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私と中森明菜のI MISSED "THE SHOCK"

初めて聞いたとき、
世界で一番綺麗な曲だと思った。
それが I MISSED "THE SHOCK"

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基本的には小松未歩と石川智晶が好きな南葦ですが、
80年代の中森明菜シングルA面は全部歌えます。
あとオフェリアも。

理由?最初は仕事の付き合いです。
でも、これも仕事と思って聞き始めたら、
いつの間にかすごく好きになっちゃってました。

松田聖子も頑張って覚えようとしたけど、
聖子か明菜か?と問われると明菜様なんだな。

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I MISSED "THE SHOCK" という曲

タイトル意味不明です。
本人も意味不明だそうです。
でも、崩壊感と悲壮感だけは、すごく伝わってきます。

歌い方も呟きというか囁きというか…
めっちゃ憂鬱な感じ。ザ・メランコリー。

と思ったらサビが激しい。
でもその激しさって崩壊に向かっているんですよね。

あと、 「え→あ」 はよく言われますね。
"Lonely night in the rain" を、どう聞いても
「レーーーイン」と伸ばすのでなく
「レーーアーン」と歌っていますが、
ものすごく感情こもってるのでいいんです。

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私と I MISSED "THE SHOCK"

この曲、実は独身の頃はよくカラオケで歌ってました。
今思うと三十手前まで中二病をこじらせていましたね。
綺麗なものほど壊れやすいみたいな表現が好きで、
暗い部分を抱えることを自ら選んでいました。

今は、綺麗だとは思うけど、歌おうとは思わない。
幸せが逃げてっちゃう気がするから。

それでも、彼女の幅のある歌い方は好きだし、
福士久美子の編曲も綺麗だと思います。

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いかにも打込みな曲調が、私は結構好きです。

80年代に生まれたから、あの頃の曲調を、
赤子のときに聞いて刷り込まれたのかも。

当時のテレビの音楽番組では、
伴奏をスタジオで演奏することが一般的だったけど、
それはそれで違った味わいがあって好き。

冒頭でも書いたけれど、今でも
世界で一番綺麗な曲だと思います。

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きれいなだけじゃ…

綺麗だ綺麗だと散々書いたけれど、
綺麗なだけじゃダメなんです。というのは、

歌詞の中に

きれいなだけじゃ 
やさしいだけじゃ
むなしいだけじゃない

とあるんです。

未だに解釈に迷うんですが…
ずっとこの部分の意味って
「綺麗なだけでも優しいだけでも(いけない)」
「むなしいだけでなく(もっと悲しいことになる)」
と思ってました。

でもある時、こうも思いました。
「綺麗なだけ、優しいだけでは 
 むなしいだけじゃありませんか」
とも解釈できるな、と。

うーん?どっち?

どっちにしても、
きれい、やさしい、という一見プラスの在り方も、
それだけでは人生やっていけないって思います。

ゆえに、世界で一番綺麗な曲は、
私が一番好きな曲ではないのです。

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私と中森明菜

明菜様というと薄幸な印象があります。

「難破船」を涙ながらに歌ったという逸話とか特に。

曲に入り込むって、
歌手としては才能の一つだとは思います。

でも、
自分の人生まで歌に入り込むことは
なかったんじゃないだろうかとも思います。
(詳しいことは割愛)

良い子過ぎたんじゃないかな。
もっと自分を大事にして良かったんじゃないかな。
なんて、にわかファンの戯れ言ですね。

一時代を牽引したわけだから、
もう休んでいいんじゃなかろうか。

新曲は聞ければ嬉しいけど、今は体調第一で、
自分のペースを大切にしてほしいと思います。

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あとがき

中森明菜さんを明菜様と度々書きましたが、
10年程度のにわかファンなもので…
ご本人をなんと呼べばいいかわかわらず、
こちらで相談した結果です。
無茶振りにも快くお返事いただき恐縮です。

ホーッホーッホーッ

フッフッフー

おしまい

応援してくださるそのお気持ちだけで、十分ありがたいのです^_^