【駅前ぽっぽ天国の振り返り】お詫び、よかったところ、反省点、スタッフへ、そしてウィルスへ……
さて「駅前ぽっぽ天国」から1週間が経とうとしています。
残務のお片付けなどが忙しくて報告&御礼が遅くなってしまいました。
あらためまして、今回開催できたことにお礼を伝えさせてください。
また楽しみに会場に来ていただいたけど、残念な思いをさせてしまった方々にもお詫びを申し上げます。
「はじめてのことだったので……」
という言い訳をしてしまえば、とても簡単なのですが、これからこのようなイベントを考えている方に参考になればと赤裸々に書き残しておきます。
ということで、お礼とお詫びと言い訳が入り混じった文章になってしうことを予めご了承ください。
それでは、まず一番はじめに核心に触れていきたいと思います。
このままだと事故が起こる!
ぽっぽ天国がスタートしたのが12時。
スタートして1時間、13時過ぎくらいまでがピークだろう……と予想していたのですが、14時を過ぎても客足が減らない。
いや、むしろ入場するために並ぶ人は増えていました。
ぽっぽ焼の屋台も最初はパラパラとしか買う人がいませんでしたが、14時から15時には30メートルくらいの列ができてました。
えんにちコーナーも13時には金魚すくいの金魚がいなくなり、14時には型抜きがなくなり、15時には輪投げの景品が底をつきました。
16時にはすべてのコーナーを終了する決断をしました(ぽっぽ焼きの屋台も15時30分には売り切れ)。
そこまででのべ「900名」の来場があったとのこと。
もちろん景品がなくなったり、金魚がいなくなった……というのが、えんにちコーナーを終わらせた理由ですが、それ以上の理由が実はあったのです。
それは「交通事故」です。
連休前の週末だったせいなのか、会場前の道路が非常に混んでいました。
もちろん、このイベントの影響で混んでいたこともあったと思いますが、それでは説明がつかないような大型トラックが列をなして通ります。
そんななか、こどもたちがこちらからあちらに縦横無尽に道路を横断。
こんなに交通量があることを予想をしておらず、それにつける人員を想定していませんでした。
そんなこともあって僕がずっと危ないところに張り付いていたのですが、急遽だったこともあってオペレーションも悪く、このままだと必ず「事故が起こる」と予感しました。
自分が主催したイベントで、さらに目の前で被害者と加害者が出るのだけは避けたい……という僕のエゴで終了する判断をしました。
すべては僕のシミュレーション不足と対応力のなさが引き起こしたことです。
なんとかして続けることもできたかもしれませんが、残り3時間をこの「いつ事故が起こるかわからない状況」でイベントを続ける精神力が僕にはありませんでした。
やめることを決めたときの安堵感はしばらく忘れられないと思います。
そのあとは夕方からの来場を楽しみにしていた方への対応に追われながら、SNSでイベントの実質終了連絡に終始しました。
親御さんに手を引かれ、浴衣を来てくれたこどもたちに本当に申し訳ないことをしたなぁ……という気持ちもありつつ「事故が起きなくてよかった!」という安堵感が入り混じった複雑な心境。
僕ひとりだけで説明するわけにもいかず、スタッフ総出で対応させてもらいましたが彼らにも悪いことをしたな、と。
あの時点でイベントを終わらせたことについては以上の理由で間違ってなかった、といまでも僕は思っています。
ですが、そのような事態を予測できず対応できなかったことについては、非常に反省しています。
次回以降のイベントでは、このようなことが起こらないようにします。
あらためまして、お詫び申し上げます。
よかったこと
やっぱり「こどもたちの笑顔」をたくさん見れたのは嬉しかったなぁ。
こどもたちが満面の笑でぽっぽ焼きを頬張るシーンを一番見たかったわけですが……
おとなが一番うれしそうでした。笑
あと、こどもたちのお祭りへの熱を感じました。
「やっぱり飢えてたんだぁな……なんだかんだ我慢してたのかなぁ」
そんな彼らの熱を少しでも放熱することができたんじゃないか、と思っています。
意外と昭和レトロ遊びが人気だったのも想定外でした。笑
あとは今回のイベントに合わせて「テラス席」を用意してくれた飲食店さんがありました。
こちらもなかなか盛況で、密を避けながら楽しく食事ができる新しいサービスとして定着するといいな、と思いました。
また「じゅー」の佐藤さんが小学生の高学年女子がカフェのようにお店を使ってくれたのが嬉しかった……と言ってたのが印象的でした。
居酒屋さんや飲み屋さんってこどもたちにとっては、普段なかなか入ることができな特別な場所じゃないですか。
そんな場所で自分たちだけ(こどもたちだけ)で「お茶してる」という状況を楽しんでくれていたみたい。
家族以外の人と飲食店に行くことも、ひとつの社会勉強ですからね。
そんな場が提供できたことも嬉しかったことのひとつです。
今回、ぽっぽ焼の本場でもある新発田市から「こまち屋」さんという専門の方から来ていただきました。
色々とお話をさせていただいたのですが、やはり新型ウィルスの影響でまったくお仕事ができない状態とのこと。
このシーズンは各地のお祭りや催事に引っ張りだこなのですが、今年のスケジュールは白紙状態。
こちらに来ていただくのも、ダメ元で連絡したのですが、意外とすぐにOKをもらえたので「おかしいな……」と思ってたんです。
そんなこともあって、ぽっぽ焼き屋さんにも喜んでいただけました。
こまち屋さんのTwitterはこちら。
出店される場所の情報などがGET!できます。
こだわりのぽっぽ焼は、通信販売で購入もできますのでぜひ(^−^)。
いますぐまた食べたい!!
