンディングに挑戦するときに、あなたがまず考えてなくてはいけないこと。

結論からお伝えすると「リターン」が設定できないプロジェクトは、クラウドファンディングに挑戦することはできません。

リターンとはお金を払って支援してくれた方への「お返し」ですね。

ふるさと納税の返礼品を思い浮かべていただければと思います。

この「お返し」が用意できない時点でチャレンジできません。

その理由について詳しくお伝えしていきます。


で、まず押さえておきたいのがクラウドファンディングにもいくつか種類があるということです。

通常、僕らがイメージするクラウドファンディングは「購入型のクラウドファンディング」と呼ばれるものです。

ほかにも「寄付型クラウドファンディング」とか「投資型クラウドファンディング」などがあります。

投資型は僕もほとんど理解していないので、ぶっ飛ばします。笑

寄付型は購入型とちがって「リターン」を用意する必要がないクラウドファンディングとなります。

こちらも僕はやったことがないので、くわしいことはわかりません。

ということで、ここで説明している「クラウドファンディング」は「購入型クラウドファンディング」ということで理解いただければと思います。


僕のところにいろいろなクラウドファンディングに関するお問い合わせがあります。

そのなかに「こんなプロジェクトなのですが、クラウドファンディングできますか?」という問い合わせが少なくありません。

そんなときにどういう観点で「できるorできない」を考えるか……ということですね。

一番大切な指針が、最初にお伝えした通り「リターンが設定できるか」ですね。

リターンがつくれないような内容であれば、まずクラウドファンディングという箱には入らないと考えてOKかと。

たとえばどういうものがあるかというと。

▶︎ひとの命に関わるもの

例えば「手術費用」とか「治療費」など、そういったお金ですね。

これはなかなかナイーブ過ぎて支援する方も逆にためらってしまいます。

そして、なにより「リターン」をつくることができない。

・手術が成功したらお礼のメッセージを送ります

ちょっと軽いですよね。

というか手術が失敗したら切なすぎます。

こういった支援が必要な場合は、住んでいる自治体や行政に相談した方が早いし確実だと思います。

また……

▶︎生活費や学費など

これらも同じ理由で無理です。

リターンをつくることができません。

もしかしたら天才的な人が生活費のためのクラウドファンディングに適したリターンをあみだすことがあるかもしれません。

ですが、僕には無理です。

どうやっても厳しい!!

正直、炎上している「画」しか思い浮かばない。

やはりこの場合も行政や民生委員さんなどに相談にのってもらうのが一番だと思います。


ということで、これからクラウドファンディングを始めようとしている方は、一度「リターンが用意できるか」という視点でプロジェクトを考えてみてください。

もし「リターンが思いつかない……」ということであれば、プロジェクトを一から練り直さないといけません。

厳しいかもしれませんが、これがクラウドファンディングの現状です。

ということで参考にしてみてください。

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新潟県でカメラマンとして活動しています。特に飲食店などのメニュー撮影、ブツ撮りに定評あり。ポートフォリオ→https://jinbo-lab.jp/。一般社団法人 愛南魚沼みらい塾理事。1980年生まれ。