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山陰広告賞2022とデザイン 2

こんにちは!
今年の4月は例年に増して暖かい日の多かったように感じます。
ここ隠岐でもTシャツでも暑い日がありました。とはいえ、夜は冷えて気温差が15度以上あった日もあります。温暖化と寒冷化が進んでいるのでしょうか。

先日、中国の義務教育課程で体育が英語より重要科目になったようですね。元気が一番、体が資本。それに加えて、10年後のテクノロジーや人口を予想したら「英語より体育だね」となったのかもしれませんね。
昔から、「健全な魂は健全な体に宿る」といますもんね。
新年度が始まりました。体調を崩さないよう、未来に向かって楽しい日々を送っていきましょう!

さて、今回も、前回の山陰広告賞の続きを綴っていきたいなと思います。よろしくお願いします!

前回のおさらいになりますが、まずは、

広告賞の意味

何が本質なのか、どのような表現が適しているか、それを突破するアイデアは何か。たくさんの時間やエネルギーをかけて作るクリエイティブな広告。
人に見せて、そこから始まるのが広告(ロゴやパッケージ等も含めて)です。

アイデアの詰まった広告。美しさを追求した広告。笑える広告。
何かを感じてもらうための広告。アクションを誘発させる広告。

もちろん、そこには
「表現のセンス」「作り上げる技術」
が必須だと思っています。

そんな中で、立ち止まる広告・記憶に残る広告・飾って置きたくなる広告を作れたら勝ち。そんな感じがしています。ちなみに、この「そうぞう力」は誰でも「日々の努力と、自らの環境」で得ることができると信じています。
(美大も出てない僕ですら何とかなってるんですから)

さて、これらも自信あって出品したのですが、(きっと)惜しくも賞は逃してしまった作品のご紹介です。


イヴランデモ (パッケージ)

大山にある竹炭工房の商品です。
僕はパッケージとロゴ、リーフレットを作らせていただきました。
パッケージのネーミングは「いぶらんでも(いぶらなくても)」スモークの味わいになるところから来ています。方言をそのまま商品名にして、かつ商品の特性が十分にわかるのが素敵ですよね。

この商品の中身は、炭を作るときにできる竹酢液。体にいいようなのですが、体につけたりすると一気に煙臭くなってしまいます。口に入れてもいいものなので、煙臭さを逆手に取って、肉やチーズやウイスキーなど、「一滴でスモーク」になる、大人の嗜好品として販売しています。
なので、キービジュアルはスモーク感を感じられるように竹炭を並べたモノに煙を載せ、ロゴは1滴のしずくの中にネーミングを詰め込みました。


ルアン (ロゴマーク)

米子にある建築設計事務所のロゴマークです。
ロゴを作るにあたり、好きなことや嫌いなこと、大切にしていることなんかをたっぷり聞かせてもらいました。
そんな男気あふれる女社長が大切にしているのは、違いと個性。

RUANGはインドネシア後で部屋。バリの建築や家具も使われているオフィスにはたくさんのアンティークのようなものが多く、そこに刻まれた傷、シミや変色があります。その「違いと個性」を大事にしています。
出っぱってたり、欠けてたり、そんな思いをロゴマークにも込めて、出っぱったり、欠けてたり。立体的な部屋に見えるように文字を作りました。その文字の間を「DESIGN」で埋めています。


あまとめ (アプリ)

島根県海士町のポータルまとめサイトです。
交流の盛んな挑戦の町、海士町。いろんな人がいろんな発信をしてるのに情報の横断がないのがもったいない。そこに目をつけて、役場と一緒に作ったのがこのサイトです。内容は「海士町新聞電子版」な感じです。

百聞は一見にしかず。ぜひダウンロードしてみてくださいませ!
海士の多様な盛り上がりがわかってもらえるかもしれません!


大空高校 (ポスター)

校章でデザイン部門受賞もした、北海道大空高校のポスターです。
実は校章より先にこのビジュアルを作っていました。
大空高校の特色は、「飛行機人」という自由で多様な姿と、6つのコンセプト。
そこで、6色の色を多様に混ぜ、それを推進させるためのタービンのように、ぐるっと回転させました。

このビジュアルの後に作った校章。校章というシンボルは、このビジュアルコンセプトの上位概念を作らなければならないなと考えながら取り組みました。詳しくはHPをご覧ください!


広告とは

広く告げると書いて、広告。
たくさんの人に伝えることが広告ですよね。

ではどうやったらたくさんの人に伝えられるか。
それは、

「出稿量×表現」

だと思っています。

出稿量(メディアコスト)を増やしてとにかく露出させれば、見る機会が増えてたくさんの人に伝えられます。
表現(アイデアコスト)を面白くして人の心に刺されば、シェアされてたくさんの人に伝えられます。

今回紹介した作品も、出品しきれなかった全ての作品も、その「表現」を全力で作っています。

そんな中、出稿量の少ない僕の広告を評価してくれたのは、
山陰広告賞もその観点から、「表現」に重点を置いて「広告の力」をジャッジしてくれているからかもしれないなと思いました。



前回から2回にわたって綴った作品紹介でしたがいかがだったでしょうか?

今回も滑り込みで4月中に書き上げることができました!(ほっ)

GW初日の隠岐は荒天でしたが、今後は天気も良さそうだし、人出も多そうですね!みなさま楽しんでお過ごしくださいませ!
ではまた次回!

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