そして、イベントの最後には「オンラインお六甚句」で盛り上がることができました。
密状態を避けるために盆踊り会場をオンライン上(ZOOM)に設定し、そこに集まってもらい同時刻に同じ踊りを舞う……という「ニューノーマル盆踊り」にチャレンジ!
本当にはじめてのことで理解できている人はほとんどいませんでしたが、今回だけは「やることに意義がある!」と鼻息荒くトライしてみました。
当日最大20名ほどのアクセスがあったので、それなりの成果はあったのかな。
楽しそうな様子がパソコンの画面越にも伝わってきました。
でもやっぱり本物の会場を見ていてわかったことがあります。
「盆踊りは会場でみんなで踊るもの」
という揺るぎない真実でした。
ミーティングや会議はオンラインでも問題ありませんが、これだけはオンラインじゃ無理ですわ。
これだけは同じ空間で同じ空気を吸いながらじゃないと成立しません。
それに気づけただけでやった甲斐がありました。
来年はみんなでお六流しができるようにいまから盆踊りの神様にお願いしておきましょう!
斜めの関係としてのチームワーク
当日会場で動いてくれたスタッフさんが30名くらい。
あとは各飲食店さんも巻き込んだイベントだったので、関わってくれた方はなんだかんだ100名以上になるのではないでしょうか。
あらためて感謝申しあげずにいられません!
また企画から運営まで担ってくれたコアメンバーが僕を含め13名。
それぞれがそれぞれの役割をしっかり果たし、またそれ以上のことを担当してくれたり、本当にありがたいことばかりでした。
ウィルス渦のなかで、あらためて人と人との繋がりが重要視されています。
今回、職種も年齢も超えて結束できたことを誇りに思いますし、言わば「寄せ集めチーム」でも地域を十分に盛り上げられることがわかりました。
これがでかいんじゃないかと僕は思うわけです。
上司でもなけれで部下でもなく、同僚でもなければ、同級生でもない。
縦でもなければ横でもない……。
よく「斜めの関係」といいますが、まさにその通りだったのかな、と。
むしろそちらの方が「滑らかに機能」することもあるんじゃないか、と。
利害が絡まなくても、共通の「想い」さえあれば、結束して動くことができることを教えてもらいました。
ウィルスさんへ
あなたのおかげで、我々人類はいままでにない「固い結束」を身に着けることができています。
心の底からありがとう!!!
とは口が裂けても言えませんが「おかげさまです!」とは言えるかな。笑
まだまだ「禍」は続きそうだし、いつまで続くかもまったくわかりませんが、僕はこう思います。
ただじっと同じ場所で嵐が止むのを待つこともできますが、僕らは自らの足で前に進むこともできるんじゃないかと。
雨風が強くて前に進めないかもしれないけど、1cmでも1mmでもいいから昨日より前に進みたいっ!!
待つだけではなく自分の足で向かうことで、1分1秒でも早く明るい未来にたどりつけるのではないかと思います。
一緒に未来を迎えにいきましょう!!
長くなりましたが、駅前ぽっぽ天国実行委員長としての挨拶とさせていただきます。
次は「花火イベント開催」に向けて動いていますので、そちらにも協力いただければと思います!
詳細は例のごとく小出しに発信していきますので、お楽しみに♪
それでは、ありがとうございました!!
【協賛各社(順不同)】
・青木酒造株式会社
・金誠舘
・S.61ゲレ会
・美容室 SPELL
・株式会社 Smile Peace
・鳶大興業株式会社
・八海醸造株式会社
・ピタッとほけん FICパートナーズ株式会社
・有限会社六日町ダイコーセンター
・有限会社山口建築工業
・株式会社ラフカンパニー
・株式会社ローテック
・株式会社AOKI KAEN
・あかまつ
・UONUUM GOLF College!
・株式会社エフエム雪国
・株式会社 おらしょの野菜
・ニューお肉酒場 俺オレOle
・魚沼ダイニング 楽
・雪国酒舗 金沢屋酒店
・味の店 京
・共立観光株式会社
・金城酒販有限会社
・有限会社桜井酒店
・芯菜箸
・有限会社大樹販売
・髙野文照堂印房
・魚沼しあわせ食堂つばめの巣
・有限会社新潟インベスト
・BAR Voga
・ひらくの里ファーム株式会社
・株式会社プリントップ
・ちょこっとお酒 ほんだや
・街角テレビ(株式会社machikado)
・農家レストランまつえんどん
・(一社)南魚沼 愛みらい塾
・山口 力
・ライフボックス
新潟県でカメラマンとして活動しています。特に飲食店などのメニュー撮影、ブツ撮りに定評あり。ポートフォリオ→https://jinbo-lab.jp/。一般社団法人 愛南魚沼みらい塾理事。1980年生まれ。