「商品が好きだから」だけで仕事を選んだ末路


私は約2ヶ月前から服のセレクトショップでアルバイトをしています。

その職場は、私が何年も前から顧客として利用していて、置いてある洋服も本当に好きなので、
就職前ラストチャンスと思いそこでアルバイトをすることにしました(前の記事を読んでくださった方には既知の内容ですね)

そのため、まさにタイトル通り「商品が好き」
で選んだ仕事です。

個人的には、結論から言うと、少なくとも売る立場として商品に好意的であることは前提として大事だが、それよりも仕事内容・職場の風土の方が何倍も大事だと気づきました。

自分の幸福度を高めてくれたものであるから、商品は好きだけど、好きの程度がそれ以上になることはないためです。

たとえば、お客さんを通じて色んな視点を得ることでそうなりました。

私は、平均的な身長・体重なので、自分が着る時にサイズなどを気にしたことはありませんでした。
ですが、私の働いているお店に置いてある服は、だいたいワンサイズしかない(靴も23か24cmのみ)ことから、身長が小さかったり逆に大きい方などを接客した際に、
「もう少し小さいのがあれば」とか「大きければ買うのに」
と言った声を耳にするので、申し訳ない気持ちになります。こういうときは、ユニクロだったらこんな気持ちにならないなと思ったりします。

そのため、アルバイトしなかったら気づかなかったネガティヴな側面が見えてしまうため、
「好き」がそれ以上になることはないからです。

次に、職場の風土です。
私の働いているところは、とても上下関係がしっかりしていて、いわゆる体育会系でした。
(売っているものや店内の雰囲気からはとても想像できない)

必ず休憩に行く時は職位が高い人から順番に全員に挨拶をして回る、一番下の職位が掃除をする、店内では端まで届くように大きな声を出す、個人売上が割り振られていて、それが全員可視化されている
などです。
私は、部活も中学生までしかやっていなかったこともあり、こういう環境になれていないため、
今一番それに慣れることが大変です。

とくに、社員は個人売上が大事なので、店内ではさりげなくスタッフ同士が顧客の奪い合いをしています。

私は集団主義的な人間ではないので、個人で売上を作っていくことは好きですが、よくわからない面倒なルールは好きじゃないので、そこは不満に感じています。ですがアルバイトの身なのでなかなか伝えられもせず…

入ってみると、このような気づきがありました。

なので、好きだけでは仕事は選んでいけないと思いました。


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