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「腰が引けてしまう」という病理

中間管理職・・・すなわち、部下(後輩)のマネジメントや育成を仰せつかって、2019年秋にて、満5年。

「アタシなんぞが、大丈夫かしら・・・」

と、最初は多々思いつつ。胃が痛い思いもさんざんしましたっけ。会社行きたくない、辞めたい・・・何度思ったか分かりません。

でも、なんとか・・・(笑)方々からお叱りも日々多数ですけれど、お褒めの言葉もいただく事ができるようになってきました。

さてと。この中間管理職のマストスキルである、人材育成やマネジメント。

単なる業務遂行能力と、マネジメント力というものって、ITリテラシーや何かの特定のジャンルに関係者より精通している(要するにネットによくいるヲタ)・・・とかと同様に、何らもって比例や相関関係が存在しないものです。

ですから、会社勤めで一生終える、かつ、そこそこ出世したいとか、一定のステータスは得たい、というのであれば、それこそ経営やアカウンティング同様、新人時代から自分で体得していくしかありません。

「俺、出世したくないから。人材育成やらマネジメントやら、まして経営にアカウント?(←何かと勘違い?)どうでもいいんだよ、ババア!!」

とかいう方。とりあえず、最後まで読んでください。

体得(=学習)していく方法?? 色々ありますよ。

経営なら、ファイルサーバのアクセス権が許す限り、片っ端からイントラの節々や社会文書の数々を小休憩でコーヒーでも飲みながらとか、スキマ時間に目を通すとか。アカウンティングなら、経理の若手と仲良くなり、財務諸表のあれやこれやを教えてもらうとか。

それに合わせ、日経と日経BP社、東洋経済新報社、ダイヤモンド社、プレジデント社、あとは毎日新聞デジタルの「経済プレミア」や、毎日新聞出版の「エコノミスト」あたりに日々目を通す。

※全国紙の一般紙4紙のどれか1紙と、日経電子版。あとは東洋経済オンライン、ダイヤモンド・オンライン、プレジデントオンラインをかいつまんで・・・くらいで可です

無料で読める記事も、このネット全盛時代、多い以前に、もうあふれんばかり以上の大洪水じゃないですか。

あとは、先輩や周囲の同僚、特に「優秀」「キレモノ」と言われる人物。できるだけ、仲良くしておく。そして、常に背中を追い研究する。

マネジメントであれば、上司が何をやっているか? ロールをこなしているか? ダメな点があるとして? 自分ならどうするか? 自分なりにロールプレイングしてみる。

定常業務だけで、アップアップなのは分かります。ですが、とにかく少しでもいいから、こつこつ勉強しないと。

別に定時後、スクールや異業種交流会に通わなくとも、いくらでも体得できる。いや、それはあとでいいんです。

※「異業種交流会」。いきなり行っても疎外感満点以前に、話に着いていけないのでは・・・??

