事故物件について考える
先日の日経新聞の記事。
自然死は告知不要。
今まで曖昧だった「事故物件」の判断基準を国が初めて示した。
業界としては、知り得た情報はすべてお伝えすることになっているが、借りる側や買う側だけでなく、貸す側や売る側の双方にとっても公平であるべきである。
一度事故物件になってしまうと、賃料や価格が激減するのが一般的であり、大家さん、オーナーさんからしたら死活問題だ。
その為、賃貸物件の中には事故物件になってしまった部屋に関係者を一度住まわせ、なにもなかったかのように再度募集されているところもある。
明確なルールがないことで、事故物件にならないよう高齢者には貸さないといった不動産オーナーもでてきてしまっていたのも事実。
個人的には告知不要とはいえすべてを知った上で決めてもらうことがいいと思っている。
私も過去に事故物件を買ってもらったことがある。
買主は科学者や住職だった。
「死」に対する考え方により行動が変わることもあるのだと感じた取引だった。
この立地でこの価格はありがたいと心から喜んでいる姿は今でも忘れられない。
今回あらたに指針がでたことにより、少なからず良い方向に向かってくれることを祈念している。
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