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主体的に生きることを手放さない

最近、会社で初の役員となった女性先輩と話をした。ガラスの天井を破ったと皆言われるけど、役員になることに興味があった訳ではないから、良いのかどうか、、、と謙遜されていた。何万人も社員がいる大企業で初の女性役員は並大抵の努力じゃなれないと思うので、本当に尊敬。35年与えられた目の前のことを頑張ってやっていると、また次のチャレンジが与えられるという具合に、数年ごとに色々な経験をしながら、階段を上がってきたとおっしゃっていた。

私は転職をしながらキャリアを築いてきたのと、チャレンジが定期的に与えられるエリートコースにのっていないからか、流れに乗るってことがいまいちピンとこない。仕事が前年の繰り返しになりそうだったり、周りがよく知った人たちに囲まれて心地よくなってくると、このままだと成長できないんじゃないかと不安になって、そこから出ていきたくなってしまうのだ。多分、もう1、2年待つと何かが起こるのかもしれないのだけど、その数年を待たずに飛び出していってしまう。会社が自分のキャリアを考えてくれるはずないし、時代も環境も変わっていくのでそこの判断は会社に委ねられない、と思っているところもある。そんなことで、3月末で会社を辞めるのだ。

正直、世の中の変化のスピードが速く、自分が歳をとってきてついていけなくなってきている現状を自覚せざるを得ない今、これをやりたいあれをやりたいというのが、本当に良いのかどうか、だんだん自信がなくなってきた。自分よがりでこれをやりたいって言うのは、ひょっとして頑固になるってことか?もう世の中よくわからないからまあ適当でいっかは、ぶら下がり社員ってことか?私がなりたくないと思っていたタイプのサラリーマンに、自分も一瞬でなるかもしれないのは、恐ろしい。自分の頭で考えて主体的に生きることは、絶対に手放してはいけないのだ。

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