さて、最近

ミナコさんの仕事の心得

みたいなのを、良く聞かれるようになり、この辺を要約して話してみるmんです・・・。

これが。チャットでたわいもない範囲での会話だと、7割くらいのケースで、返信が途絶えるんです。

あとで

「どうしたの?」
「何か参考になった?」
「悪いこと言った?」

と話すと、

「ミナコさん、努力されてるんですね・・・私にはマネできません」
「聞いてて『オエッ!!』となんか胃痛。腰が引けちゃいまして」

とかの反応をもらう事が、これもまた多い。

アタシはフックやFYIをトランスファーしているだけで、

「今すぐやりなさい!!」

と、お説教の如く言ってるワケじゃないんですけどねえ。それに、何か大変なこと言ってますっけ? と。第一、要求もしていません。

これら

「もうアタシ! 出世街道まっしぐらのため、日々努力! 日々勉強!!やる気満点!!!」

なんていう、バリバリキャリアウーマンが描く会社生活への心構えだなんて以前の話じゃないですか。

何か小さな事からコツコツやりなさいとか、デキル人にアタマ下げて教わる・他人のテクニックを研究するとか。

こんな次元の話「姿勢」の問題にしか過ぎません。

・・・というか、高校や大学。それでよく卒業できたなあ、と思います。それで。

完全受け身の姿勢で、少なくともMARCHレベル以上の大学入試突破って、難しいでしょ・・・と。

前在籍社に入社した9年前。

アタシのこと、よくご存じなら、ただのオバサン契約社員から無事正規雇用になったの、ご存じですよね・・・??? と。

大変な道のりであったことは確か。ただ、全力投球、全身全霊を捧げ・・・そんな感じでやっていない。9年も持ちません。アタシ。あくまで

「振り返ってみると」

っていう、断りがつきます。難しいこと何にも言ってないんだけど・・・と。

アタシですら、新人時代やその契約社員時代。仮に

「出世したければ・・・」

以前に

「ビジネスマンの心構えたるや・・・」

そんな話をされても

「きょとん」

と聞いていましたし、

「大変そうだ」
「マネできない」

と、思ってました。

でも、自分なりにトライアルアンドエラーを繰り返し、これら体得し、実践、欠かさず10年以上やってきただけの事。

自分には難しく、聞いただけで「オエッ」と胃痛が起こる話かしら??

マネジメントや人材育成に従事していると、この部下や後輩の

聞いただけで「腰が引けてしまう」病

・・・この傾向がややではあるものの、年々進行、割合が増していっているのが、どうもひっかかる。

難しい事を言っていない、難しいことを何も要求していない、デキル人について学習・・・

これらの、何が大変なのだろう?? と。アタシの

「慣れ」

もしくは

「思い上がりも甚だしい」
「昭和のババアのマウンティングで老害」

なのかしら?? と・・・

この辺の人間関係。で、2019年に入り3件。立て続けに

「グサッ!!」

と来ることがありましてねえ。

なんか、こういう人たちに言いたいのですが、

「アタシ如きにそれこそそんなマウンティング的なご指南を披瀝され(ひけらかし・・・かしら?)、悔しくないのかい!!」

と、思わず、これを大にして言いたくなってきた。

まさか、アタシって上昇志向の塊のようなオバサンとか、陰で言われてるんじゃないのか・・・と、たまに怖くなります。

そりゃ・・・

仮に同姓に限ってみてみましょうか。女性ってなんとまあ「安定志向」の子が多いことかと。

チャレンジング精神にあふれている子。先述の通り、3割弱くらい。

残りの7割強は・・・。

※ネット??? こんな話。気易くできやしません(笑)

その

「話しただけで腰が引ける」

な人々の割合こそ20%くらいに激減します。

しかし、この手の話一度でもしただけで、嫉妬心を募らせたクソリプを投げてくる、小バカにする、最悪、誹謗中傷に至る・・・

それ以前の人間が8割弱か、強かです。

チャレンジング精神云々・・・そんなクラスタって0.0000001%くらい。

かつ、そのチャレンジング的クラスタ(笑)割合、こちらでも年々減少しているような・・・??

(社会や勤務先、生育環境への)文句や不満を言う前に、愚痴を言う前に、ルサンチマンのたぎりをネットに書き連ねる前に

と。何度でも言います。

何か、アタシの述べた1つでも、あなたかじった範囲でやってみて、挫折しての物言いですか?

と、つい本人の前で、言いたくなります。

難しいことを要求していない以前に、FYIでしかないものを呈示し、これですもんねえ。

加速する一方の少子化時代の、これからの日本。ホント大丈夫だろうか・・・。

Photo by hehaden on Visualhunt.com License : CC BY-NC


最後までお読み頂き、ありがとうございました。他にも多くの記事を執筆(現状「予定」でしかありませんが・・・)の予定です。お時間が許す範囲で拝読願えれば幸いです