食べるものの生き方を知る
ずいぶん前に読んだ本で
「私が動物を食べないのは
殺される時に動物が抱く
怖い感情や悲しい感情を
自分の中に取り入れてしまうことも
ひとつの理由だ」
と書いてあった
その時はピンとくるようで来なくて
分かったようで奥深くまで理解できなかった
時を経てアーユルヴェーダを学び始め
植物や動物が
どういった場所で育ち
どういう大きさで
どういう性格か
で影響を受けることを知る
生姜が地に根付くように
私たちをグラウンディングさせ
葉物が空に向かって伸びるように
私たちに軽やかさを与えてくれる
なるほどな~と
自然に沿った法則は
私たち人間と
動物や植物、自然界に及ぶエネルギーも
何ひとつ同じなんだ
あの時の本の一言は
今も大きく響いている
目の前の食事を
ただ栄養素として考えるだけじゃ
味気ない
その食べ物の人生を
ちょこっとだけでも
立ち止まって考えてみたいものです